ストレージ ポリシー ベース管理 (SPBM) を使用すると、Storage DRS によって適用される仮想マシン ポリシーを指定できます。データストア クラスタには、異なる機能プロファイルが指定された一連のデータストアを使用できます。仮想マシンにストレージ プロファイルが関連付けられている場合、Storage DRS は基盤となるデータストアの機能に基づいて配置を適用できます。[]

Storage DRS のストレージ プロファイルとの統合の一環として、Storage DRS クラスタ レベルの詳細オプション EnforceStorageProfiles が導入されています。詳細オプション EnforceStorageProfiles には、0、1、または 2 のいずれかの整数値を設定します。デフォルト値は 0 です。このオプションを 0 に設定すると、Storage DRS クラスタにストレージ プロファイルまたはポリシーが適用されません。このオプションを 1 に設定すると、Storage DRS クラスタにストレージ プロファイルまたはポリシーがソフト適用されます。これは、DRS ソフト ルールに似ています。Storage DRS は、最適なレベルでストレージ プロファイルまたはポリシーに従います。Storage DRS は、必要な場合、ストレージ プロファイルに従いません。Storage DRS アフィニティ ルールは、ストレージ プロファイルの適用が 1 に設定されている場合のみ、ストレージ プロファイルより優先されます。このオプションを 2 に設定すると、Storage DRS クラスタにストレージ プロファイルまたはポリシーがハード適用されます。これは、DRS ハード ルールに似ています。Storage DRS は、ストレージ プロファイルまたはポリシーに違反しません。ストレージ プロファイルは、アフィニティ ルールより優先されます。Storage DRS は、非アフィニティ ルール違反を解決できませんでしたというエラーを生成します。

前提条件

デフォルトでは、Storage DRS は仮想マシンに関連付けられているストレージ ポリシーを適用しません。要件に応じて EnforceStorageProfiles オプションを設定してください。オプションは、デフォルト (0)、ソフト (1)、ハード (2) です。

手順

  1. vSphere Web Client に管理者としてログインします。
  2. vSphere Web Client で、Storage DRS クラスタをクリックし、[管理] > [設定] > [Storage DRS] の順に選択します。
  3. [編集] > [詳細オプション] > [構成パラメータ] をクリックし、[追加] の順に選択します。
  4. [オプション] 見出しの下のフィールドをクリックし、「EnforceStorageProfiles」と入力します。
  5. 前に入力した詳細オプション名の右の [値] 見出しの下のフィールドをクリックし、0、1、または 2 のいずれかの値を入力します。
  6. [OK] をクリックします。