VMFS データストアまたはスクラッチ パーティションを作成するには、vmkfstools
コマンドを使用します。
-C|--createfs [vmfs5|vmfs6|vfat]
このオプションにより、disk_ID:P などの指定された SCSI パーティションで VMFS データストアを作成します。このパーティションがデータストアのヘッド パーティションになります。VMFS5 と VMFS6 では、使用可能なブロック サイズは 1 MB のみです。
-C
オプションとともに、次のサブオプションを指定できます。
-
-S|--setfsname
- 作成している VMFS データストアのボリューム ラベルを定義します。このサブオプションは、必ず-C
オプションとともに使用します。指定するラベルは、最大 128 文字で、先頭または末尾にスペースを含めることはできません。注: vCenter Server ではすべてのエンティティの文字数が 80 文字に制限されています。データストア名がこの制限を超える場合は、このデータストアを vCenter Server に追加する際に名前が短縮されます。ボリューム ラベルを定義したら、それを使用していつでも
VMFS ボリューム ラベルを変更するには、vmkfstools
コマンドに VMFS データストアを指定できます。ボリューム ラベルは、ls -l
コマンドで生成されるリストに、/vmfs/volumes
ディレクトリの下にある VMFS ボリュームへのシンボリック リンクで表示されます。ln -sf
コマンドを使用します。次に例を示します。ln -sf /vmfs/volumes/UUID /vmfs/volumes/datastore
datastore は UUID の VMFS に使用する新しいボリューム ラベルです。
注: ホストが vCenter Server に登録されると、VMFS ボリューム ラベルに行う変更は、vCenter Server によって上書きされます。この操作によって、VMFS ラベルがすべての vCenter Server ホスト全体で一致することが保証されます。 -
-Y|--unmapGranularity #[bBsSkKmMgGtT]
- このサブオプションは VMFS6 のみに適用されます。マッピング解除操作の精度を定義します。デフォルトの精度は 1 MB です。ブロック サイズの場合と同様に、単位のタイプを入力します。 -
-O|--unmapPriority <none|low|medium|high>
- このサブオプションは VMFS6 のみに適用されます。マッピング解除操作の優先順位を定義します。
VMFS ファイル システムを作成する例
この例では、naa.ID:1
パーティションで my_vmfs という名前の新しい VMFS6 データストアを作成します。
~ vmkfstools -C vmfs6 -S my_vmfs /vmfs/devices/disks/naa.ID:1