vSphere 6.5 では、License Service は Platform Services Controller の一部です。License Service により、vSphere および vSphere と連携する製品を対象に、ライセンスを統合管理し、レポートを作成できます。
License Service は、新規インストールした vSphere 6.0 以降の環境で使用できます。また、vSphere 5.x から vSphere 6.0 以降にアップグレードした環境でも使用できます。vCenter Server5.x のライセンス管理から vSphere 6.0 以降の License Service へのアップグレードの詳細については、『vSphere のアップグレード』ガイドを参照してください。
License Service では、vSphere 環境におけるライセンスのインベントリを提供し、ESXi ホスト、vCenter Server システム、および vSAN が有効なクラスタのライセンス割り当てを管理します。License Service ではまた、vRealize Operations Manager や VMware Site Recovery Manager などの vSphere と統合される製品のライセンス割り当ても管理します。
ご利用の vSphere 環境に、1 つの vCenter Single Sign-On ドメインを介して結合される Platform Services Controller がいくつか存在する場合、ライセンス インベントリはすべての Platform Services Controller で複製されます。この方法により、各アセットのライセンス データとすべての使用可能なライセンスがすべての Platform Services Controller で複製されます。個々の Platform Services Controller には、Platform Services Controller のすべてのデータおよびライセンスのコピーが含まれています。
たとえば、それぞれ 4 つの vCenter Server システムに接続された 2 つの Platform Services Controller で使用環境が構成されており、すべての vCenter Server システムにそれぞれ 10 台のホストが接続されているとします。License Service では、8 台すべての vCenter Server システムのライセンス割り当ておよび使用量に関する情報、およびそれらのシステムに接続されている 80 台のホストに関する情報が保存されます。License Service により、8 つすべての vCenter Server システムのライセンス、および vSphere Web Client によってそれらのシステムに接続されている 80 のホストを管理することもできます。