ローカル フラッシュ デバイスが VMFS またはその他のファイル システムでフォーマットされている場合、仮想フラッシュ リソースまたは Virtual SAN で使用できなくなります。
問題
vSAN または仮想フラッシュ リソースのいずれかを設定しようとする場合、使用されるディスクのリストにローカル フラッシュ ディスクが表示されません。
原因
この問題は、いずれかの機能で使用しようとするフラッシュ ディスクを既に VMFS としてフォーマットしている場合に発生する可能性があります。仮想フラッシュと vSAN のいずれも、VMFS などのファイル システムとの間でフラッシュ ディスクを共有することはできません。
また、仮想フラッシュと vSAN はフラッシュ ディスクの相互に排他的であるため、どちらの機能もフラッシュ ディスクを共有することができません。フラッシュ ディスクが既に 1 つの機能(たとえば vSAN)で要求されている場合、そのディスクは解放するまで他の機能(たとえば仮想フラッシュ)に使用することができません。
解決方法
仮想フラッシュ リソースおよび
vSAN 設定にはフォーマットされていないフラッシュ ディスクのみを使用します。
- ESXi のインストール中または Auto Deploy 中に VMFS でフラッシュ ディスクをフォーマットしないでください。
- フラッシュ ディスクが VMFS で既にフォーマットされている場合、VMFS データストアを削除します。詳細については、『vSphere のストレージ』ドキュメントを参照してください。
- フラッシュ ディスクを仮想フラッシュ リソースとして使用する場合は、vSAN でこのディスクを要求しないでください。ディスクが vSAN によって要求されている場合は、vSAN からそのディスクを削除します。フラッシュ ディスクが vSAN から解放され、仮想フラッシュで使用されるディスクのリストに表示されます。vSAN からのディスクの削除については、『VMware vSAN の管理』ドキュメントを参照してください。
- フラッシュ ディスクを vSAN で使用しようとする場合、このディスクを仮想フラッシュ リソースとして使用しないでください。フラッシュ ディスクが仮想フラッシュ リソースとして使用されている場合は、仮想フラッシュ設定を削除します。ディスクが vSAN で利用可能になります。『vSphere のストレージ』ドキュメントを参照してください。
フラッシュ ディスクが使用不可能になる原因のもう 1 つは、ESXi がディスクを検出できない場合です。ローカル フラッシュ ディスクが検出されないを参照してください。