vCenter Server が実行中されているサーバまたは別のサーバに、Update Manager をインストールできます。
Update Manager サーバとクライアント プラグインが同じバージョンである必要があります。Update Manager と vCenter Server、および vSphere Web Client は互換性のあるバージョンである必要があります。互換性の詳細については、Update Manager の vCenter Server と vSphere Web Client との互換性を参照してください。
Update Manager には 2 つのデプロイ モデルがあります。
- インターネット接続モデル
- Update Manager サーバは VMware パッチ リポジトリおよびサード パーティ パッチ リポジトリに接続されます( ESXi 5.x と ESXi 6.0 ホストの場合、および仮想アプライアンスの場合)。 Update Manager は vCenter Server と連携して仮想マシン、アプライアンス、ホスト、およびテンプレートのスキャンと修正を行います。
- エアギャップ モデル
- Update Manager がインターネットに接続されていないため、パッチ メタデータをダウンロードできません。このモデルでは、vSphere Update Manager Download Service (UMDS) を使用してパッチ メタデータとパッチ バイナリを共有リポジトリにダウンロードして保存することができます。インベントリ オブジェクトのスキャンと修正を行うには、UMDS データの共有リポジトリをパッチ データストアとして使用するように Update Manager サーバを設定する必要があります。UMDS の使用方法については、 Update Manager Download Service のインストール、設定、および使用を参照してください。
修正中には仮想マシンのサスペンドやシャットダウンを行えないため、DRS クラスタの外部では Update Manager または vCenter Server 仮想マシンを実行しているホストを同じ vCenter Server インスタンスを使用して修正できない場合があります。このようなホストを修正するには、別のホスト上にある別の vCenter Server および Update Manager インスタンスを使用します。DRS クラスタの内部では、vCenter Server または Update Manager 仮想マシンを実行しているホストで修正タスクを開始すると、DRS は修正が正常に行われるように仮想マシンを別のホストに移行しようとします。DRS が Update Manager または vCenter Server を実行している仮想マシンを移行できない場合、修正が失敗します。また、修正前に仮想マシンをパワーオフまたはサスペンドするオプションを選択した場合も修正が失敗します。