VMware vSAN 6.6.1 | 2017 年 7 月 27 日 | ISO ビルド 5969303 リリース ノートに追加または更新された内容をご確認ください。 |
リリース ノートの概要
このリリース ノートには、次のトピックが含まれています。新機能
VMware vSAN 6.6.1 には、次の新機能および機能強化が含まれています。
- vSphere Update Manager による vSAN のビルドに関する推奨事項。Update Manager を使用した vSAN クラスタのスキャンと、アップデート、パッチ、拡張機能を含むホスト ベースラインの推奨が可能になります。推奨されるベースラインの管理、vSAN ハードウェア互換性リスト (HCL) からのサポート ステータスの検証、VMware からの適切な ESXi ISO イメージのダウンロードも可能です。
ビルドに関する推奨事項を生成するには、vSAN にインターネット アクセスが必要です。vSAN クラスタがプロキシを使用してインターネットに接続している場合、vSAN はパッチ アップデートで推奨を生成することができますが、メジャー アップグレードで推奨を生成することができません。 - パフォーマンス診断。パフォーマンス診断ツールで以前に実行したベンチマーク テストを分析できます。問題の検出後、修正手順が提示され、詳細な分析のためのパフォーマンス グラフも提供されます。パフォーマンス診断を利用するには、カスタマ エクスペリエンス改善プログラム (CEIP) に参加する必要があります。
- vSAN ディスク上にロケータ LED のサポートを追加。Gen-9 HPE コントローラが、パススルー モードでロケータ LED の vSAN アクティベーションをサポートするようになりました。LED の点滅で特定のドライブの判別と隔離が容易になります。
VMware vSAN コミュニティ
vSAN コミュニティ Web サイトを使用して、vSAN の使用中に見つかった問題に対してフィードバックを提供したり、サポートを依頼します。
このリリースのアップグレード
vSAN のアップグレードの詳細については、VMware vSAN 6.6.1 のドキュメントを参照してください。
容量の少ないホストのオンディスク フォーマットのアップグレード
vSAN オンディスク フォーマットのアップグレード中に、ディスク グループの退避が実行されます。ディスク グループが削除されて、オンディスク フォーマット バージョン 5.0 にアップグレードされてから、ディスク グループが再びクラスタに追加されます。2 ノードまたは 3 ノード クラスタ、または各ディスク グループを退避させるための十分なキャパシティのないクラスタの場合は、vSphere Web Client から [冗長性の低下を許可] を選択します。次の RVC コマンドを使用して、オンディスク フォーマットをアップグレードすることもできます:vsan.ondisk_upgrade --allow-reduced-redundancy
冗長性の低下を許可する場合、この方法ではデータがクラスタ内の他のホストに退避されないため、アップグレードの間、仮想マシンが保護されません。この方法では、各ディスク グループが削除されて、オンディスク フォーマットがアップグレードされ、ディスク グループが再びクラスタに追加されます。すべてのオブジェクトを引き続き使用できますが、冗長性は低下します。
vSAN 6.6.1 へのアップグレード中にデデュープおよび圧縮を有効にすると、vSphere Web Client から [冗長性の低下を許可] を選択できます。
ストレッチ クラスタでの vSphere Update Manager の使用
vSphere Update Manager を使用して複数のホストを並行してアップグレードすると、ストレッチ クラスタ内のデータ ホストのいずれかと並行して、監視ホストがアップグレードされます。アップグレードの問題を回避するため、ストレッチ クラスタ内のデータ ホストと並行して監視ホストをアップグレードする構成は Update Manager で使用しないでください。すべてのデータ ホストが正常にアップグレードされてメンテナンス モードを終了してから、監視ホストをアップグレードします。
アップグレード中の健全性チェック エラーの確認
vSAN オンディスク フォーマットのアップグレード中に、物理ディスクの健全性チェック(メタデータの健全性チェック)が断続的に失敗することがあります。主に vSAN でストレージ デバイスに物理ブロックを割り当てる必要があることが原因で、ステージング解除プロセスが遅れている場合、これらのエラーが発生する可能性があります。複数の仮想マシンの展開などのアクティビティの多い期間が終了した後は、この健全性チェックのステータスを確認してからアクションを実行します。健全性チェックが赤のままである場合、警告が有効になっています。健全性チェックが緑の場合、以前の警告を無視できます。詳細については、ナレッジベースの記事 2108690 を参照してください。
制限
vSAN 6.6.1 リリースにおけるその他の構成制限の最大値については、『構成の上限』ドキュメントを参照してください。既知の問題
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カスタム ISO イメージが Update Manager の vSAN のビルドに関する推奨事項でサポートされない
vSAN 6.6.1 は、vSphere Update Manager のビルドに関する推奨事項でカスタム ISO をサポートしていません。カスタム ISO は、vSAN システムのベースラインの一部として使用できません。カスタム ISO を使用するベースラインは、「非準拠」と見なされます。回避策:なし
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新しい vCenter Server で vSAN クラスタを再構成するとエラー メッセージが表示される
既存の vSAN ホストを、新しい vCenter Server 内の新しいクラスタに追加すると、次のエラー メッセージのいずれかが表示されます。Required field "objectSet" not provided (not @optional)
The request refers to an unexpected or unknown type.
