EVC クラスタを作成して、クラスタ内のホスト間で vMotion CPU の互換性を確保します。
既存のインフラストラクチャの中断を最小限に抑えながら EVC クラスタを作成するには、空の EVC クラスタを作成してホストをそのクラスタに移動します。既存のクラスタで EVC を有効にする方法については、既存のクラスタでの EVC の有効化 を参照してください。
vSphere DRS や vSphere HA などの他のクラスター機能は、EVC と完全な互換性があります。クラスタを作成するときに、これらの機能を有効にできます。
前提条件
クラスタに追加するホストが、ホストの EVC 要件 に記載されている要件を満たしていることを確認します。
手順
- インベントリでデータセンターを右クリックし、[新規クラスタ] を選択します。
- クラスタの名前を入力します。
- [EVC] を展開し、[EVC モード] ドロップダウン メニューからベースラインの CPU 機能セットを選択します。
クラスタに追加するホストに該当する CPU ベンダーと EVC モードを選択します。
- (オプション) DRS を有効にします。
- (オプション) vSphere HA を有効にします。
- [OK] をクリックします。
- クラスタに移動するホストを選択します。
ホストの機能セットが、EVC クラスタに対して有効にした EVC モードよりも優れている場合、ホストのすべての仮想マシンをパワーオフするか、vMotion を使用して別のホストに仮想マシンを移行します。
- ホストをクラスタに移動します。
ホストの仮想マシンをパワーオンするか、vMotion を使用して仮想マシンをクラスタに移行できます。仮想マシンは、クラスタの EVC モード用の CPU 互換性要件を満たしている必要があります。
結果
これで、CPU 互換性の問題が発生することなく vMotion を使用して仮想マシンをクラスタ内の異なるホスト間で移行できます。