移行時に、仮想マシンの移行ウィザードはさまざまな基準に照らして、移行先(ターゲット)のホストと移行する仮想マシンの互換性を確認します。

ホストまたはクラスタを選択すると、選択したホストまたはクラスタと仮想マシン構成との互換性情報が、仮想マシンの移行 ウィザード下部の [互換性] パネルに表示されます。

互換性チェックの結果

仮想マシンに互換性がある場合、パネルには「互換性チェックは成功しました」と表示されます。仮想マシンが、ホストまたはクラスタのネットワーク構成またはデータストア構成と互換性がない場合は、互換性ウィンドウには、警告とエラーの両方が表示されることがあります。

  • 警告メッセージが表示されても移行が無効になるわけではありません。多くの場合移行は承認され、警告が表示されても移行を続行できます。

  • 選択した複数の移行先ホストの中に、エラーがないホストが存在しない場合は、エラーと共に移行が無効になることがあります。この場合、次へ をクリックすると、ウィザードには互換性エラーが再度表示され、次のステップに進むことができません。

移行設定時の互換性チェック

コンピューティング リソースのみを移行しようとすると、仮想マシンの移行 ウィザードは、移行元(ソース)および移行先(ターゲット)のホスト、移行先のリソース プール、データストア、およびネットワークを検証します。ストレージのみを移行しようとすると、ウィザードは、ネットワークを除く同一オブジェクトの互換性を検証します。

コンピューティング リソースとストレージを同時に移行する場合は、仮想マシンの移行 ウィザードで実行する互換性チェックの数が少なくなります。たとえば、コンピューティング リソースを移行する場合に、vCenter Server インスタンスの下のホストまたはクラスタを移行先として選択するとします。ウィザードは、選択したホストにのみ必要なすべての検証を実行し、ホストのデータストアは検証しません。仮想マシンをクラスタに移行する場合、仮想マシンの移行 ウィザードは、vSphere DRS からのホストの推奨に照らして互換性を確認します。移行先のデータストアを後から選択する場合、ウィザードはその互換性を直接検証します。

そのほかに、移行元および移行先のホストで vMotion が有効かどうかの互換性チェックを行います。

仮想ハードウェアの互換性チェック

特定のホスト CPU の機能が互換性に影響するかどうかは、ESXi が仮想マシンに機能を公開するか、非公開にするかによって異なります。

  • 仮想マシンに公開された機能が移行元および移行先のホストに適合しない場合は、その機能に互換性はありません。

  • 仮想マシンに公開されない機能は、ホストに適合するかどうかにかかわらず、互換性があると見なされます。

仮想マシン ハードウェアの特定の項目が、互換性の問題の原因になることもあります。たとえば、拡張 VMXNET 仮想 NIC を使用している仮想マシンは、拡張 VMXNET をサポートしていないバージョンの ESXi が実行されているホストには移行できません。