データストアを使用停止にして保守作業を行うために、メンテナンス モードに切り替えます。データストアはユーザー要求によってのみ、メンテナンス モードになるか、またはメンテナンス モードを終了します。
問題
データストア クラスタ内のデータストアをメンテナンス モードに切り替えることができない。メンテナンス モードへの切り替えステータスは 1% のままになっている。
原因
- ストレージ DRS がディスク上で無効になっている。
- ストレージ DRS ルールにより、ストレージ DRS がディスクに対して移行の推奨を行うことができない。
解決方法
- ストレージ DRS が無効にされている場合は、有効にするか、無効にされている理由を見つけてください。ストレージ DRS が無効にされている理由については、ストレージ DRS が仮想ディスクで無効にされている を参照してください。
- ストレージ DRS ルールにより、ストレージ DRS が移行の推奨を行えない場合は、特定のルールを削除または無効化することができます。
- vSphere Web Client オブジェクト ナビゲータで、データストア クラスタに移動して参照します。
- [管理] タブをクリックして、[設定] をクリックします。
- 構成で、[ルール] を選択してルールをクリックします。
- [削除] をクリックします。
- または、ストレージ DRS ルールにより、ストレージ DRS が移行の推奨を行えない場合は、ストレージ DRS の詳細オプション [IgnoreAffinityRulesForMaintenance] を 1 に設定することができます。
- vSphere Web Client オブジェクト ナビゲータで、データストア クラスタに移動して参照します。
- [管理] タブをクリックして、[設定] をクリックします。
- [SDRS] を選択し、[編集] をクリックします。
- [追加]をクリックします。 で、
- オプションの列に、IgnoreAffinityRulesForMaintenance を入力します。
- オプションを有効にするには、値の列に 「1」 と入力します。
- [OK] をクリックします。