各データ カウンタにはいくつかの属性が含まれ、その属性によって収集する統計値が決定されます。サポートされるカウンタのリストと説明については、『vSphere API リファレンス』 を参照してください。

表 1. データ カウンタの属性
属性 説明
測定単位

統計量の測定基準。

  • キロバイト (KB): 1,024 バイト
  • KB/秒 (KBps): 1,024 バイト/秒
  • キロビット (kb): 1,000 ビット
  • kb/秒 (kbps): 1,000 ビット/秒
  • メガバイト (MB)
  • メガバイト毎秒 (MBps)
  • メガビット (Mb)、Mb/秒 (Mbps)
  • メガヘルツ (MHz)
  • マイクロ秒 (µs)
  • ミリ秒 (ms)
  • 回数 (#)
  • パーセント (%)
  • 秒 (s)
説明 データ カウンタの説明。
統計タイプ

統計期間中に使用する測定。測定の単位に対応します。

  • 比率: 現在の統計期間での値。
  • 差分: 前回の統計期間からの変化。
  • 絶対値: 統計期間に依存しない絶対値。
ロールアップ タイプ

統計期間のデータをロールアップするために使用する計算方法。カウンタ用として戻される統計値のタイプが決定されます。

  • 平均値: 期間中に収集したデータを集計して平均値を算出。
  • 最小値: 最小値をロールアップ。
  • 最大値: 最大値をロールアップ。

    最小値および最大値は収集レベル 4 でのみ収集および表示されます。最小および最大のロールアップ タイプは、期間中のデータのピークを捕捉するために使用されます。リアルタイム データでは、値が現在の最小値または現在の最大値になります。履歴データでは、値が平均最小値または平均最大値になります。

    たとえば、CPU 使用率チャートに関する次の情報は、収集レベル 1 で平均が収集され、収集レベル 4 で最小値と最大値が収集されることを示します。

    • カウンタ: usage
    • 単位: パーセンテージ (%)
    • ロールアップ タイプ: 平均 (最小値/最大値)
    • 収集レベル: 1 (4)
  • 合計: 収集されたデータが合計されます。チャートに表示される測定値は期間中に収集されたデータの合計値を表します。
  • 最新値: 期間中に収集されたデータが設定値。パフォーマンス チャートに表示される値は、現在の値です。
収集レベル 統計を収集するために使用するデータ カウンタの数。収集レベルは 1 ~ 4 で、4 のカウンタ数が最も多いです。
注: : 高い収集レベルを設定する場合は、プロセスに必要なリソース使用量が大幅に増加するため、注意が必要です。詳細については、 データ収集レベル を参照してください。