VMFS データストアが使用するロック メカニズムに関する情報を取得するには、esxcli コマンドを使用します。

プロシージャの --server=server_name は、ターゲット サーバを指定します。指定された接続先サーバーはユーザー名とパスワードの入力を促します。構成ファイルやセッション ファイルなど、他の接続オプションもサポートされています。接続オプションのリストについては、『vSphere Command-Line Interface スタート ガイド』を参照してください。

前提条件

vCLI をインストールするか、vSphere Management Assistant (vMA) 仮想マシンを導入します。vSphere Command-Line Interface スタート ガイド を参照してください。トラブルシューティングするには、ESXi Shell で esxcli コマンドを実行します。

手順

  • VMFS ロック メカニズムに関する情報を表示するには、次のコマンドを実行します。
    esxcli --server=server_name storage vmfs lockmode list

結果

次の表に、コマンドの出力に含まれる項目を一覧表示します。
表 1. VMFS ロック情報
フィールド 説明
ロック モード データストアのロック構成を示します。
ATS-only データストアは ATS のみのロック モードを使用するように構成されています。
ATS+SCSI データストアは ATS モードを使用するように構成されています。ATS に障害が発生するか、ATS がサポートされていない場合は、データストアを SCSI に戻すことができます。
ATS upgrade pending データストアは、ATS のみのモードへのオンライン アップグレードを進行中です。
ATS downgrade pending データストアは、ATS+SCSI モードへのオンライン ダウングレードを進行中です。
ATS 互換 データストアは、ATS のみのモード用に構成できるかできないかを示します。
ATS アップグレード モード データストアがサポートするアップグレードのタイプを示します。
None データストアは ATS のみとの互換性がありません。
Online ATS のみのモードへのアップデート中にデータストアを使用できます。
Offline ATS のみのモードへのアップデート中にデータストアを使用できません。
ATS 非互換の理由 データストアが ATS のみと互換性がない場合は、この項目は非互換の理由を示します。