vSphere Web Client には、DRS クラスタが有効か、オーバーコミットされているか (黄色)、または無効 (赤) であるかが示されます。

DRS クラスタは、いくつかの理由でオーバーコミットまたは無効になります。

  • クラスタは、ホストに障害が起きた場合にオーバーコミットされる可能性があります。
  • vCenter Server を使用できない場合に、vSphere Web Client を使用して仮想マシンをパワーオンにすると、クラスタは無効になります。
  • クラスタは、仮想マシンのフェイルオーバーの最中にユーザーが親リソース プール上で予約を減らした場合に、無効になります。
  • vCenter Server を使用できないときに、vSphere Web Client を使用してホストまたは仮想マシンに変更を行う場合、それらの変更は有効になります。しかし、vCenter Server が再び使用可能になると、クラスタ要件がもはや満たされていないためにクラスタが赤または黄色で表示されることがあります。

クラスタの妥当性のシナリオについて考える場合、次の用語を理解する必要があります。

予約
ユーザーが入力した、固定で保証されたリソース プールの割り当て。
使用済みの予約
それぞれの子リソース プールの予約または使用済みの予約 (いずれか大きな方) の合計。 再帰的に加算されます。
予約なし
負でない値で、リソース プールのタイプによって異なります。
  • 拡張不能なリソース プール: 予約 - 使用済み予約
  • 拡張可能なリソース プール(予約 - 使用済み予約) + 先祖のリソース プールから借用できる未予約リソース