ESXi 6.5 Update 1 | 2017 年 7 月 27 日 | ISO ビルド 5969303

リリース ノートに追加または更新された内容をご確認ください。

リリース ノートの概要

本リリース ノートには、次のトピックが含まれています。

新機能

ESXi 6.5 Update 1 リリースには、次の新機能が追加されました。

  • vSphere Update Manager との連携により、ESXi および vSAN スタックのアップグレードを行う場合、Update Manager を使用して vSAN ソフトウェアをアップグレードできるようになりました。これにより、共通の統一ワークフローを実現できます。詳細については、『vSphere Update Manager インストールおよび管理ガイド』を参照してください。
  • ドライバのアップデート:
    • Cavium qlnativefc ドライバ
    • VMware nvme ドライバ
    • Intel i40en ドライバと Lewisburg 10G NIC のサポート
    • Intel ne1000 ドライバと Lewisburg 1 G NIC のサポート
    • Intel igbn ドライバ
    • Intel ixgben ドライバ
    • Broadcom ntg3 ドライバ

ESXi 6.5 の旧リリース

ESXi 6.5 の機能と既知の問題については、各リリースのリリース ノートに記載されています。ESXi 6.5 の旧リリース ノート

互換性、インストール、アップグレード、製品サポートに関する注意事項、および機能については、『VMware vSphere 6.5 リリース ノート』を参照してください。

利用可能な言語

VMware vSphere 6.5 は、次の言語で使用可能です。

  • 英語
  • フランス語
  • ドイツ語
  • スペイン語
  • 日本語
  • 韓国語
  • 簡体字中国語
  • 繁体字中国語

vCenter Server、ESXi、vSphere Web Client、vSphere Client を含む VMware vSphere 6.5 のコンポーネントは非 ASCII 入力を受け入れません。

互換性

ESXi、vCenter Server、および vSphere Web Client のバージョンの互換性

VMware 製品互換性マトリクスでは、ESXi、VMware vCenter Server、vSphere Web Client、および任意で使用可能な VMware 製品を含む VMware vSphere コンポーネントの現在のバージョンと旧バージョンとの互換性について、詳細に説明しています。ESXi または vCenter Server をインストールする前に、サポート対象の管理エージェントおよびバックアップ エージェントについて、VMware 製品互換性マトリクスで確認してください。

vSphere Web Client と vSphere Client は、vCenter Server に含まれています。

ESXi のハードウェア互換性

vSphere 6.5 Update 1 と互換性のあるプロセッサ、ストレージ デバイス、SAN アレイ、および I/O デバイスのリストについては、VMware 互換性ガイドの ESXi 6.5 の情報を参照してください。

ESXi のデバイス互換性

ESXi 6.5 と互換性のあるデバイスを確認するには、VMware 互換性ガイドの ESXi 6.5 の情報を参照してください。

ESXi のゲスト OS の互換性

vSphere 6.5 と互換性のあるゲスト OS を確認するには、VMware 互換性ガイドの ESXi 6.5 の情報を参照してください。

ESXi の仮想マシンの互換性

ESX 3.x 以降(ハードウェア バージョン 4)と互換性がある仮想マシンは、ESXi 6.5 でもサポートされています。ESX 2.x 以降(ハードウェア バージョン 3)と互換性がある仮想マシンは、サポートされていません。ESX 2.x 以降(ハードウェア バージョン 3)の仮想マシンを ESXi 6.5 で使用するには、仮想マシンの互換性をアップグレードする必要があります。
vSphere のアップグレード』のドキュメントを参照してください

製品とサポートに関する注意事項

  • VMware 製品ライフサイクル マトリックスでは、すべてのサポート対象製品と非サポート製品に関する詳細情報が提供されています。ジェネラル サポートの終了、テクニカル ガイダンスの終了、および提供終了についても、VMware 製品ライフサイクル マトリックスをご確認ください。
  • VMware は、サードパーティ製の仮想スイッチ (vSwitch) プログラムを終了することを発表いたします。また、サードパーティ製のスイッチで使用されていた VMware vSphere API についても、vSphere 6.5 Update 1 の次のリリースで廃止する予定です。今後の vSphere バージョンには、サードパーティ製 vSwitch 向けの API は一切含まれません。また、サードパーティ製 vSwitch も機能しなくなります。詳細については、「FAQ: Discontinuation of third party vSwitch program (2149722)」を参照してください。

