ストレージ DRS の問題を診断するには、手動でストレージ DRS を実行する前に、ストレージ DRS 統計情報を削除できます。

重要: ストレージ DRS 統計情報を削除するオプションを有効にした場合、このオプションを無効にしないかぎり、統計情報はストレージ DRS が実行されるたびに削除されます。ストレージ DRS の問題の診断後は、常にこのオプションを無効にしてください。

前提条件

データストア クラスタ用のストレージ DRS を有効にします。

手順

  1. ClearIoStatsOnSdrsRun オプションを有効にします。
    1. vSphere Web Client ナビゲータで、データストア クラスタを参照して移動します。
    2. [構成] タブをクリックし、[サービス] をクリックします。
    3. [vSphere DRS] を選択し、[編集] をクリックします。
    4. [詳細オプション] を展開して、[追加] をクリックします。
    5. 「オプション」列に「ClearIoStatsOnSdrsRun」と入力します。
    6. 対応する値テキスト ボックスに、「1」 と入力します。
    7. [OK] をクリックします。
  2. データストア クラスタ用のストレージ DRS を実行します。
    vSphere Web Client インベントリ内のすべてのデータストア クラスタにあるすべてのデータストアおよび仮想ディスクについての現在のストレージ DRS 統計情報が削除されますが、新しい統計情報は収集されません。
  3. ClearIoStatsOnSdrsRun フラグ値を 0 に変更して無効にします。
  4. ストレージ DRS を再度実行します。
    ストレージ DRS が通常どおりに実行されます。新しい設定が有効になるまで、数時間かかります。