これらのメッセージは、vSAN の健全性ページ([監視] > [vSAN] > [健全性])からプロセスを監視する場合にのみ、一時的に表示されます。これらのメッセージは無視してかまいません。
回避策:なし
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新しい vCenter Server で既存のストレッチ クラスタを再構成すると、vSAN が健全性チェックの警告を表示する
新しい vCenter Server で既存のストレッチ クラスタを再構築すると、vSAN クラスタの健全性チェックが赤になります。次のメッセージが表示されます:vSphere クラスタ メンバーと vSAN クラスタ メンバーが一致回避策:次の手順を使用してストレッチ クラスタを構成します。
- SSH を使用して、監視ホストにログインします。
- 監視ホスト上のディスクを廃止します。次のコマンドを実行します:esxcli vsan storage remove -s "<SSD UUID>"
- 監視ホストをクラスタから強制的に離脱させます。次のコマンドを実行します:esxcli vsan cluster leave
- 新しい vCenter Server から [構成] > [vSAN] > [ストレッチ クラスタおよびフォールト ドメイン] の順に進んでストレッチ クラスタを再構成します。
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vCenter Server の置き換え中に「esxcli vsan health cluster list」コマンドを使用すると健全性の問題が表示される
vCenter Server の置き換え中に、コマンド「esxcli vsan health cluster list」を使用すると、健全性の問題が誤って表示されます。報告される問題は、ネットワーク接続、物理ディスクの健全性の取得、vSAN CLOMD の稼動状態などについてです。vCenter Server では、問題がないと報告されます。回避策:vCenter Server の置き換えの完了後、[クラスタ] > [監視] > [vSAN] > [健全性] の順に移動します。[クラスタ] > [vCenter Server の状態は信頼できます] の順に選択し、[ESXi 設定の更新] をクリックします。
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新しい vCenter Server で vSAN クラスタを再構成すると、vSAN クラスタの UUID が一致しないため、再構成に失敗する
空の vSAN クラスタに複数のホストを同時に追加すると、タスクが失敗することがあります。次のエラー メッセージが表示されます:The vSAN host cannot be moved to the destination cluster: vSAN cluster UUID mismatch...この問題は、新しい vCenter Server で既存の vSAN クラスタをリカバリすると発生することがあります。
回避策:新しい vSAN クラスタにホストを 1 台のみ追加し、タスクが完了するまで待ちます。これにより、他のホストを連続または同時に追加することができます。
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暗号化された vSAN クラスタで、失敗した浅い再キー化を vSAN 健全性サービスが修正すると、ディスク フォーマット変換 (DFC) が発生する
暗号化された vSAN クラスタで浅い再キー化操作に失敗すると、クラスタに新しい KEK を使用するホストと古い KEK を使用するホストが共存する不整合な状態が発生することがあります。vSAN 健全性サービスはこの不整合の検出と修正を試みます。修正中、vSAN はディスク フォーマット変換 (DFC) を実行します。vSAN クラスタに大量のデータがある場合、DFC に長い時間がかかることがあります。浅い再キー化操作の失敗と中断の可能性は低減することができます。
- クラスタ内のすべてのホストが接続されていて、稼動中であることを確認します。また、ホストが切断されていないこと、メンテナンスモードでないこと、パワーオフ状態でもないことを確認します。
- 浅い再キー化の開始前に、KMS 接続の健全性チェックが緑色で表示されていることを確認します。
回避策:なし。
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vSAN がサイズの大きいオブジェクトを再同期しているときに、ディスク フォーマットのアップグレードが失敗する
vSAN クラスタにサイズの非常に大きなオブジェクトが含まれている場合、オブジェクトの再同期中にディスク フォーマットのアップグレードに失敗することがあります。次のエラー メッセージが表示されることがあります:vSAN のオブジェクトの変換に失敗しました。オブジェクトが再同期されるまで、vSAN はアップグレードを実行できません。プロセスが完了する時間を確認するには、[監視] > [vSAN] > [コンポーネントの再同期] の順に選択して、再同期のステータスを確認します。
回避策:保留中の再同期がなくなるまで待機してから、ディスク フォーマットのアップグレードを再試行します。
