オブジェクトに権限を割り当てるときに、オブジェクト階層の下に向かって権限を伝達するかどうかを選択できます。伝達は、権限ごとに設定します。伝達は、全体的には適用されません。子オブジェクトに定義された権限は、親オブジェクトから伝達された権限を常にオーバーライドします。
次の図に、vSphere のインベントリ階層と、権限を伝達できるパスを示します。
注: グローバル権限では、グローバル ルート オブジェクトから複数のソリューションに渡り権限を割り当てることができます。
グローバル権限 を参照してください。
ほとんどのインベントリ オブジェクトは、階層での単一の親から権限を継承します。たとえば、データストアは親データストア フォルダまたは親データセンターから権限を継承します。仮想マシンは、親仮想マシン フォルダと親のホスト、クラスタ、またはリソース プールの両方から同時に権限を継承します。
たとえば、Distributed Switch、およびそれに関連付けられている分散ポート グループに権限を設定するには、フォルダやデータセンターなど、親オブジェクトに権限を設定します。また、それらの権限を子オブジェクトに伝達するオプションも選択する必要があります。
階層内の権限には、いくつかの形式があります。