仮想マシンのパフォーマンスを最適化する場合、ストレージの場所が重要な要因になります。ストレージの要件に応じて、高いパフォーマンスと高可用性を提供するストレージを選択する場合や、パフォーマンスが低いストレージを選択する場合があります。

いくつかの要因に応じて、ストレージは異なる階層に分けることができます。

  • ハイ ティア:高いパフォーマンスと高い可用性を提供します。バックアップとポイント イン タイム (PiT) リストアが容易になる組み込み型スナップショットを備えていることがあります。レプリケーション、完全なストレージ プロセッサの冗長性、および SAS ドライブをサポートします。高価なスピンドルを使用しています。
  • ミッド ティア:ミッドレンジのパフォーマンス、やや低い可用性、一部のストレージ プロセッサの冗長性、および SCSI ドライブまたは SAS ドライブを備えています。スナップショットを提供することもあります。中位の価格のスピンドルを使用しています。
  • ロー ティア:パフォーマンスは低く、内部ストレージの冗長性はほとんどありません。下位の SCSI ドライブまたは SATA を使用します。

すべての仮想マシンがライフ サイクル全体で最高のパフォーマンスと可用性を備えたストレージに配置される必要があるわけではありません。

仮想マシンを配置する場所を決定するときは、次の考慮事項が適用されます。

  • 仮想マシンの重要度
  • パフォーマンスと可用性の要件
  • PiT リストア要件
  • バックアップおよびレプリケーションの要件

仮想マシンは、重要度またはテクノロジーの変更のために、ライフ サイクルを通じて階層が変わることがあります。重要度は相対的で、組織、運用プロセス、規制条件、災害計画などの変更を含め、さまざまな理由で変わることがあります。