仮想マシンが十分なバンド幅を確実に利用できるようにするため、vSphere では、バンド幅予約とチーミング ポリシーに基づいて、ホストおよびクラスタ レベルでアドミッション コントロールを実装します。

vSphere Distributed Switch のバンド幅のアドミッション コントロール

仮想マシンをパワーオンすると、Distributed Switch の Network I/O Control 機能が、ホストで次の条件が満たされていることを確認します。

  • ホスト上の物理アダプタが、チーミング ポリシーと予約に従って、仮想マシン ネットワーク アダプタに最小限のバンド幅を提供できる。

  • 仮想マシン ネットワーク アダプタ用の予約が、ネットワーク リソース プール内の空き割り当てより小さい。

実行中の仮想マシンのネットワーク アダプタ用の予約を変更すると、Network I/O Control は、関連するネットワーク リソース プールが新しい予約に対応できるかどうかを再度確認します。プール内の空き割り当てが不足している場合は、変更は適用されません。

vSphere Distributed Switch でアドミッション コントロールを使用するには、次のタスクを実行します。

  • Distributed Switch 上の仮想マシン システム トラフィックに対して、バンド幅割り当てを構成します。

  • 仮想マシン システム トラフィックに対して構成されたバンド幅の予約割り当てを、ネットワーク リソース プールに構成します。

  • ネットワーク リソース プールを、仮想マシンをスイッチに接続する分散ポート グループに関連付けます。

  • ポート グループに接続された仮想マシンのバンド幅要件を構成します。

vSphere DRS のバンド幅のアドミッション コントロール

クラスタ内の仮想マシンをパワーオンすると、vSphere DRS はアクティブなチーミング ポリシーに従って、その仮想マシン用に予約されたバンド幅が確保されるキャパシティを持つホストに、その仮想マシンを配置します。

次のような場合、vSphere DRS は、仮想マシンのバンド幅予約に対応するため、仮想マシンを別のホストに移行します。

  • 予約は、元のホストが対応できなくなる値に変更される。

  • 仮想マシンからのトラフィックを転送する物理アダプタがオフラインである。

vSphere DRS でアドミッション コントロールを使用するには、次のタスクを実行します。

  • Distributed Switch 上の仮想マシン システム トラフィックに対して、バンド幅割り当てを構成します。

  • Distributed Switch に接続された仮想マシンのバンド幅要件を構成します。

仮想マシンのバンド幅要件に基づくリソース管理の詳細については、ドキュメント『vSphere のリソース管理』を参照してください。

vSphere HA のバンド幅のアドミッション コントロール

ホストでエラーが発生するかホストが隔離されると、vSphere HA は、バンド幅予約とチーミング ポリシーに基づいて、クラスタ内の別のホスト上の仮想マシンをパワーオンします。

vSphere HA でアドミッション コントロールを使用するには、次のタスクを実行します。

  • 仮想マシン システム トラフィック用のバンド幅を割り当てます。

  • Distributed Switch に接続された仮想マシンのバンド幅要件を構成します。

仮想マシンのバンド幅要件に基づく vSphere HA によるフェイルオーバー機能の提供については、ドキュメント『vSphere の可用性』を参照してください。