組み込み Platform Services Controller を使用するスタンドアロン vCenter Server を展開またはインストールしており、vCenter Single Sign-On ドメインに vCenter Server インスタンスを追加して拡張しようとしている場合、既存の vCenter Server インスタンスを再構成し、外部 Platform Services Controller に再ポイントできます。

このタスクについて

図 1. 組み込み Platform Services Controller を使用するスタンドアロン vCenter Server インスタンスの再構成および外部 Platform Services Controller へのそのインスタンスの再ポイント
同じ vCenter Single Sign-On サイト内への外部 Platform Services Controller インスタンスの展開またはインストール、およびこの外部 Platform Services Controller インスタンスへの vCenter Server インスタンスの再ポイント

表 1. 凡例

矢印または直線

説明

2 つの Platform Services Controller インスタンスの間のレプリケーション関係を表す青い両矢印

2 つの Platform Services Controller インスタンスの間のレプリケーション関係

外部 Platform Services Controller を使用する vCenter Server インスタンスの登録を表す緑の直線

外部 Platform Services Controller を使用する vCenter Server の登録

システムのある状態から別の状態への移行を表す青い大きな矢印

移行手順

注:

組み込み Platform Services Controller を使用する vCenter Server インスタンスを再構成し、このインスタンスを外部 Platform Services Controller インスタンスに再ポイントする処理は、実行後は組み込み Platform Services Controller を使用する vCenter Server に戻すことはできない、一方向の処理です。

前提条件

  • 外部 Platform Services Controller インスタンスを、同じ vCenter Single Sign-On サイト内の既存の組み込み Platform Services Controller インスタンスのレプリケーション パートナーとして展開またはインストールします。

    注:

    現在の vCenter Single Sign-On サイトは、vmfad-cli コマンドを使用することで特定できます。

    • 組み込み Platform Services Controller を使用する vCenter Server Appliance の場合、root としてアプライアンス シェルにログインし、コマンドを実行します。

      /usr/lib/vmware-vmafd/bin/vmafd-cli get-site-name --server-name localhost
    • 組み込み Platform Services Controller を使用する vCenter Server インスタンスの Windows インストールの場合、管理者として Windows マシンにログインし、Windows コマンド プロンプトを開き、コマンドを実行します。

      C:\Program Files\VMware\vCenter Server\vmafdd\vmafd-cli get-site-name --server-name localhost
  • 組み込み Platform Services Controller を使用する vCenter Server と外部 Platform Services Controller インスタンスのスナップショットを作成しておくことで、再構成に失敗したときに、そのスナップショットに戻せるようにします。

  • vCenter HA クラスタで構成されている Platform Services Controller が組み込まれた vCenter Server Appliance を再構成する場合は、その vCenter HA 構成を削除します。vCenter HA 構成の削除方法については、『vSphere の可用性』を参照してください。

手順

  1. 組み込み Platform Services Controller を使用する vCenter Server インスタンスにログインします。

    オプション

    手順

    組み込み Platform Services Controller を使用する vCenter Server Appliance の場合

    アプライアンス シェルに root としてログインします。

    • アプライアンス コンソールに直接アクセスできる場合は、Alt+F1 を押します。

    • リモート接続する場合は、SSH などのリモート コンソール接続を使用して、アプライアンスへのセッションを開始します。

    組み込み Platform Services Controller を使用する vCenter Server の Windows インストール環境の場合

    管理者として Windows マシンにログインし、Windows コマンド プロンプトを開いて C:\Program Files\VMware\vCenter Server\bin に移動します。

  2. すべての Platform Services Controller サービスが実行されていることを確認します。

    service-control --status --all コマンドを実行します。

    稼働していなければならない Platform Services Controller サービスとして、VMware License Service、VMware Identity Management Service、VMware Security Token Service、VMware Certificate Service、および VMware Directory Service があります。

  3. cmsso-util reconfigure コマンドを実行します。

    cmsso-util reconfigure --repoint-psc psc_fqdn_or_static_ip --username username --domain-name domain_name --passwd password [--dc-port port_number]

    ここで、角括弧 [ ] で囲まれているのはオプションの項目です。

    ここでの psc_fqdn_or_static_ip は、外部 Platform Services Controller インスタンスを特定するために使用するシステム名です。このシステム名は、FQDN または固定 IP アドレスにする必要があります。

    注:

    FQDN 値は大文字と小文字を区別します。

    username オプションと password オプションは、vCenter Single Sign-On domain_name の管理者ユーザー名とパスワードです。

    カスタムの HTTPS ポートで外部 Platform Services Controller が稼働している場合は、--dc-port オプションを使用します。HTTPS ポートのデフォルト値は 443 です。

    たとえば、外部 Platform Services Controller がカスタムの HTTPS ポート 449 番で稼働している場合は、次のオプションを指定して実行する必要があります。

    cmsso-util reconfigure --repoint-psc psc.acme.local --username administrator --domain-name vsphere.local --passwd Password1! --dc-port 449

  4. vSphere Web Client を使用して vCenter Server インスタンスにログインし、vCenter Server インスタンスが実行中であり管理可能であることを確認します。

タスクの結果

組み込み Platform Services Controller を使用する vCenter Server が降格され、vCenter Server が外部 Platform Services Controller にリダイレクトされます。

次のタスク

  • 追加の vCenter Server および Platform Services Controller インスタンスを vCenter Single Sign-On ドメインに展開またはインストールできます。

  • vCenter HA クラスタで構成されていた Platform Services Controller が組み込まれた vCenter Server Appliance を再構成した場合、その vCenter HA 構成を削除できます。vCenter HA の構成方法については、『vSphere の可用性』を参照してください。