CPU (%) のチャートは、仮想マシンの CPU 使用量および作動可能な値を表示します。

このチャートは、仮想マシンの パフォーマンス タブの ホーム ビューにあります。

表 1. データ カウンタ

チャートのラベル

説明

使用量

使用中の仮想 CPU 量について、利用可能な CPU 合計量のパーセンテージで表したもの。

CPU 使用量は、仮想マシンで利用可能なすべての仮想 CPU の平均 CPU 使用量です。

たとえば、1 つの仮想 CPU を持つ仮想マシンが 4 つの物理 CPU を持つホスト上で動作している場合、CPU 使用量は 100% となり、その仮想マシンは 1 つの物理 CPU を完全に使用していることになります。

仮想 CPU 使用量 = 使用量 (MHz) ÷ (仮想 CPU 数 × コア周波数)

注:

これは、CPU の使用量に関するホストのビューで、ゲスト OS のビューではありません。

  • カウンタ: 使用量

  • 統計タイプ:比率

  • 単位: パーセンテージ (%)。精度は 100 分の 1 % です。値は 0 ~ 100 です。

  • ロールアップ タイプ:平均 (最小値/最大値)

  • 収集レベル: 1 (4)

準備完了

仮想マシンが作動可能状態だったものの、物理 CPU 上での実行をスケジュール設定できなかった時間のパーセンテージ。

CPU 作動可能時間は、ホスト上の仮想マシンの数と仮想マシンの CPU 負荷に依存します。収集レベル 1 では、仮想マシン上にあるすべての仮想 CPU の平均 CPU 作動可能時間が表示されます。収集レベル 3 では、仮想マシン上にある各仮想 CPU の平均 CPU 作動可能時間も表示されます。

  • カウンタ:ready

  • 統計タイプ:比率

  • 単位: パーセンテージ (%)

  • ロールアップ タイプ: 合計

  • 収集レベル: 1

チャートの分析

CPU 使用量または CPU 作動可能の瞬間的な上昇は、仮想マシン リソースを最大限に活用していることを意味します。ただし、仮想マシンの CPU 使用量の値が 90%、CPU 作動可能の値が 20% を超える場合、パフォーマンスに影響があります。

パフォーマンスに影響がある場合、次のリストにある改善策の実行を検討してください。

表 2. CPU パフォーマンスの向上に関するアドバイス

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解決方法

1

ホスト上のすべての仮想マシンに VMware Tools がインストールされていることを確認する。

2

優先順位の高いすべての仮想マシンには CPU 予約を設定し、必要な CPU サイクルを確保できるようにします。

3

仮想マシンの CPU 使用量の値と、同じホストまたはリソース プールにある別の仮想マシンの CPU 使用量とを比較する。ホストの 仮想マシン ビューの積み重ね線チャートは、そのホスト上の仮想マシンの CPU 使用量を示します。

4

CPU 使用量時間が CPU 制限の設定に到達したことによって、仮想マシンの作動可能時間の値が高くなっているのかどうかを判断する。それが原因である場合、仮想マシンの CPU 制限を増やします。

5

CPU シェアを増やし、仮想マシンの実行機会を増やす。ホスト システムが CPU によって制約されている場合、ホストの合計作動可能時間は同じレベルのまま維持される場合があります。ホストの作動可能時間が減らない場合、優先順位の高い仮想マシンには CPU 予約を設定し、必要な CPU サイクルを確保できるようにします。

6

仮想マシンに割り当てられるメモリの量を増やす。これにより、キャッシュを行なうアプリケーションで、ディスクやネットワークの操作が減少します。これでディスク I/O が低下し、ホストでハードウェアを仮想化する必要性が減少します。一般的に、リソース割り当てが少ない仮想マシンでは、CPU 作動可能時間が堆積します。

7

仮想マシン上の仮想 CPU 数を、ワークロードの実行に必要な数にまで減らす。たとえば、シングル スレッドのアプリケーションが 4 ウェイの仮想マシン上にあっても、利用できるのは 1 つの vCPU だけです。しかし、アイドル状態にある 3 つの vCPU をハイパーバイザーで管理すると、CPU サイクルを別の処理に使用できます。

8

DRS クラスタにホストを追加していない場合、ホストを追加する。ホストが DRS クラスタにある場合、ホストの数を増やし、1 台以上の仮想マシンを新しいホストに移行させます。

9

必要に応じて、ホストの物理 CPU またはコアをアップグレードする。

10

最新バージョンのハイパーバイザー ソフトウェアを使用し、TCP セグメンテーション オフロード、メモリ ページの巨大化、ジャンボ フレームなど、CPU 消費を節約する機能を有効にする。