ファイバ チャネル オーバー イーサネット (FCoE) を使用するには、ホストに FCoE アダプタをインストールします。

VMware がサポートするアダプタは通常、ハードウェア FCoE アダプタと、ESXi でネイティブの FCoE スタックを使用するソフトウェア FCoE アダプタの 2 つのカテゴリに分類されます。

ハードウェア FCoE アダプタ

このカテゴリには、ネットワークおよびファイバ チャネル機能が同じカードに搭載されている専用にオフロードされた統合ネットワーク アダプタ (CNA) が含まれます。

このようなアダプタを取り付けると、ホストで両方の CNA コンポーネントが検出され、使用できます。クライアントでは、ネットワーク コンポーネントは標準ネットワーク アダプタ (vmnic) として、ファイバ チャネル コンポーネントは FCoE アダプタ (vmhba) として表示されます。ハードウェア FCoE アダプタを使用するために、このアダプタを構成する必要はありません。

ソフトウェア FCoE アダプタ

ソフトウェア FCoE アダプタはプロトコル処理に ESXi でネイティブの FCoE プロトコル スタックを使用します。ソフトウェア FCoE アダプタは、Data Center Bridging(DCB)と I/O オフロード機能を提供する NIC と使用されます。Intel X520 はこのような NIC の一例です。ソフトウェア FCoE をサポートする NIC については、『VMware 互換性ガイド』を参照してください。

ソフトウェア FCoE アダプタの場合は、ネットワークを適切に構成してからアダプタを有効にする必要があります。

注: 有効にするソフトウェア FCoE アダプタの数は、物理 NIC ポートの数に相当します。 ESXi は、1 台のホスト上で最大 4 つのソフトウェア FCoE アダプタをサポートします。