esxcli を使用して手動で各ホスト上のフラッシュ デバイスをキャパシティ デバイスとしてマークできます。
前提条件
vSAN 6.5 以降を使用していることを確認します。
手順
- キャパシティ デバイスとしてマークするフラッシュ デバイスの名前を確認するには、各ホストで次のコマンドを実行します。
- ESXi Shell で、esxcli storage core device list コマンドを実行します。
- コマンド出力の上部でデバイス名を探し、その名前を書き留めます。
このコマンドには次のオプションがあります。
表 1.
コマンド オプション
オプション |
説明 |
-d|--disk=str |
キャパシティ デバイスとしてタグ付けするデバイスの名前。 たとえば、mpx.vmhba1:C0:T4:L0。 |
-t|--tag=str |
追加または削除するタグを指定します。 たとえば、capacityFlash タグは、フラッシュ デバイスをキャパシティ デバイスとしてマークするために使用します。 |
このコマンドでは、ESXi で識別されるすべてのデバイス情報が一覧表示されます。
- 出力で、デバイスの Is SSD 属性が true であることを確認します。
- フラッシュ デバイスをキャパシティ デバイスとしてタグ付けするには、esxcli vsan storage tag add -d <device name> -t capacityFlash コマンドを実行します。
たとえば、esxcli vsan storage tag add -t capacityFlash -d mpx.vmhba1:C0:T4:L0 コマンドを使用することができます。ここで、mpx.vmhba1:C0:T4:L0 はデバイス名です。
- フラッシュ デバイスがキャパシティ デバイスとしてマークされているかどうかを確認します。
- 出力で、デバイスの IsCapacityFlash 属性が 1 に設定されていることを確認します。
コマンド出力
vdq -q -d <device name> コマンドを実行して、IsCapacityFlash 属性を確認できます。 たとえば、vdq -q -d mpx.vmhba1:C0:T4:L0 コマンドでは、次の出力が返されます。
\{
"Name" : "mpx.vmhba1:C0:T4:L0",
"VSANUUID" : "",
"State" : "Eligible for use by VSAN",
"ChecksumSupport": "0",
"Reason" : "None",
"IsSSD" : "1",
"IsCapacityFlash": "1",
"IsPDL" : "0",
\},