アップグレード プロセスの最初のステージでは、新しい Platform Services Controller アプライアンス 6.5 の OVA ファイルをデプロイします。
手順
- vCenter Server Appliance インストーラで、vcsa-ui-installer ディレクトリから該当するオペレーティング システムのサブディレクトリに移動し、インストール実行ファイルを実行します。
- Windows OS の場合は、win32 サブディレクトリに移動して installer.exe ファイルを実行します。
- Linux OS の場合は、lin64 サブディレクトリに移動して installer ファイルを実行します。
- Mac OS の場合は、mac サブディレクトリに移動して Installer.app ファイルを実行します。
- ホーム画面で、[アップグレード] をクリックします。
- [概要] ページを確認してアップグレード プロセスを理解し、[次へ] をクリックします。
- 使用許諾契約書を読んで同意し、[次へ] をクリックします。
- アップグレードするソース アプライアンスに接続します。
- アップグレードするソース Platform Services Controller アプライアンスに関する情報を入力し、[ソースに接続] をクリックします。
オプション 操作 アプライアンス サーバまたはホスト名 アップグレードする Platform Services Controller アプライアンスの IP アドレスまたは完全修飾ドメイン名 (FQDN) を入力します。 アプライアンスの HTTPS ポート デフォルト値 (443) が表示されます。これは編集できません。
- [アプライアンス (OS) root パスワード] を入力します。
- アップグレードする Platform Services Controller アプライアンスが配置されている ESXi ホストまたは vCenter Server インスタンスの情報を入力し、[次へ] をクリックします。
オプション 説明 ソース サーバまたはホスト名 アップグレードする Platform Services Controller アプライアンスが配置されている ESXi ホストまたは vCenter Server インスタンスの IP アドレスまたは FQDN を使用します。 HTTPS ポート ESXi ホストまたは vCenter Server インスタンスがカスタムの HTTPS ポートを使用する場合は、デフォルト値を変更します。
デフォルト値は 443 です。
ユーザー名 ESXiホストまたは vCenter Server インスタンスの管理者権限を持つユーザーの名前。 パスワード ESXiホストまたは vCenter Server インスタンスの管理者権限を持つユーザーのパスワード。
- アップグレードするソース Platform Services Controller アプライアンスに関する情報を入力し、[ソースに接続] をクリックします。
- 証明書の警告メッセージに、ソース アプライアンスとそのソース サーバにインストールされている SSL 証明書の SHA1 サムプリントが表示されていることを確認し、[はい] をクリックしてて、その証明書のサムプリントを承認します。
- 新しい Platform Services Controller アプライアンスをデプロイするターゲット サーバに接続します。
オプション 手順 新しいアプライアンスのデプロイ先となる ESXi ホストに接続できます。 - ESXiホストの完全修飾ドメイン名 (FQDN) のアドレスまたは IP アドレスを入力します。
- ESXiホストの HTTPS ポートを入力します。
- ESXiホストの管理者権限を持つユーザー(たとえば、root ユーザー)のユーザー名とパスワードを入力します。
- [次へ]をクリックします。
- 証明書の警告が表示された場合は、[はい] をクリックしてそれに同意します。
vCenter Serverインスタンスに接続してインベントリを参照し、新しいアプライアンスをデプロイする ESXi ホストまたは DRS クラスタを選択できます。 - vCenter Serverインスタンスの FQDN アドレスまたは IP アドレスを入力します。
- vCenter Serverインスタンスの HTTPS ポートを入力します。
- vCenter Serverインスタンスの管理者権限を持つ vCenter Single Sign-On ユーザー(例:administrator@your_domain_name ユーザー)のユーザー名とパスワードを入力します。
