vCenter Server 6.7 は 6.0 より前のバージョンのホスト プロファイルをサポートしていません。 6.0 およびホスト プロファイルをバージョン vCenter Server 以降にアップグレードするには、現在のワークフローを使用します。

前提条件

  • クラスタに ESXi 5.1 または ESXi5.5 ホストが含まれています。
  • vCenter Server は、バージョン 6.0 または 6.5 です。
  • バージョン 5.1 または 5.5 のホスト プロファイルがクラスタに添付されています。
    注： PowerCLI コマンドを使用して、 vCenter Server インベントリ内でバージョンが 6.0 より前のバージョンであるホスト プロファイルのリストを取得します： Get-VMHostProfile | % { $_.ExtensionData.Config.ApplyProfile.ProfileVersion +"`t"+ $_.Name }

    または

    Get-VMHostProfile | ? { $_.ExtensionData.Config.ApplyProfile.ProfileVersion -like "5*" }
    注： 事前チェックでアップグレードが失敗する場合、インストーラ ログで 6.0 より前のバージョンであるサポート対象外のホスト プロファイルのリストを次のパスから見つけることができます： /var/log/vmware/upgrade/vcdb_req.err

手順

  1. イメージ プロファイル バージョン 6.0 でルールを作成します。
  2. クラスタ内のバージョン 5.1 または 5.5 のすべての ESXi ホストに対してルールを有効にします。
  3. ホスト プロファイルに、Active Directory のプロファイルが含まれている場合は、ホスト プロファイルを編集し、Active Directory を無効にします。
    ESXi ホストで構成された Active Directory の設定は、ホストが ESXi 6.0 にアップグレードされたときに保持されません。
  4. 新しく作成されたルールを使用して、バージョン 5.1 または 5.5 のホストを 1 台起動します。
    ホストは、バージョン 6.0 のイメージ プロファイルから、およびクラスタに添付されているホスト プロファイルから起動します。
    ホストは、 ESXi 6.0 にアップグレードされます。アップグレード前にホストが Active Directory ドメインに追加されていた場合、このホストは Active Directory には参加していない状態です。
  5. （オプション） 必要な場合は、アップグレードしたホストを Active Directory ドメインに再度参加させます。
  6. アップグレードしたホストから新しいホスト プロファイルを抽出します。
  7. バージョン 5.1 または 5.5 である残りのホストを vCenter Serverインベントリから起動します。
    すべてのホストがバージョン 6.0 にアップグレードされます。
  8. 新しく抽出したホスト プロファイルをクラスタに添付します。
    ホスト プロファイルの動作とポリシー オプションに変更が生じる場合があります。詳細については、「 ホスト プロファイルのアップグレード ワークフロー」を参照してください。
    ホストのカスタマイズ データは自動的に入力されます（セキュリティ関連のオプションを除く）。
  9. 添付されたホスト プロファイルでクラスタを修正します。
  10. vCenter Server インベントリからバージョン 5.1 または 6.0 であるすべてのホスト プロファイルを削除します。
  11. （オプション） ホストがバージョン 5.1 または 6.0 の Distributed Switch (DVS) に含まれる場合は、Distributed Switch を vCenter Server と同じバージョンにアップグレードします。

次のタスク

vCenter Server のバージョン 6.7 へ のアップグレードを続行します。詳細については、「ホスト プロファイルの推奨アップグレード ワークフロー」を参照してください。