ソフトウェア iSCSI LUN のパフォーマンスが十分でないと感じられる場合は、esxcli コマンドを実行することで、キュー深度の最大値を変更できます。

前提条件

  • vCLI をインストールするか、vSphere Management Assistant (vMA) 仮想マシンを導入します。vSphere Command-Line Interface スタート ガイド を参照してください。トラブルシューティングには、ESXi シェルで esxcli コマンドを実行できます。
  • プロシージャの --server=server_name 接続オプションで、ターゲット サーバを指定します。ターゲット サーバのプロンプトに入力するユーザー名とパスワードを準備します。その他の設定可能な接続オプションのリストについては、vSphere Command-Line Interface スタート ガイドを参照してください。

手順

  1. 次のコマンドを実行します。
    esxcli --server=server_name system module parameters set -m iscsi_vmk -p iscsivmk_LunQDepth=value

    iscsivmk_LunQDepth パラメータには、ソフトウェア iSCSI アダプタ経由でアクセスする LUN ごとに、待機可能なコマンド数 (キュー深度) を設定します。デフォルト値は 128 です。

  2. システムを再起動します。
  3. esxcli --server=server_name system module parameters list -m iscsi_vmk コマンドを実行して変更を確認します。
    次の出力は、ソフトウェア iSCSI のキュー深度を示したものです。
    iscsivmk_LunQDepth  int   64  Maximum Outstanding Commands Per LUN  

結果

注意: キュー深度をデフォルトより大きい値に設定すると、サポートされる LUN の総数が減ることがあります。