vCenter Server インスタンス、vCenter Single Sign-On インスタンス、または Platform Services Controller インスタンスを Windows からアプライアンスへ移行する際、vCenter Server 移行ウィザードではデプロイ情報および移行情報を求めるプロンプトが表示されます。ベスト プラクティスとして、アプライアンスをパワーオフし、ソースのインストール環境のリストアが必要になる場合に備えて、入力した値を記録しておきます。

このワークシートを活用して、vCenter Single Sign-On または Platform Services Controller を使用する vCenter Server インスタンスを Windows からアプライアンスに移行する上で必要な情報を記録します。

重要: GUI インストーラを実行するマシンへのログインに使用するユーザー名、 vCenter Server Appliance インストーラへのパス、およびパスワードを含むユーザー固有の値は ASCII 文字のみを使用する必要があります。拡張 ASCII および非 ASCII 文字はサポートされません。

ソースの Windows マシン上のローカル OS ユーザーは、ターゲットの vCenter Server Appliance に移行されないため、移行完了後に再度作成する必要があります。ローカル OS ユーザー名を使用して vCenter Single Sign-On にログインしている場合、ユーザー名を再度作成して、Platform Services Controller アプライアンスに再度権限を割り当てる必要があります。

ソース vCenter Server マシンが Active Directory ドメインに参加している場合、使用するアカウントにはドメインにマシンを再度参加させるための権限が必要です。 詳しくは、 http://kb.vmware.com/kb/2146454 を参照してください。
表 1. vCenter Server を Windows から vCenter Server Appliance に移行するために必要な情報
必要な情報 デフォルト値 入力内容
必要なソース vCenter Server の移行データ vCenter Server の IP アドレスまたは FQDN
vCenter Single Sign-On 管理者ユーザー名 [email protected]
重要: ユーザーは、administrator@ your_domain_name である必要があります。
vCenter Single Sign-On 管理者のパスワード
移行アシスタント ポート番号
vCenter Server のバージョン
一時的なアップグレード ファイル パス %LOCALAPPDATA%\VMware\Migration-Assistant\export
ソース vCenter Server が配置されたソース ESXi ホストの IP アドレスまたは FQDN
ソース ESXi ホストの管理者権限を持つ、ソース ESXi のホスト ユーザー名
ソース ESXi ホストのパスワード
パフォーマンスなどの履歴データの移行 デフォルトでは無効
移行アシスタントのサムプリント
Active Directory 管理者の認証情報
サービス アカウントの認証情報(vCenter Server が、お客様のユーザー アカウントで実行されている場合)
必要なターゲット vCenter Server Appliance データ ソース vCenter Server の移行先となる新しい vCenter Server Appliance をデプロイするターゲット ESXi ホストまたは vCenter Server インスタンスの IP アドレスまたは FQDN
ターゲット ESXi ホストの管理者権限をもつユーザー名。 または、ソース インストールを移行する vCenter Server インスタンス、データセンターまたはデータセンター フォルダ、および ESXi ホストまたは DRS クラスタのリソース プール
ターゲット ESXi ホストのパスワード。 または、vCenter Server インスタンス、データセンターまたはデータセンター フォルダ、および ESXi ホストまたは DRS クラスタのリソース プール
vCenter Single Sign-On ユーザー名
vCenter Single Sign-On パスワード
ターゲット vCenter Server Appliance
root ユーザーのパスワード
vCenter Server Appliance のサイズ。

vSphere 環境のサイズに応じたオプションが提供されます。

  • 極小(最大でホスト 10 台、仮想マシン 100 台)
  • 小(最大でホスト 100 台、仮想マシン 1,000 台)
  • 中(最大でホスト 400 台、仮想マシン 4,000 台)
  • 大(最大でホスト 1,000 台、仮想マシン 10,000 台)
  • 特大(最大でホスト 2,000 台、仮想マシン 35,000 台)
極小(最大でホスト 10 台、仮想マシン 100 台)
vCenter Server Appliance の新バージョンがデプロイされるデータストアの名前
シン ディスク モードを有効または無効にする デフォルトでは無効
VMware カスタマ エクスペリエンス改善プログラム (CEIP) に参加する、または参加しない。

CEIP の詳細については、『vCenter Server およびホストの管理』の「カスタマ エクスペリエンス改善プログラムの設定」セクションを参照してください。

CEIP に参加する
ソース vCenter Server とターゲット vCenter Server Appliance 間の通信用の一時ネットワーク IP アドレス バージョン IPv4
IP アドレスの割り当て方法 DHCP
静的割り当ての設定 ネットワーク アドレス
サブネット マスク
ネットワーク ゲートウェイ
ネットワーク DNS サーバ(コンマで区切り)
SSH を有効または無効にする デフォルトでは無効