vSphere 5.x 以降には、ESXi を vSphere Auto Deploy でインストールする方法がいくつか用意されています。
vSphere Auto Deploy を使用すると、ESXi ソフトウェア搭載の物理ホストを大量にプロビジョニングすることができます。デプロイするイメージと、そのイメージを使用してプロビジョニングするホストを指定できます。任意で、ホストに適用するホスト プロファイルと、各ホストの vCenter Server の場所(データセンター、フォルダまたはクラスタ)とスクリプト バンドルを指定できます。
vCenter Server は、ESXi のアップデートおよびパッチをイメージ プロファイルの形式でダウンロードできるようにします。ホスト構成がホスト プロファイルの形式で提供されます。vSphere Web Client を使用してホスト プロファイルを作成できます。vSphere ESXi Image Builder を使用すると、カスタム イメージ プロファイルを作成できます。vSphere ESXi Image Builder を使用したインストールのカスタマイズおよび『vSphere のホスト プロファイル』を参照してください。
vSphere Auto Deploy を使用してホストをプロビジョニングする場合、vCenter Server は ESXi イメージをホストのメモリに直接読み込みます。vSphere Auto Deploy は、ホスト ディスクの ESXi 状態を保存しません。vSphere Auto Deploy サーバは、ホストが起動するたびに、このホストのプロビジョニングを続行します。
vSphere Auto Deploy を使用して、ESXi ホストをインストールし、ホストが ESXi イメージおよび構成をローカル ディスク、リモート ディスクまたは USB ドライブに保存するためのホスト プロファイルを設定することもできます。その後、ESXi ホストはこのローカル イメージから起動し、以後 vSphere Auto Deploy はホストのプロビジョニングを行いません。このプロセスは、スクリプト化されたインストールと同様の処理となります。スクリプト化されたインストールでは、スクリプトによってホストがプロビジョニングされ、その後ホストはディスクから起動されます。今回の場合は、vSphere Auto Deploy がホストをプロビジョニングし、その後ホストはディスクから起動されます。詳細については、ステートレス キャッシュおよびステートフル インストールの vSphere Auto Deploy の使用を参照してください。