本リリースに含まれるパッチ

本リリースには、本製品のリリース日以前にリリースされた ESXi のすべてのパッチが含まれています。各パッチの詳細については、My VMware ページを参照してください。

アップデート リリース ESXi-6.5.0-update01 には、次の各パッチが含まれています。

アップデート リリース ESXi-6.5.0-update01 (Security-only build) には、次の各パッチが含まれています。

アップデート リリース ESXi-6.5.0-update01 には、次のイメージ プロファイルが含まれています。

アップデート リリース ESXi-6.5.0-update01 (Security-only build) には、次のイメージ プロファイルが含まれています。

解決した問題

解決された問題には、次のトピックが含まれます。

Auto Deploy
  • Auto Deploy からステートレスな起動を実行すると、ESXi ホストのネットワーク接続が失われる

    管理 vmkernel NIC に固定 IP アドレスが割り当てられ、Distributed Switch に接続されている場合、Auto Deploy からステートレスな起動を実行すると、ESXi ホストのネットワーク接続が失われることがあります。 

    本リリースで、この問題は修正されました。

CIM および API の問題
  • 13G DDR4 メモリ モジュールのステータスが、vCenter Server の [ハードウェア] の [健全性ステータス] ページに [不明] と表示される 

    Dell 13 G サーバは、DDR4 メモリ モジュールを使用します。このモジュールのステータスが、vCenter Server の [ハードウェア] の [健全性ステータス] ページに [不明] と表示されます。 

    本リリースで、この問題は修正されました。

利用可能な言語
  • 新しく接続した USB キーボードが、米国のデフォルト レイアウトに割り当てられる

    キーボードが米国デフォルト以外のレイアウトで設定されている場合に、後から取り外して、再度 ESXi ホストに接続した場合、新しく接続したキーボードには、ユーザーが選択したレイアウトではなく、米国のデフォルト レイアウトが割り当てられます。 

    本リリースで、この問題は修正されました。 

その他の問題
  • vmswapcleanup プラグインの起動に失敗する

    vmswapcleanup ジャンプ スタート プラグインは、起動に失敗します。Syslog に、次の行が追加されます。 

    jumpstart[XXXX]: execution of '--plugin-dir /usr/lib/vmware/esxcli/int/ systemInternal vmswapcleanup cleanup' failed : Host Local Swap Location has not been enabled 

    本リリースで、この問題は修正されました。

  • SNMP エージェントから報告される ifOutErrors および ifOutOctets カウンタの値が正しくない

    ifOutErrorsifOutOctets カウンタが異なる値になる場合でも、Simple Network Management Protocol (SNMP) エージェントによって同じ値がレポートされます。 

    本リリースで、この問題は修正されました。

  • ハードウェア バージョン 3 の仮想マシンを登録すると、ESXi が vCenter Server から切断される

    ESXi ホストでは、ハードウェア バージョン 3 仮想マシンの実行はサポートされませんが、これらのレガシー仮想マシンを新しいサポート対象のバージョンにアップグレードするために登録することはできます。最近のアップデートで再発した問題により、登録プロセスで、ESXi の hostd サービスが vCenter Server から切断されます。このため、仮想マシンの登録を続けて実行することができません。 

    本リリースで、この問題は修正されました。

  • 仮想マシンが、「MXUserAllocSerialNumber: too many locks error」エラーによって自動的に停止する

    通常の仮想マシンの処理では、VMware Tools(バージョン 9.10.0 以降)サービスによって、ESXi ホストとデータを交換するための vSocket 接続が作成されます。このような接続が大量に作成されると、ESXi ホストではロックのシリアル番号が不足し、その結果、仮想マシンが自動的にシャットダウンして、「MXUserAllocSerialNumber: too many locks」エラーが発生します。ナレッジベースの記事 KB2149941 の回避策を使用している場合は、次の行を削除して vSocket 経由のゲスト RPC の通信を再度有効にしてください。guest_rpc.rpci.usevsocket = "FALSE" 