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vCenter Server で、デデュープおよび圧縮がサポートされていないと表示される
vCenter Server 6.5 以前を実行していると、デデュープおよび圧縮の機能がサポートされていないと表示されます。vCenter Server からこれらの機能を有効にすることはできません。クラスタの構成中には、次のエラー メッセージが表示されることもあります。一部の要素を表示できなかったか、または要素の情報を時間内に取得できませんでした。
これは、vCenter Server のインターフェイスの問題で、vSAN クラスタの操作には影響しませんが、デデュープおよび圧縮を設定する機能には影響します。
回避策:デデュープおよび圧縮を設定するには、vCenter Server を最新のソフトウェア リリースにアップグレードするか、または PowerCLI などの別のインターフェイスを使用します。
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クラスタ一貫性の健全性チェックが深い再キー化操作の実行中に失敗する
暗号化された vSAN クラスタ上で深い再キー化操作を実行すると、完了するまで数時間かかる場合があります。再キー化の実行中に、次の健全性チェックで障害が検出される場合があります:クラスタ構成の一貫性。クラスタ一貫性チェックでは深い再キー化操作が検出されず、実際は問題が発生していない可能性があります。回避策:深い再キー化操作が完了した後で、vSAN クラスタ一貫性の健全性チェックを再テストします。
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DRS が無効の場合、仮想マシン OVF のデプロイが失敗する
vSAN クラスタに OVF テンプレートをデプロイする場合、vSAN クラスタ上で DRS が無効になっていると操作は失敗します。次のようなメッセージが表示されます:The operation is not allowed in the current state。回避策:OVF テンプレートをデプロイする前に、vSAN クラスタ上で DRS を有効にします。
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クラスタ上で vSAN を無効にした後で vSAN ストレッチ クラスタの構成が失われる
ストレッチ クラスタ上で vSAN を無効にすると、ストレッチ クラスタの構成は保持されません。ストレッチ クラスタ、監視ホストおよびフォールト ドメインの構成は失われます。回避策:vSAN クラスタを再度有効にするときに、ストレッチ クラスタのパラメータを再設定してください。
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クラスタ全体の障害の後、親なしまたはアクセス不能の仮想マシンが存在する
クラスタ全体の障害が発生した後、特に vSAN 暗号化を有効にするときに、パワーオフまたはサスペンドされた仮想マシンが親なしまたはアクセス不能の状態になる場合があります。回避策:次の手順を実行して親なしまたはアクセス不能の仮想マシンを再登録します。
- RVC を使用して vCenter Server に接続します。
- 親なしの仮想マシンがあるクラスタの名前に移動して、仮想マシンを再登録します。たとえば、クラスタの名前が「vsan」の場合は次のコマンドを実行します:vsan.check_state -ref /localhost/Datacenter/computers/vsan
サンプルの出力:
vsan.check_state -ref /localhost/Datacenter/computers/vsan
2017-03-03 18:54:04 +0000: Step 1: Check for inaccessible vSAN objects
2017-03-03 18:54:10 +0000: Step 1b: Check for inaccessible vSAN objects, again
2017-03-03 18:54:11 +0000: Step 2: Check for invalid/inaccessible VMs
2017-03-03 18:54:11 +0000: Step 2b: Check for invalid/inaccessible VMs again
2017-03-03 18:54:11 +0000: Step 3: Check for VMs for which VC/hostd/vmx are out of sync Did not find VMs for which VC/hostd/vmx are out of sync
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監視ホストのオンディスク フォーマットのバージョンがデータ ホストのバージョンよりも新しい
