ストレージ DRS により、データストアで操作できないことを示すアラームが生成されます。

問題

ストレージ DRS がイベントとアラームを生成し、操作できない状態になっている。

原因

以下のシナリオでは、vCenter Server によって、ストレージ DRS がデータストアで無効化されることがあります。
  • データストアが複数のデータセンターで共有されている。

    ストレージ DRS は、複数のデータセンターで共有されるデータストアではサポートされていません。あるデータセンター内のホストが別のデータセンターのデータストアをマウントした場合、またはデータストアを使用するホストが別のデータセンターに移動された場合に、このような構成になることがあります。データストアが複数のデータセンターにまたがって共有されると、ストレージ DRS I/O ロード バランシングはデータストア クラスタ全体で無効にされます。ただし、ストレージ DRS スペース バランシングは、データストア クラスタ内の、データセンター間で共有されていないすべてのデータストアで有効な状態が維持されます。

  • データストアが、サポートされていないホストに接続されている。

    ストレージ DRS は ESX/ESXi 4.1 以前のホストではサポートされていません。

  • データストアが、Storage I/O Control を稼動していないホストに接続されている。

解決方法

  • データストアは 1 つのデータセンターのみで表示できる必要があります。ホストを同じデータセンターに移動するか、他のデータセンターにあるホストからデータストアをアンマウントしてください。
  • データストア クラスタに関連付けられているすべてのホストが ESXi 5.0 以上であることを確認してください。
  • データストア クラスタに関連付けられているすべてのホストで、Storage I/O Control が有効になっていることを確認してください。