クラスタの健全性チェックまたは RVC コマンドを使用して、手動でリバランスを行うことができます。
vSAN ディスク バランスの健全性チェックに失敗した場合、vSphere Web Client で手動リバランスを開始できます。[クラスタの健全性] で、vSAN ディスク バランスの健全性チェックにアクセスし、ディスクのリバランス ボタンをクリックします。
次の RVC コマンドを使用して、手動でクラスタをリバランスします。
vsan.check_limits. vSAN クラスタ内の任意のキャパシティ デバイスがしきい値の上限である 80% に達しつつあるかどうかを確認します。
vsan.proactive_rebalance [opts]<Path to ClusterComputeResource> --start. リバランス操作を手動で開始します。 コマンドを実行すると、コンポーネントの現在の分布に対して vSAN でクラスタがスキャンされ、クラスタ内でのコンポーネントの均衡化が開始されます。クラスタでのリバランス操作の実行時間や、各 vSAN ホストで 1 時間あたりに移動するデータ量を指定するには、コマンド オプションを使用します。vSAN クラスタでのリバランス操作を管理するコマンド オプションの詳細については、『RVC コマンド リファレンス ガイド』を参照してください。
クラスタのリバランスでは大量の I/O 操作が生成されるため、処理に時間がかかり、仮想マシンのパフォーマンスに影響を及ぼす可能性があります。
手動でディスクをリバランスすると、移動する必要のあるデータがなくなるまで、選択された期間、処理が実行されます。デフォルト期間は 24 時間です。移動するデータがなくなると、vSAN によってリバランス タスクが終了されます。
プロビジョニングした容量が特定のしきい値に達した場合に、アラームを通知するよう構成できます。 vSAN イベントの vCenter Server アラームの作成を参照してください。