vSAN 6.6 以降へのアップグレード中に監視ホストを変更すると、新しい監視ホストは最新のオンディスク フォーマット バージョンを受け取ります。監視ホストのオンディスク フォーマット バージョンが、データ ホストのオンディスク フォーマット バージョンよりも新しくなる場合があります。その場合、監視ホストはコンポーネントを格納することができません。回避策:次の手順を実行して、オンディスク フォーマットを以前のバージョンに変更します。
- 新しい監視ホスト上のディスク グループを削除します。
- 詳細なパラメータを設定し、以前のオンディスク フォーマットによるディスク グループのフォーマットを有効にします。詳細については、ナレッジベースの記事 KB2146221 を参照してください。
- データ ホストに一致するバージョンの vSAN オンディスク フォーマットを使用して、監視ホストに新しいディスク グループを再作成します。
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パワーオフされた仮想マシンが、監視ホストの交換中にアクセス不能として表示される
ストレッチ クラスタの監視ホストを変更するときに、パワーオフされた仮想マシンがアクセス不能として vSphere Web Client に短時間表示されます。プロセスが完了すると、パワーオフされた仮想マシンがアクセス可能と表示されます。すべての実行中の仮想マシンはプロセスを通じてアクセス可能として表示されます。回避策:なし
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障害のあるブート メディアがホストにあるとメンテナンス モードにすることができない
vSAN がブート メディアに障害のあるホストをメンテナンス モードにすることができません。設定の変更を保存することができないため、メンテナンス モードに移行するタスクは内部 vSAN エラーで失敗することがあります。次のようなログ イベントが表示されます:Lost Connectivity to the device xxx backing the boot filesystem回避策:データの完全退避オプションを使用して、各ホストからディスク グループを手動で削除します。それからホストをメンテナンス モードにします。
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ホストに障害が発生すると、健全性チェックがタイムアウトになる
クラスタ内の 1 台のホストに障害が発生すると、健全性チェックがタイムアウトになることがあります。次のメッセージが表示される場合があります:a back-end task took more than 120 seconds。vSAN 健全性サービスがホストに障害が発生したことを検出すると、ホストが再起動されます。健全性チェックは、10 分後に自動的に再開します。回避策:なし
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vSAN クラスタに vSphere 6.0 Update 1 以前の ESXi ホストがある場合、健全性サービスが動作しない
クラスタに vSphere 6.0 Update 1 以前のリリースを実行する ESXi ホストがある場合、vSAN 6.6 以降の健全性サービスは動作しません。回避策:vSphere 6.0 Update 1 以前のソフトウェアを実行している ESXi ホストを、vSAN 6.6 以降のクラスタに追加しないでください。
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ストレッチ クラスタのフェイルオーバーの後、優先サイト上の仮想マシンが次のアラートを登録する:Failed to failover
ストレッチ クラスタのセカンダリ サイトが失敗すると、仮想マシンは優先サイトにフェイルオーバーします。すでに優先サイトにある仮想マシンは次のアラートを登録する場合があります:Failed to failover。このアラートは無視してかまいません。これはフェイルオーバーの動作には影響しません。回避策:なし
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ネットワークのパーティショニング中に、アクティブなサイトのコンポーネントに一時的な障害が発生したと表示される
vSAN 2 ホストまたはストレッチ クラスタでのネットワークのパーティショニング中に、vSphere Web Client は、非アクティブ サイトの観点からクラスタのビューを表示することがあります。プライマリ サイトのアクティブ コンポーネントに一時的な障害が発生したと表示されることがあります。回避策:RVC コマンドを使用して、クラスタ内のオブジェクトの状態をクエリします。例:vsan.vm_object_info
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vCenter Server Appliance インストーラが、80 文字を超えるクラスタ名を許可してしまう
80 文字を超える vSAN クラスタ名を入力すると、vCenter Server Appliance インストーラはその名前を受け入れますが、構成は無効になります。vCenter Server Appliance は起動時に失敗します。回避策:80 文字以下の vSAN クラスタ名を入力します。
