ストレージ DRS を使用することで、データストア クラスタの統合されたリソースを管理できます。ストレージ DRS が有効な場合、データストア クラスタ内のデータストア全体で容量と I/O リソースのバランスを調整するための仮想マシンのディスク配置および移行に関する推奨が提供されます。

ストレージ DRS を有効にすると、以下の機能が有効になります。
  • データストア クラスタ内のデータストア間における容量のロード バランシング。
  • データストア クラスタ内のデータストア間における I/O のロード バランシング。
  • 容量および I/O ワークロードに基づく仮想ディスクの初期配置。

データストア クラスタ設定ダイアログ ボックスのストレージ DRS を有効にするためのチェック ボックスで、これらすべてのコンポーネントが一度に有効または無効になります。必要に応じて、ストレージ DRS の I/O 関連の機能を、容量のバランシング機能とは別に無効にすることができます。

データストア クラスタ上でストレージ DRS を無効にした場合、ストレージ DRS 設定は保存されます。ストレージ DRS を有効にしたときに、データストア クラスタに対する設定は、ストレージ DRS が無効にされた時点の設定に戻ります。

手順

  1. vSphere Web Client ナビゲータで、データストア クラスタを参照して移動します。
  2. [構成] タブをクリックし、[サービス] をクリックします。
  3. [ストレージ DRS] を選択し、[編集] をクリックします。
  4. [vSphere DRS をオンにする] を選択し、[OK] をクリックします。
  5. (オプション) ストレージ DRS の I/O 関連の機能のみを無効にするには、容量関連のコントロールを有効にしたままで、次の手順を実行します。
    1. [ストレージ DRS][編集] を選択します。
    2. [SDRS 推奨に対して I/O メトリックを有効にします] チェック ボックスを選択解除して、[OK] をクリックします。