vSphere 5.5 以降では、SR-IOV 対応の物理アダプタの物理機能 (PF) と仮想機能 (VF) の両方を構成して仮想マシン トラフィックを処理できます。
SR-IOV 物理アダプタの PF は仮想マシンが使用する VF を制御し、これらの SR-IOV が有効にされた仮想マシンのネットワークを処理する標準スイッチまたは Distributed Switch を通過するトラフィックを伝送できます。
SR-IOV 物理アダプタは、スイッチのトラフィックをバッキングするかどうかによって異なるモードで動作します。
混合モード
物理アダプタはスイッチに接続した仮想マシンに仮想機能を提供し、スイッチ上の非 SR-IOV 仮想マシンからのトラフィックを直接処理します。
スイッチのトポロジ ダイアグラムで SR-IOV 物理アダプタが混合モードであるかどうかを確認できます。混合モードの SR-IOV 物理アダプタには、標準スイッチの物理アダプタのリスト、または Distributed Switch のアップリンク グループ アダプタのリストで というアイコンが表示されます。
SR-IOV 専用モード
物理アダプタは仮想スイッチに接続した仮想マシンに仮想機能を提供しますが、スイッチ上の非 SR-IOV 仮想マシンからのトラフィックをバッキングしません。
物理アダプタが SR-IOV 専用モードであるかどうかを確認するには、スイッチのトポロジ ダイアグラムを調べます。このモードでは、物理アダプタは 「外部 SR-IOV アダプタ」 という別のリストにあり、 というアイコンが表示されます。
非 SR-IOV モード
物理アダプタは VF 対応の仮想マシンに関連したトラフィックに使用しません。非 SR-IOV 仮想マシンからのトラフィックだけを処理します。