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vCenter Server Appliance インストーラが、フラッシュ ドライブと磁気ドライブの混在するキャパシティ層を許可してしまう
vCenter Server Appliance インストーラでは、新しい vSAN クラスタのディスク グループのキャパシティ層について、フラッシュ デバイスと磁気ディスクを混在させるよう選択できます。実際には、各ディスク グループのキャパシティ層は、すべてフラッシュ デバイスか、またはすべて磁気ディスクとする必要があります。回避策:vSAN クラスタのキャパシティ層にフラッシュ メモリと磁気ディスクを混在させないようにします。
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vSAN 暗号化構成を変更するときにホストを切断すると、構成の更新タスクが一時的に実行される
暗号化された vSAN クラスタの構成に暗号化をオンまたはオフにする、あるいは KMS キーを変更するなどの変更を行うと、すべてのホストが再接続するか、5 分が経過するまで、vSAN 構成の更新タスクが各ホスト上で 3 秒間隔で実行されます。このタスクにより発生する問題はありません。また、パフォーマンスにもほとんど影響しません。回避策:なし
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強制的な修復後、一部のオブジェクトが非準拠になる
強制的な修復後、一部のオブジェクトが修復されないままになることがあります。これは、オブジェクトの所有権が処理中に別のノードに転送されたためです。これらのオブジェクトに対する強制的な修復は遅延することがあります。回避策:他のすべてのオブジェクトが修復され再同期された後で、強制的な修復を実行します。vSAN がオブジェクトを修復するまで待機することができます。
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ある暗号化クラスタから別の暗号化クラスタに移動したホストを元のクラスタに戻すと、タスクが失敗する
ある暗号化 vSAN クラスタから別の暗号化 vSAN クラスタにホストを移動し、そのホストを元の暗号化クラスタに戻すと、タスクが失敗する場合があります。次のメッセージが表示される場合があります:一般的なシステム エラーが発生しました:無効な障害です。このエラーは、vSAN が元の暗号化キーを使用してホスト上のデータを再暗号化できないことが原因で発生します。しばらくすると、vCenter Server がホスト上で元のキーをリストアし、vSAN クラスタ内のマウント解除されていたディスクがすべてマウントされます。回避策:ホストを再起動し、すべてのディスクがマウントされるまで待ちます。
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vCenter Server と ESXi ホストを再起動すると、クラスタがパーティション分割される
vCenter Server および vSAN クラスタの ESXi ホストの両方を再起動すると、クラスタがパーティション分割されることがあります。回避策:vSAN 健全性サービスを再起動します。
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サイトの復元後、ストレッチ クラスタのバランスが失われる
ストレッチ クラスタの障害のあるサイトを復元する場合、そのサイトのホストが長い時間をかけて連続的に戻されることがあります。vSAN は、不完全なコンポーネントの修復を開始するときに一部のホストを過度に使用する可能性があります。回避策:障害のあるサイトのすべてのホストを、短時間で一括して復元します。
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ストレッチ クラスタでの HA マスターの問題が原因で、仮想マシン操作が失敗する
ストレッチ クラスタでの特定の障害シナリオで、vMotion や仮想マシンのパワーオンなどの特定の仮想マシン操作が影響を受ける場合があります。該当する障害シナリオには、サイトの一部または全体の障害や、サイト間の高速ネットワークの障害などがあります。この問題は、ストレッチ クラスタ サイトの通常操作に使用される VMware HA への依存性が原因です。回避策:vMotion、仮想マシンの作成、または仮想マシンのパワーオンを実行する前に、vSphere HA を無効にします。その後、vSphere HA を再び有効にします。
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vCenter Server の復元または置き換えを行うと、クラスタがパーティション分割されることがある
vCenter Server の交換またはバックアップからの復元を行うと、ホストのメンバーシップ リストが最新でなくなる場合があります。これにより、ESXi ホストがクラスタからパーティション分割される可能性があります。回避策:次の手順を実行して、vCenter Server が再起動するときにすべてのホストが vSAN クラスタに追加されるようにします。
- vCenter Server を再起動する前に、クラスタ メンバー リストの更新を無視するようにホストを設定します。vSAN クラスタ内の各ホストで次のコマンドを実行します:
