vCenter Server Appliance は事前に構成された Linux の仮想マシンであり、Linux 上で VMware vCenter Server® サービスおよび関連サービスを実行するために最適化されています。

アプライアンスのデプロイ中に、デプロイ タイプ(Platform Services Controller が組み込まれた vCenter Server をデプロイするか、Platform Services Controller をデプロイするか、外部 Platform Services Controller を備えた vCenter Server をデプロイするか)を選択します。Platform Services Controller アプライアンスをデプロイするとき、VMware vCenter® Single Sign-On™ ドメインを作成するか、または既存のドメインに参加することができます。vCenter ServerPlatform Services Controller のデプロイ タイプ、および外部 Platform Services Controller インスタンスを使用したデプロイ トポロジについては、『vSphere のインストールとセットアップ』を参照してください。

vCenter Server Appliance は、VMware ESXi™ 5.5 以降でサポートされています。アプライアンスのパッケージには、次のソフトウェアが含まれています。

  • Project Photon OS® 1.0

  • PostgreSQL データベース

  • vCenter Server 6.5 および vCenter Server 6.5 のコンポーネント

  • vCenter Server の実行に必要なサービス(vCenter Single Sign-On、License Service、VMware Certificate Authority など)がすべて含まれる Platform Services Controller

    Platform Services Controller の詳細については、『Platform Services Controller の管理』を参照してください。

vCenter Server Appliance のカスタマイズはサポートされません(メモリ、CPU、ディスク容量の増設を除く)。

vCenter Server Appliance には、以下のデフォルトのユーザー名があります。

  • 仮想アプライアンスのデプロイ時に設定したパスワードを持つ root ユーザー。root ユーザーは、vCenter Server Appliance 管理インターフェイスとアプライアンスの Linux オペレーティング システムへのログインに使用します。

    重要:

    vCenter Server Appliance の root アカウントのパスワードは、デフォルトでは 365 日後に期限が切れます。root パスワードの変更方法とパスワードの有効期限設定の指定方法については、root ユーザーのパスワードおよびパスワード有効期限の設定の変更を参照してください。

  • administrator@your_domain_name。これは、アプライアンスのデプロイ時に設定したパスワードとドメイン名を持つ vCenter Single Sign-On ユーザーです。

    vSphere 5.5 では、このユーザーは administrator@vsphere.local です。vSphere 6.0 では、vCenter Server をインストールするときまたは、新しい Platform Services Controller が組み込まれた vCenter Server Appliance をデプロイするときに、vSphere ドメインを変更できます。Microsoft Active Directory や OpenLDAP のドメイン名と同じドメイン名を使用しないでください。

    最初は、ユーザー administrator@your_domain_name のみが、vCenter Server Appliance 内の vCenter Server システムにログインできる権限を持っています。デフォルトでは、administrator@your_domain_name ユーザーは SystemConfiguration.Administrators グループのメンバーです。このユーザーは、追加ユーザーやグループが定義されるアイデンティティ ソースを vCenter Single Sign-On に追加し、ユーザーやグループに権限を付与できます。詳細については、『vSphere のセキュリティ』を参照してください。

vCenter Server Appliance のアクセスと vCenter Server Appliance 設定の編集は、次の 4 つの方法で行うことができます。

  • vCenter Server Appliance 管理インターフェイスを使用する。

    vCenter Server Appliance のシステム設定(アクセス、ネットワーク、時刻同期、root パスワード設定など)を編集できます。これは、アプライアンスを編集するための推奨される方法です。

  • VMware vSphere® Web Client を使用する。

    vCenter Server Appliance のシステム構成に移動し、アプライアンスを Active Directory ドメインに参加させることができます。vCenter Server Appliance で実行中のサービスを管理し、アクセス、ネットワーク、ファイアウォールなどのさまざまな設定を変更できます。

  • アプライアンス シェルを使用する。

    TTY1 を使用してコンソールにログインしたり、SSH を使用して vCenter Server Appliance で構成、監視、トラブルシューティングのコマンドを実行したりできます。

  • ダイレクト コンソール ユーザー インターフェイスを使用する。

    TTY2 を使用して vCenter Server Appliance のダイレクト コンソール ユーザー インターフェイスにログインし、root ユーザーのパスワードの変更、ネットワーク設定、Bash シェルまたは SSH へのアクセスを有効にすることができます。

vSphere 6.5 以降、vCenter Server Appliance では高可用性がサポートされます。vCenter High Availability クラスタでの vCenter Server Appliance の構成については、『vSphere の可用性』を参照してください。

vSphere 6.5 以降では、vCenter Server AppliancePlatform Services Controller アプライアンスで、ファイル ベースのバックアップとリストアがサポートされます。バックアップとリストアについては、『vSphere のインストールとセットアップ』を参照してください。