vSAN ホストのパフォーマンス チャートを使用して、ホストのワークロードを監視して問題の根本原因を判断できます。ホスト、ディスク グループ、個々のストレージ デバイスの vSAN パフォーマンス チャートを表示できます。

このタスクについて

パフォーマンス サービスをオンにすると、ホストのサマリに各ホストおよび接続されたディスクのパフォーマンス統計が表示されます。 ホスト レベルでは、仮想マシンの使用量、および IOPS、スループット、遅延、輻輳などの vSAN バックエンドの詳細な統計チャートを表示できます。さらに、ローカル クライアント キャッシュ読み取り IOPS とヒット率を表示するチャートがあります。ディスク グループ レベルでは、ディスク グループの統計を表示できます。 ディスク レベルでは、個々のストレージ デバイスの統計を表示できます。

前提条件

vSAN パフォーマンス サービスをオンにしないと、パフォーマンス チャートを表示できません。

次のパフォーマンス チャートを表示するには、vSAN クラスタ内のホストで ESXi 6.6 以降が実行されている必要があります:物理アダプタ、VMkernal アダプタ、VMkernal アダプタ集計、iSCSI、vSAN - バックエンド再同期 I/O、再同期 IOPS、再同期スループット、ディスク グループ再同期遅延。

手順

  1. vSphere Web Client ナビゲータで vSAN クラスタに移動し、ホストを選択します。
  2. 監視 タブをクリックし、パフォーマンス をクリックします。
  3. vSAN - 仮想マシンの消費量 を選択します。クエリの時間範囲を選択します。

    vSAN では、IOPS、スループット、遅延、輻輳、未処理の I/O など、ホストで実行されているクライアントのパフォーマンス チャートが表示されます。

  4. vSAN - バックエンド を選択します。クエリの時間範囲を選択します。

    vSAN では、IOPS、スループット、遅延、輻輳、実行中 I/O、再同期 I/O など、ホストのバックエンド操作のパフォーマンス チャートが表示されます。

  5. vSAN - ディスク グループ を選択し、ディスク グループを選択します。クエリの時間範囲を選択します。

    vSAN では、フロント エンド(ゲスト)の IOPS、スループット、遅延に加えて、オーバーヘッド IOPS や遅延など、ディスク グループのパフォーマンス チャートが表示されます。読み取りキャッシュ ヒット率、削除、書き込みバッファの未使用割合、キャパシティおよび使用率、キャッシュ ディスクのステージング解除率、輻輳、実行中 I/O、実行中 I/O サイズ、遅延した I/O の割合、遅延した I/O の平均遅延、内部キュー IOPS、内部キュー スループット、再同期 IOPS、再同期スループット、再同期遅延も表示されます。

  6. vSAN - ディスク を選択し、ディスクを選択します。クエリの時間範囲を選択します。

    vSAN では、物理/ファームウェア レイヤー IOPS、スループット、遅延など、ディスクのパフォーマンス チャートが表示されます。

  7. vSAN - 物理アダプタ を選択して、NIC を選択します。クエリの時間範囲を選択します。

    vSAN では、スループット、1 秒間のパケット数、パケット損失率など、物理 NIC (pNIC) のパフォーマンス チャートが表示されます。

  8. vSAN - VMkernel アダプタ を選択して、vmk1 などの VMkernel アダプタを選択します。クエリの時間範囲を選択します。

    vSAN では、スループット、1 秒間のパケット数、パケット損失率など、VMkernel アダプタのパフォーマンス チャートが表示されます。

  9. vSAN - VMkernel アダプタ集計 を選択します。クエリの時間範囲を選択します。

    vSAN では、スループット、1 秒間のパケット数、パケット損失率など、vSAN で使用されるネットワーク アダプタ内で処理されるすべてのネットワーク I/O のパフォーマンス チャートが表示されます。

  10. vSAN - iSCSI を選択します。クエリの時間範囲を選択します。

    vSAN では、IOPS、バンド幅、遅延、実行中 I/O など、ホスト上のすべての iSCSI サービスのパフォーマンス チャートが表示されます。