esxcfg-advcfg -s1 /VSAN/IgnoreClusterMemberListUpdates - vCenter Server が稼動し、クラスタにすべてのホストが含まれる状態になったら、クラスタ メンバー リストの更新を使用するようにホストを設定します。クラスタ内の各ホストで次のコマンドを実行します:
esxcfg-advcfg -s0 /VSAN/IgnoreClusterMemberListUpdates
- vCenter Server を再起動する前に、クラスタ メンバー リストの更新を無視するようにホストを設定します。vSAN クラスタ内の各ホストで次のコマンドを実行します:
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ディスクの廃止またはマウント解除のタスクが失敗する
データ書き込みコミット タスクと仮想ディスク削除タスクの間の競合が原因で、ディスクの廃止またはマウント解除のタスクが失敗する場合があります。この問題は、新しい vSAN オンディスク フォーマットを必要とするアップグレードを行っているときに発生することがあります。VMkernel.log に次のメッセージが記録されている可能性があります。4724 2017-04-10T18:46:51.309Z cpu30:67232)LSOM: LSOMFreeMDDispatch:3797: Throttled: Waiting for component cleanup
回避策:ホストを再起動して競合を解消し、操作を再実行します。
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ディスク グループがアンマウントされている場合、深い再キー化を実行することができない
vSAN は、深い再キー化を実行する前に浅い再キー化を実行します。アンマウントされたディスク グループがある場合、浅い再キー化は失敗します。そのため、深い再キー化を開始することができません。回避策:アンマウントされたディスク グループを再マウントするか削除します。
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ログ エントリにファイアウォール構成が変更されたことが示されている
vSAN 暗号化を有効にすると、次の新しいファイアウォール エントリがセキュリティ プロファイルに表示されます:vsanEncryption。このルールは、ホストが KMS とどのように直接通信するかを制御します。ルールが適用されると、ログ エントリが /var/log/vobd.log に追加されます。次のメッセージが表示される場合があります:Firewall configuration has changed.Operation 'addIP4' for rule set vsanEncryption succeeded.
Firewall configuration has changed.Operation 'removeIP4' for rule set vsanEncryption succeeded.これらのメッセージは無視することができます。
回避策:なし
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vSAN データストアでの First Class Disks に対するサポートに制限がある
vSAN 6.6 以降では、vSAN データストア内の First Class Disks は完全にはサポートされていません。vSAN データストア内で First Class Disks を使用すると、次の問題が発生することがあります。- vSAN 健全性サービスで、First Class Disks の健全性が正しく表示されない。
- [使用済み容量の内訳] で、First Class Disks に対する使用済み容量が次のカテゴリに含まれる:その他
- First Class Disks を使用する仮想マシンの健全性ステータスが正しく計算されない。
回避策:なし
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vmknic 上で監視トラフィックをサポートするトラフィック タイプ オプションを設定した後、HA フェイルオーバーが発生しない
vmknic 上で監視トラフィックをサポートするトラフィック タイプ オプションを設定すると、vSphere HA は自動的に新しい設定を検出しません。HA を一度手動で無効にしてから再度有効にして vmknic を検出できるようにする必要があります。vmknic および vSAN クラスタを最初に構成し、次にクラスタ上で HA を有効にすれば、vmknic が検出されます。回避策:クラスタ上で vSphere HA を手動で無効にしてから再度有効にします。
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iSCSI ターゲット サービスを無効にして削除した後、一部の iSCSI オブジェクトが vSAN データストア内に残ったままとなる