    本リリースで、この問題は修正されました。

  • 複数のユーザーが Windows Terminal Server 仮想マシンにログインすると、ESXi 6.5 で仮想マシンがクラッシュする

    ESXi 6.5 で VMware Tools 10.1.0 を実行する Windows 2012 のターミナル サーバに多くのユーザーがログインすると、応答を停止します。 

    vmware.log には次のようなメッセージが表示されます。 

    2017-03-02T02:03:24.921Z |vmx |I125: GuestRpc: Too many RPCI vsocket channels opened.
    2017-03-02T02:03:24.921Z |vmx |E105: PANIC: ASSERT bora/lib/asyncsocket/asyncsocket.c:5217
    2017-03-02T02:03:28.920Z| vmx| W115: A core file is available in "/vmfs/volumes/515c94fa-d9ff4c34-ecd3-001b210c52a3/h8-
    ubuntu12.04x64/vmx-debug-zdump.001"
    2017-03-02T02:03:28.921Z| mks| W115: Panic in progress... ungrabbing 

    本リリースで、この問題は修正されました。

  • vSphere Web Client で Syslog.global.logDirUnique オプションを変更できない

    vSphere Web Client を使用して Syslog.global.logDirUnique オプションの値を変更すると、このオプションがグレイアウトされ変更できません。 

    本リリースで、この問題は修正されました。

  • ESXi の起動中に iodm および vmci ジャンプ スタート プラグインのアクティベーションが失敗する

    ESXi ホストの起動時に、ジャンプ スタート プラグイン iodm および vmci の実行に関係するエラー メッセージがジャンプ スタート ログに記録されます。 

    本リリースで、この問題は修正されました。

  • 30 分を超えるタイムアウト値が EnterMaintenanceMode タスクで無視される

    30 分を超えるタイムアウトが指定されている場合でも、メンテナンス モードへの切り替えについては 30 分後にタイムアウトが発生します。

    本リリースで、この問題は修正されました。

  • ホスト プロファイル ドキュメントですべての NAS ストレージが無効になっている場合でも、ホスト プロファイルのコンプライアンス違反となり、既存のデータストアが削除されるか、新しいデータストアが追加される

    リファレンス ホストから抽出されたホスト プロファイル ドキュメント内ですべての NFS データストアが無効になっている場合、ホスト プロファイルの修正に失敗し、コンプライアンス エラーが発生して、既存のデータストアが削除されるか、新しいデータストアが追加されることがあります。

    本リリースで、この問題は修正されました。

  • パフォーマンス スナップショットの収集時に、ESXi ホストに障害が発生し、パープル スクリーンが表示されることがある

    vm-support によるパフォーマンス スナップショットの収集時、ESXi ホストに障害が発生し、パープル スクリーンが表示される場合があります。これは、データ構造が解放された後に、メモリ アクセスが呼び出された場合に発生します。

    次のようなエラー メッセージが表示されます。

    @BlueScreen: #PF Exception 14 in world 75561:Default-drai IP 0xxxxxxxxxxxxaddr 0xxxxxxxxxxxx
    PTEs:0xXXXXXXXXXXXXX;0xYYYYYYYYYYYYYY;0xZZZZZZZZZZZZZZ;0x0;
    [0xxxxxxxxxxxx]SPLockIRQWork@vmkernel#nover+0x26 stack: 0xxxxxxxxxxxx
    [0xxxxxxxxxxxx]VMKStatsDrainWorldLoop@vmkernel#nover+0x90 stack: 0x17
    

    本リリースで、この問題は修正されました。

ネットワークの問題
  • 一部の DHCP 環境で、EFI ファームウェアを使用するように設定された仮想マシンが PXE ブートに失敗する

    DHCP 環境が IP ユニキャストで応答する場合、EFI ファームウェアを使用するように設定された仮想マシンは、PXE ブートを試みたときに IP アドレスを取得できません。EFI ファームウェアは、IP ユニキャストによって送信された DHCP 応答を受信できません。

    本リリースで、この問題は修正されました。

  • ゲスト VLAN の VLAN オフロードを無効に設定すると(VLAN タグを削除)、VLAN インターフェイス間での ping コマンドの実行に失敗することがある

    複数のポートにパケットを転送する場合(ブロードキャスト パケットなど)、複数の宛先ポート間で元のパケット バッファを共有できます。VLAN オフロードが無効になっている場合に、元のパケット バッファを変更すると、パケット バッファがゲスト VLAN に転送される前に VLAN タグが挿入されます。その後、他のポートでパケットの破損が検出され、ドロップされます。 

