ESXi はメモリ圧縮によるキャッシュ機能を備えているため、メモリのオーバーコミットメントの使用時に仮想マシンのパフォーマンスを向上させます。メモリ圧縮はデフォルトで有効になっています。ホストのメモリがオーバーコミット状態になると、ESXi は仮想ページを圧縮し、メモリに保存します。

圧縮メモリへのアクセスは、ディスクにスワップされたメモリへのアクセスよりも早いため、ESXi でメモリ圧縮を使用すると、パフォーマンスに大きな影響を与えることなくメモリをオーバーコミットできます。仮想ページでスワップが必要な場合、ESXi はまずページを圧縮しようとします。2KB 以下に圧縮できたページは仮想マシンの圧縮用キャッシュに保存されるため、ホストの容量が増加します。

vSphere Web Client の詳細設定ダイアログ ボックスで、圧縮キャッシュの最大サイズの設定、およびメモリ圧縮の無効化を行うことができます。