Web Client を使用してすべての iSCSI ターゲットおよび LUN を削除し、iSCSI ターゲット サービスを無効にしても、iSCSI ホーム オブジェクトが vSAN データストア内に残ったままとなります。回避策:iSCSI ホーム オブジェクトと、iSCSI ターゲット サービスに関連付けられたすべてのメタデータを削除するには、次のコマンドをクラスタ内の任意のホスト上で実行します。esxcli vsan iscsi homeobject delete
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iSCSI ターゲットのフェイルオーバー中に、iSCSI I/O 操作が中断される場合がある
iSCSI ターゲットのフェイルオーバー中に、iSCSI I/O 操作が中断される場合があります。ホスト障害やホストの再起動によって、iSCSI ターゲットのフェイルオーバーがトリガされることがあります。回避策:iSCSI イニシエータからセッションを再試行します。
iSCSI MCS がサポートされていない
vSAN iSCSI ターゲット サービスでは、Multiple Connections per Session (MCS) がサポートされていません。回避策:なし
すべての iSCSI イニシエータで iSCSI ターゲットが検出される
vSAN iSCSI ターゲット サービスでは、ネットワーク上のすべてのイニシエータで iSCSI ターゲットが検出されます。回避策:ESXi ホストを個別の VLAN に配置することによって、それらのホストを iSCSI イニシエータから隔離します。
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ネットワーク パーティションの解決後、リンク クローン仮想マシンでの一部の仮想マシン操作が失敗することがある
ゲスト OS 内に I/O が発生していないリンク クローン仮想マシン上での一部の仮想マシン操作が失敗することがあります。失敗する可能性がある操作には、スナップショットの作成や仮想マシンのサスペンドが含まれます。この問題は、ネットワーク パーティションが解決された後、親ベース仮想マシンのネームスペースにまだアクセスできない場合に発生する可能性があります。親仮想マシンのネームスペースがアクセス可能になった場合、HA には仮想マシンをパワーオンするように通知されません。回避策:I/O 操作がアクティブに実行されていない仮想マシンの電源を入れ直します。
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[vSAN を構成] ウィザードを使用した後、Web Client からログアウトすると、一部の構成タスクが失敗することがある
[vSAN を構成] ウィザードでは、構成タスクを完了するのに最大数時間かかる場合があります。ウィザードが構成を完了するまで、Web Client にログインしたままにする必要があります。通常この問題は、多くのホストやディスク グループが含まれるクラスタ内で発生します。回避策:一部の構成タスクが失敗した場合は、その構成を再度実行します。
古い ESXi ソフトウェア バージョンのホストで新しいポリシー ルールが無視される
この問題は、複数の vSAN クラスタがあり、一方のクラスタで最新のソフトウェアが実行されていて、他方のクラスタで古いバージョンのソフトウェアが実行されている場合に発生することがあります。vSphere Web Client には、最新の vSAN ソフトウェアのポリシー ルールが表示されますが、それらの新しいポリシーは古いホストではサポートされません。たとえば、「RAID-5/6(イレージャ コーディング) – 容量」は、6.0U1 以前のソフトウェアが実行されているホストではサポートされません。新しいポリシー ルールを構成して、任意の仮想マシンおよびオブジェクトに適用できますが、古いソフトウェア バージョンが実行されているホストでは無視されます。回避策:なし
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vSAN キャパシティ モニターの [使用済み容量の内訳] にスナップショット メモリ オブジェクトが表示されない
ハードウェア バージョンが 10 未満で作成された仮想マシンの場合、スナップショット メモリは [使用済み容量の内訳] の [vmem オブジェクト] に含まれます。回避策:[使用済み容量の内訳] でスナップショット メモリ オブジェクトを表示するには、10 以上のハードウェア バージョンで仮想マシンを作成します。
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vSAN 6.5 以降にアップグレードすると、仮想マシンの [サマリ] ページに表示されるストレージ使用量が増えているように見えることがある
vSAN の以前のリリースでは、仮想マシンのストレージ使用量の値は、データの単一のコピーで使用されている容量でした。たとえば、ゲストが 1 GB を 2 つのミラーがあるシンプロビジョニング オブジェクトに書き込んだ場合、ストレージ使用量は 1 GB として表示されていました。vSAN 6.5 以降の [ストレージ使用量] フィールドには、データのすべてのコピーを含む実際の使用量が表示されます。そのため、ゲストが 1 GB を 2 つのミラーがあるシンプロビジョニング オブジェクトに書き込んだ場合、ストレージ使用量は 2 GB として表示されます。vSAN 6.5 にアップグレードすると、一部の仮想マシンで表示されるストレージ使用量が増えているように見えることがありますが、実際の使用量は増加していません。回避策:なし