    本リリースで、この問題は修正されました。 

  • ESXi 6.5 ホストを Active Directory ドメインに参加させると、操作のタイムアウト エラーと共に失敗する

    ESXi 6.5 ホストが IPv4 アドレスのみを使用し、ドメインでは IPv6、または IPv4 と IPv6 を共に使用している場合、ESXi 6.5 ホストが Active Directory ドメインへの参加に失敗します。また、プロセスが応答しなくなり、「操作がタイムアウトしました」というエラーが返されるまで 1 時間ほどかかる場合があります。 

    本リリースで、この問題は修正されました。 

  • 物理スイッチ上に全二重通信を設定すると、NIC の速度とデュプレックスの設定でオート ネゴシエーション モードのみをサポートする igb ネイティブ Linux ドライバで、デュプレックスの不一致の問題が発生することがある
    ESXi ホストで igb ネイティブ ドライバを使用している場合、ESXi ホストは常にオートネゴシエーションの速度とデュプレックス モードで動作します。接続のホスト側でどんな設定をしても、それは ESXi 側に適用されません。物理スイッチが手動で全二重モードに設定されている場合、オート ネゴシエーションのサポートにより、デュプレックスの不一致の問題が発生します。


    本リリースで、この問題は修正されました。

  • ESXi ホストのフレッシュ インストールを実行する場合、最初の物理 NIC のリンク状態が停止のとき、ホストがネットワーク接続できないことがある

    デフォルトでは、ESXi ホストごとに vSwitch0 という仮想スイッチが 1 つ割り当てられます。ESXi のインストール時に、最初の物理 NIC が、vSwitch0 のデフォルトのアップリンクとして選択されます。その NIC のリンク状態が停止の場合、他の NIC のリンク状態が起動の場合で、ネットワーク アクセスが有効でも、ESXi ホストはネットワーク接続を確立できません。 

    本リリースで、この問題は修正されました。

  • インスタント クローン テクノロジーを使用した仮想デスクトップ インフラストラクチャ (VDI) プールの一部である仮想マシンで、ゲスト イントロスペクション サービスへの接続が失われる

    インスタント クローンを使用した既存の仮想マシン、およびインスタント クローンを使用したかどうかにかかわらず新しい仮想マシンで、ゲスト イントロスペクション ホスト モジュールとの接続が失われます。その結果、仮想マシンは保護されず、新しいゲスト イントロスペクション設定を ESXi ホストに転送することができなくなります。さらに、vCenter Server のユーザー インターフェイスには「Guest introspection not ready」という警告が表示されます。 

    本リリースで、この問題は修正されました。

  • IPv6 MLD を使用している場合、シャットダウン時に ESXi ホストが動作しなくなりパープル スクリーンが表示されることがある

    TCP/IP スタックの競合が理由で Pv6 MLD が使用されている場合、シャットダウン時に ESXi ホストで障害が発生し、パープル スクリーンが表示される場合があります。 

    本リリースで、この問題は修正されました。

  • ESXi ホストを vCenter Server に再接続すると応答しなくなることがある

    ESXi ホストを vCenter Server から切断し、そのホスト上の一部の仮想マシンが LAG を使用している場合、vCenter Server 側で同じ LAG を再作成した後で ESXi ホストを vCenter Server に再接続したときに ESXi ホストが応答しなくなり、次のようなエラーが表示されることがあります。 

    0x439116e1aeb0:[0x418004878a9c]LACPScheduler@ # +0x3c stack: 0x417fcfa00040 0x439116e1aed0:
    [0x418003df5a26]Net_TeamScheduler@vmkernel#nover+0x7a stack: 0x43070000003c 0x439116e1af30:
    [0x4180044f5004]TeamES_Output@#+0x410 stack: 0x4302c435d958 0x439116e1afb0:
    [0x4180044e27a7]EtherswitchPortDispatch@#+0x633 stack: 0x0 

    本リリースで、この問題は修正されました。

  • ESXi ホストで障害が発生し、パープル スクリーンが表示され、「Spin count exceeded (refCount) - possible deadlock with PCPU」エラーが発生することがある

