vSphere Distributed Switch をバージョン 5.1 からバージョン 5.5、6.0、または 6.5 にアップグレードした後、Distributed Switch で拡張 LACP サポートに変換して複数の LAG を作成することができます。
分散スイッチに LACP 構成が存在する場合は、LACP サポートの拡張によって新しい LAG が作成され、すべての物理 NIC がスタンドアロン アップリンクから LAG ポートに移行します。別の LACP 構成を作成するには、変換を開始する前に、アップリンク ポート グループの LACP サポートを無効にしておく必要があります。
拡張 LACP サポートへの変換が失敗した場合は、『vSphere トラブルシューティング』 を参照して変換を手動で完了させる方法を確認してください。
前提条件
- vSphere Distributed Switch のバージョンが 5.5、6.0、または 6.5 であることを確認します。
- すべての分散ポート グループで、個々のポートでのアップリンク チーミング ポリシーのオーバーライドが許可されていないことを確認します。
- 既存の LACP 構成から変換する場合は、分散スイッチに 1 つのアップリンク ポート グループしか存在していないことを確認します。
- 分散スイッチに参加するホストが接続され、応答していることを確認します。
- スイッチの分散ポート グループに対する 権限があることを確認します。
- 分散スイッチ上のホストに対する 権限があることを確認します。
注: vSphere Distributed Switch をバージョン 5.1 からバージョン 6.5 にアップグレードすると、LACP サポートは自動的に拡張されます。アップグレードの前に分散スイッチで基本 LACP サポートが有効になっていた場合、LACP サポートは手動で拡張する必要があります。
手順
結果
これで、vSphere Distributed Switch で拡張 LACP サポートに変換できます。
次のタスク
分散スイッチで LAG を作成して、接続されているホスト上にある複数の物理 NIC のバンド幅を集約します。