監視ホストをメンテナンス モードに切り替えることができない
監視ホストをメンテナンス モードに切り替えようとしても、ホストの状態は変わらず、次の通知が表示されます。指定されたパラメータが正しくありませんでした。回避策:監視ホストをメンテナンス モードに切り替える場合、[データの移行なし] オプションを選択します。
監視ホストを拡張クラスタ内に移動し、その監視ホストを拡張クラスタの外に移動すると、クラスタの構成が誤った状態のままになる
vSAN 対応の vCenter Server クラスタに監視ホストを配置すると、監視ホストをクラスタに配置できないことがアラームで通知されます。ただし、監視ホストをクラスタから移動しても、クラスタの構成が誤った状態のままになります。回避策:監視ホストを vSAN ストレッチ クラスタから移動し、ストレッチ クラスタを再構成します。詳細については、ナレッジベースの記事 2130587 を参照してください。
HA ハートビート データストアのあるクラスタ内でネットワークのパーティション分割が発生した場合に、他のデータ サイト上で仮想マシンが再起動されない
vSAN クラスタ内の優先サイトまたはセカンダリ サイトで他のサイトへのネットワーク接続が失われた場合、ネットワーク接続を失ったサイト上で実行中の仮想マシンが他のデータ サイト上で再起動されず、次の内容のエラーが表示される場合があります:vSphere HA 仮想マシンの HA フェイルオーバーに失敗しましたこれは、vSAN クラスタにおいて想定されている動作です。
回避策:クラスタで vSphere HA を構成中は、HA ハートビート データストアを選択しないでください。
- アンマウントされた vSAN ディスクおよびディスク グループが、vSphere Web Client の [動作ステータス] フィールドで [マウント済み] として表示される
ディスクの待ち時間が継続的に長くなっている場合に、esxcli vsan storage disk group unmount コマンドまたは vSAN のデバイス監視サービスを実行して vSAN ディスクまたはディスク グループをアンマウントした後で、vSphere Web Client の [動作ステータス] フィールドに [マウント済み] として誤って表示されます。回避策:[動作ステータス] フィールドの代わりに、[健全性] フィールドを使用してディスク ステータスを確認します。
- オンディスク フォーマットのアップグレードで、vSAN 上にないディスクが表示される
ディスク フォーマットをアップグレードする際に、vSAN で、クラスタから削除されたディスクが誤って表示されることがあります。また、ユーザー インターフェイスに、バージョンのステータスが [混合] として表示される場合があります。この表示の問題は、通常、1 つまたは複数のディスクがクラスタから手動でマウント解除された場合に発生します。これは、アップグレード プロセスには影響しません。マウントされたディスクのみがチェックされます。マウント解除されたディスクは無視されます。 -
すべての vSAN クラスタで、同じ外部プロキシ設定が共有される
プロキシをクラスタ レベルで設定した場合でも、すべての vSAN クラスタで同じ外部プロキシ設定が共有されます。クラスタが直接インターネットにアクセスできない場合、vSAN は外部プロキシを使用して、Support Assistant、カスタマ エクスペリエンス改善プログラム、および HCL データベースに接続します。回避策:なし
- 優先サイトが分離されると拡張クラスタ内の仮想マシンがアクセス不能になり、その後監視ホストへの接続のみが回復される
優先サイトが使用できなくなるか、セカンダリ サイトと監視ホストへのネットワーク接続を失うと、セカンダリ サイトが監視ホストとクラスタを形成してストレージ操作が続行されます。優先サイトのデータは、時間の経過とともに古くなる可能性があります。その後優先サイトが監視ホストに再接続されてセカンダリ サイトには接続されない場合、監視ホストは参加していたクラスタを離れて、優先サイトと一緒にクラスタを形成します。このとき、一部の仮想マシンが、このクラスタ内の最新データにアクセスできないために、アクセス不能にあることがあります。回避策:優先サイトをクラスタに再接続する前に、セカンダリ サイトを優先サイトとしてマークします。サイトが再同期された後、使用するサイトを優先サイトとしてマークできます。
- [仮想マシン ストレージ ポリシー] ウィザードのストレージ使用量モデルに正しくない情報が表示される
vSAN クラスタ内の 1 台以上のホストでソフトウェア バージョン 6.0 Update 2 以降が実行されていない場合、フォールト トレランスの方法として RAID 5/6 を選択すると、[仮想マシン ストレージ ポリシー] ウィザードのストレージ使用量モデルに正しくない情報が表示される場合があります。回避策:すべてのホストを最新のソフトウェア バージョンにアップグレードします。
vSAN 6.6.1 では、以下の既知の問題が確認されています。
回避策:なし