    次の条件のもとで ESXi ホストを再起動すると、ESXi ホストで障害が発生し、パープル スクリーンが表示され、「Spin count exceeded (refCount) - possible deadlock with PCPU」エラーが発生する場合があります。 

    • NSX 環境で vSphere Network Appliance (DVFilter) を使用している
    • DVFilter 管理下の vMotion で仮想マシンを移行する

    本リリースで、この問題は修正されました。

  • e1000/e1000e の vNIC を使用する仮想マシンでネットワーク接続の問題が発生することがある

    e1000/e1000e の vNIC を使用する仮想マシンの場合、e1000/e1000e ドライバが 1000/e1000e vmkernel エミュレーションで記述子を省略するように指定すると(転送記述子のアドレスと長さが 0)、ネットワーク接続が切断される場合があります。

    本リリースで、この問題は修正されました。 

  • VMkernel ログに 1 つ以上の「Couldn't enable keep alive」警告が含まれる

    Couldn't enable keep alive」警告は、VMware NSX とパートナー ソリューションとの通信が VMCI ソケット (vsock) 経由で行われている間に発生します。この警告は無視しても問題がないため、VMkernel ログでは繰り返し発生するこの警告が省略されるようになりました。 

    本リリースで、この問題は修正されました。

  • スナップショットの操作中または vMotion 移行中に、準仮想化 RDMA デバイスが接続されている仮想マシンにアクセスできなくなる

    準仮想化 RDMA (PVRDMA) デバイスが接続された仮想マシンでは、ピアのキュー ペアと通信するために RDMA アプリケーションが実行されます。RDMA アプリケーションが通信を試みる対象のピア キュー番号が存在しないと、PVRDMA デバイスはピアからの応答を無期限に待ち続けることがあります。その結果、スナップショットの操作または移行の際、RDMA アプリケーションが引き続き実行されていると、仮想マシンにアクセスできなくなります。

    本リリースで、この問題は修正されました。

  • シグナルなしの高速登録作業リクエストに対して、ゲスト VMkernel アプリケーションが予期しない完了エントリを受け取ることがある

    ホストで RDMA アップリンクがアクティブになっているとき、そのホストにある 2 台の仮想マシン間の RDMA 通信で、ゲスト VMkernel アプリケーションの誤った完了エントリがトリガされることがあります。ゲストのカーネルレベル RDMA 上位レイヤー プロトコル (ULP) によって発行されたシグナルなしの高速登録作業リクエストによって、完了エントリが誤ってトリガされます。これにより、カーネル ULP の完了キューがオーバーフローすることがあります。 

    本リリースで、この問題は修正されました。

  • 準仮想化 RDMA (PVRDMA) デバイスを使用している場合、ゲスト OS が PVRDMA ゲスト ドライバを再ロードするまで、使用できないデバイスがリンク ダウン状態になることがある

    PVRDMA デバイスをサポートするゲスト OS に PVRDMA ドライバがインストールされている場合は、ゲスト OS をパワーオンしたときに PVRDMA ドライバが適切にロードされなくなることがあります。PVRDMA ドライバを手動で再ロードするまで、使用できないデバイスがリンク ダウン状態になる可能性があります。 

    本リリースで、この問題は修正されました。

  • VMware NetQueue ロード バランサで物理 NIC の切断および接続イベントが発生すると、パープル スクリーンが表示されることがある

    物理 NIC を切断して、仮想スイッチに接続した場合、VMware NetQueue ロード バランサはこの仮想スイッチを識別して、進行中の負荷分散作業を一時停止する必要があります。場合によっては、ロード バランサがこの仮想スイッチを検出せず、正しくないデータ構造にアクセスすることがあります。その結果、パープル スクリーンが表示されることがあります。 

    本リリースで、この問題は修正されました。

  • NetQueue ロード バランサが原因で ESXi ホストが応答を停止することがある

    NetQueue ロード バランサは、遅延の影響を受ける仮想マシンのために排他的な Rx キューを予約しようとすることがあります。ドライバからキュープリエンプションが提供されている場合、NetQueue ロード バランサはこれを使用して、遅延の影響を受ける仮想マシン専用のキューを取得します。NetQueue ロード バランサはロックを保持したまま、ドライバのキュー プリエンプション コールバックを実行します。一部のドライバでは、この操作を行うことによって ESXi ホストにパープル スクリーンが表示されることがあります(特にドライバの実装にスリープ モードが含まれている場合)。 

