Windows からアプライアンス内の組み込み PostgreSQL データベースに Oracle データベースを移行する前に、必要な認証情報があることと、クリーンアップなどの必要な準備を完了していることを確認します。
前提条件
Oracle データベースの移行準備を行う前に、基本的な相互運用性を確認します。
データベースをバックアップしたことを確認します。vCenter Server データベースのバックアップの詳細については、Oracle のドキュメントを参照してください。
手順
- パスワードが最新であり、十分な有効期限が設定されていることを確認します。
- vCenter Server データベースで使用するログイン認証情報、データベース名、およびデータベース サーバ名があることを確認します。
ODBC システムを検索して、
vCenter Server データベースのデータベース ソース名の接続名を探します。
- SID の代わりに Oracle SERVICE_NAME を使用して、Oracle データベース インスタンスが使用可能であることを確認します。
- 次のアラート ログから読み取りを行うデータベース サーバにログインします。$ORACLE_BASE/diag/rdbms/$instance_name/$INSTANCE_NAME/trace/alert_$ INSTANCE_NAME.log。
- Oracle リスナーのステータス出力から読み取りを行うデータベース サーバにログインします。
- SQL*Plus クライアントがインストールされている場合、vCenter データベース インスタンスに tnsping を使用できます。tnsping コマンドが最初に機能しない場合、数分待機した後に再試行します。再試行がうまくいかない場合、Oracle サーバ上の vCenter Database インスタンスを再起動し、tnsping を再試行して使用可能であることを確認します。
- JDBC ドライバ ファイルが CLASSPATH 変数に組み込まれていることを確認します。
- アクセス許可が正しく設定されていることを確認します。
- ユーザーに DBA ロールを割り当てるか、必要なアクセス許可を付与します。
- vCenter Server 5.5 の場合、クリーンアップ スクリプトを実行します。
- ISO イメージで cleanup_orphaned_data_Oracle.sql スクリプトを検索し、これを Oracle サーバにコピーします。
- vCenter Server データベース アカウントで SQL*Plus セッションにログインします。
- クリーンアップ スクリプトを実行します。
@path/cleanup_orphaned_data_Oracle.sql
クリーンアップ プロセスにより、どの vCenter Server コンポーネントでも使用されていない、実体のない不要なデータがパージされます。
- vCenter Server データベースのフル バックアップを作成します。
結果
データベースの vCenter Server Appliance への vCenter Server 移行の準備が完了しました。