- [次へ]をクリックします。
- 証明書の警告が表示された場合は、[はい] をクリックしてそれに同意します。
- 新しいアプライアンスをデプロイする ESXi ホストまたは DRS クラスタが含まれているデータセンターまたはデータセンター フォルダを選択し、[次へ] をクリックします。
注: ロックダウン モードまたはメンテナンス モードでない ESXi ホストが 1 台以上含まれるデータセンターまたはデータセンター フォルダを選択する必要があります。
- 新しいアプライアンスをデプロイする ESXi ホストまたは DRS クラスタを選択し、[次へ] をクリックします。
- [ターゲット アプライアンス仮想マシンの設定] ページで、新しい Platform Services Controller アプライアンスの名前を入力し、root ユーザーのパスワードを設定して、[次へ] をクリックします。
新しい Platform Services Controller アプライアンスの名前は、ソース アプライアンスの名前と異なる必要があります。アプライアンス名にはパーセント記号 (%)、バックスラッシュ (\) またはスラッシュ (/) を含めることはできず、80 文字以下で入力する必要があります。
パスワードは 8 文字以上の空白を含まない小文字の ASCII 文字で入力し、1 つ以上の数字、大文字と小文字、1 つ以上の特殊文字(感嘆符 (!)、ハッシュ キー (#)、アット記号 (@)、丸括弧 (()) など)が含まれている必要があります。
注: 古いアプライアンスの root パスワードはアップグレードされた新しいアプライアンスに転送されません。 - 利用可能なデータストアのリストから、仮想マシンのすべての構成ファイルと仮想ディスクが格納される場所を選択します。また必要に応じて、[シン ディスク モードを有効にする] を選択して、シン プロビジョニングを有効にします。
- アップグレードする Platform Services Controller アプライアンスと新しい Platform Services Controller アプライアンス間の通信のための一時ネットワークを設定し、[次へ] をクリックします。
オプション 操作 [ネットワークの選択] 新しいアプライアンスを一時的に接続するネットワークを選択します。 ドロップダウン メニューに表示されるネットワークは、ターゲット サーバのネットワーク設定によって異なります。アプライアンスを ESXi ホストに直接デプロイする場合は、短期のポートバインド以外の設定をしている分散仮想ポート グループはサポートされないため、ドロップダウン メニューに表示されません。
重要: DHCP の割り当て機能を使用して一時的な IPv4 アドレスを割り当てる場合は、MAC アドレスの変更を受け入れるポート グループに関連付けられたネットワークを選択する必要があります。[IP アドレス ファミリ] 新しいアプライアンスの一時的な IP アドレスのバージョンを選択します。 IPv4 または IPv6 のどちらかを選択します。
[ネットワーク タイプ] アプライアンスの一時的な IP アドレスの割り当て方法を選択します。 - [固定]
一時 IP アドレス、サブネット マスク(またはプリフィックス長)、デフォルト ゲートウェイ、DNS サーバを入力するようにウィザードから求められます。
- [DHCP]
一時的な IP アドレスの割り当てには、DHCP サーバが使用されます。環境内で DHCP サーバを使用できる場合にのみ、このオプションを選択します。ご利用の環境にDDNS サーバがあれば、必要に応じて一時システム名(FQDN)を指定することもできます。
- [固定]
- [ステージ 1 の設定の確認] ページで、新しい Platform Services Controller アプライアンスのデプロイ設定を確認し、[完了] をクリックして OVA デプロイ プロセスを開始します。
- OVA デプロイ プロセスが完了するのを待ち、[続行] をクリックしてアップグレード プロセスのステージ 2 に移行して、古いアプライアンスからデータを転送し、新しいアプライアンスのサービスをセットアップします。
注: [閉じる] をクリックしてウィザードを終了する場合、新しくデプロイされる Platform Services Controller アプライアンスのアプライアンス管理インターフェイスにログインして、古いアプライアンスからデータを転送し、サービスをセットアップする必要があります。
結果
新しくデプロイされた Platform Services Controller アプライアンス 6.5 は、ターゲット サーバで実行されますが、設定されていません。