vSphere Distributed Switch 5.1、および拡張 LACP をサポートしない 5.5 または 6.0 にアップグレードされたスイッチのアップリンク ポート グループの LACP サポートを有効にできます。

前提条件

  • LACP を使用する各ホストで、物理スイッチに個別の LACP ポート チャネルがあることを確認します。
  • 分散ポート グループのロード バランシング ポリシーが IP ハッシュに設定されていることを確認します。
  • 物理スイッチで LACP ポート チャネルが IP ハッシュ ロード バランシングを使用して設定されていることを確認します。
  • 分散ポート グループのネットワークの障害検出ポリシーがリンク ステータスのみに設定されていることを確認します。
  • 分散ポート グループのすべてのアップリンクがチーミングおよびフェイルオーバーの順序でアクティブに設定されていることを確認します。
  • アップリンクに接続されているすべての物理 NIC が同じ速度を持ち、全二重で構成されていることを確認します。

手順

  1. vSphere Web Client で、アップリンク ポート グループに移動します。
    1. Distributed Switch を選択し、[ネットワーク] タブをクリックします。
    2. [アップリンク ポート グループ] をクリックして、アップリンク ポート グループを選択します。
  2. [設定] タブをクリックして、[プロパティ] を選択します。
  3. [編集] をクリックします。
  4. [LACP] セクションで、ドロップダウン リストを使用して LACP を有効にします。
  5. アップリンク ポート グループの LACP ネゴシエーション モードを設定します。
    オプション 説明
    アクティブ グループ内のアップリンク ポートはすべてアクティブ ネゴシエーション モードとなります。アップリンク ポートは、LACP パケットを送信して、物理スイッチ上の LACP が有効なポートとのネゴシエーションを開始します。
    パッシブ アップリンク ポートはすべてパッシブ ネゴシエーション モードとなります。アップリンク ポートは、受信する LACP パケットには応答しますが、LACP ネゴシエーションを開始することはありません。
    物理スイッチ上の LACP が有効なポートがアクティブ ネゴシエーション モードのときは、アップリンク ポートをパッシブ モードに設定できます。また、その逆も可能です。
  6. [OK] をクリックします。