ESXi システムで iSCSI SAN ストレージを使用する準備をする場合、LUN 割り当てを設定する必要があります。
次の点に注意してください。
- ストレージのプロビジョニング。起動時にホストが LUN を認識するようにするために、すべての iSCSI ストレージ ターゲットを構成し、ホストがターゲットにアクセスして利用できるようにします。またホストを構成し、使用可能な iSCSI ターゲットをすべて検出できるようにします。
- vMotion および VMware DRS。vCenter Server と vMotion または DRS を使用する場合は、仮想マシンの LUN がすべてのホストにプロビジョニングされていることを確認します。この構成によって、仮想マシンの移動の自由度が最大になります。
- アクティブ-アクティブ アレイとアクティブ-パッシブ アレイ。アクティブ-パッシブの SAN ストレージ デバイスで vMotion または DRS を使用する場合は、すべてのホストが、すべてのストレージ プロセッサへの一貫したパスを保持するようにします。そうしない場合、vMotion の移行が行われるときに、パスのスラッシングが生じることがあります。
『ストレージ/SAN 互換性』 にないアクティブ-パッシブ ストレージ アレイでは、ストレージ ポートのフェイルオーバーはサポートされません。サーバをストレージ システムのアクティブなポートに接続する必要があります。この構成によって、LUN がホストに確実に提供されます。