esxcli コマンドを使用して、マルチパス PSA 要求ルールをシステムの要求ルール セットに追加します。新規の要求ルールを有効にするには、まずルールを定義し、次にそれを使用しているシステムにロードします。
- 新規のマルチパス プラグイン (MPP) をロードし、このモジュールが要求するパスを定義する必要がある。
- 新規のパスを追加して、既存の MPP を使用してこれらのパスを要求する。
プロシージャの --server=server_name は、ターゲット サーバを指定します。指定された接続先サーバーはユーザー名とパスワードの入力を促します。構成ファイルやセッション ファイルなど、他の接続オプションもサポートされています。接続オプションのリストについては、『vSphere Command-Line Interface スタート ガイド』を参照してください。
前提条件
vCLI をインストールするか、vSphere Management Assistant (vMA) 仮想マシンを導入します。vSphere Command-Line Interface スタート ガイド を参照してください。トラブルシューティングするには、ESXi Shell で esxcli コマンドを実行します。
手順
例: マルチパスの要求ルールの定義
次の例では、ルール番号 500 を追加してロードします。このルールはモデル文字列に NewMod およびベンダー文字列に NewVend を持つすべてのパスを NMP プラグインに要求します。
# esxcli --server=server_name storage core claimrule add -r 500 -t vendor -V NewVend -M NewMod -P NMP
# esxcli --server=server_name storage core claimrule load
esxcli --server=server_name storage core claimrule list コマンドを実行すると、リストに新規の要求ルールが表示されることを確認できます。
Rule Class Rule Class Type Plugin Matches MP 0 runtime transport NMP transport=usb MP 1 runtime transport NMP transport=sata MP 2 runtime transport NMP transport=ide MP 3 runtime transport NMP transport=block MP 4 runtime transport NMP transport=unknown MP 101 runtime vendor MASK_PATH vendor=DELL model=Universal Xport MP 101 file vendor MASK_PATH vendor=DELL model=Universal Xport MP 500 runtime vendor NMP vendor=NewVend model=NewMod MP 500 file vendor NMP vendor=NewVend model=NewMod