    本リリースで、この問題は修正されました。

  • 一部のサーバでは、統合管理モジュール (IMM) を再起動すると、IMM に一体化された USB ネットワーク デバイスが応答を停止することがある

    一部のサーバでは、サーバを管理するための USB ネットワーク デバイスが IMM または iLO に統合されていることがあります。vSphere Web Client または IMM や iLO のコマンドを使用して IMM を再起動すると、USB ネットワーク デバイスのトランザクションが失われます。 

    本リリースで、この問題は修正されました。

  • vmnic のリンク ステータス出力に実際の物理ステータスが反映されない

    vminc の物理リンク ステータスが変更されると(たとえば、ケーブルを取り外すか、スイッチ ポートをシャットダウンすると)、esxcli コマンドから生成された出力によって Intel 82574L ベースの NIC(インテル ギガビット デスクトップ CT/CT2)に正しくないリンク ステータスが表示されることがあります。実際のリンク ステータスを表示するには、NIC を手動で再起動する必要があります。 

    本リリースで、この問題は修正されました。

  • Broadcom NetXtreme I NIC で ntg3 ドライバが使用されている場合、ネットワーク接続が切断される可能性がある 

    ntg3 ドライバを使用する NIC では、接続が予期せずに切断されることがあります。ESXi ホストを再起動するまで、ネットワーク接続をリストアできません。影響を受けるデバイスは、Broadcom NetXtreme I 5717、5718、5719、5720、5725、および 5727 イーサネット アダプタです。この問題は、F5 BIG-IP Virtual Appliance などの(ただしこれらに限定されない)仮想マシンから送信された、特定の不正な形式の TSO パケットに関連しています。
    ntg3 ドライバ バージョン 4.1.2.0 をインストールすると、この問題は解決されます。 

    本リリースで、この問題は修正されました。

  • IPv6 のサポートを無効にすると、ESXi ホストに障害が発生してパープル スクリーンが表示されることがある

    IPv6 のサポートをグローバルに無効にして ESXi ホストを再起動すると、このホストに障害が発生してパープル スクリーンが表示されることがあります。

    本リリースで、この問題は修正されました。

  • ESXi 6.0 ホストと ESXi 6.5 ホストの間で Storage vMotion を使用して仮想マシンを移行すると、ESXi ホストが応答を停止することがある

    Storage vMotion を使用して仮想マシンを移行するときに、vmxnet3 デバイスはゲスト メモリの事前割り当てが進行している間、ゲスト OS のメモリにアクセスしようとします。これにより、メモリ アクセスが無効になって、ESXi 6.5 ホストに障害が発生します。

    本リリースで、この問題は修正されました。

セキュリティの問題
  • libcurl ライブラリのアップデート

    ESXi userworld libcurl ライブラリはバージョン 7.53.1 にアップデートされました。

  • NTP パッケージのアップデート

    ESXi NTP パッケージはバージョン 4.2.8p10 にアップデートされました。

  • OpenSSH バージョンのアップデート

    OpenSSH バージョンは 7.5p1 にアップデートされました。

  • ESXi 上の Likewise スタックは SMBv2 をサポートしない

    Windows 2012 のドメイン コントローラでは SMBv2 がサポートされますが、ESXi 上の Likewise スタックでサポートされるのは SMBv1 のみです。本リリースで、ESXi 上の Likewise スタックは SMBv2 をサポートするようになりました。 

    本リリースで、この問題は修正されました。

  • 2048 ビットよりも長いキーのカスタム ESXi SSL 証明書を使用できない

    vSphere 6.5 では、安全なハートビート機能により、2048 ビットのキーの証明書を使用して ESXi ホストを追加することができました。ESXi ホスト証明書を追加するか、またはこの証明書を 2048 ビットよりも長いキーのカスタム証明書で置き換えると、ホストは vCenter Server から切断されます。vpxd.log に、次のようなログ メッセージが記録されます

    error vpxd[7FB5BFF7E700] [Originator@6876 sub=vpxCrypt opID=HeartbeatModuleStart-4b63962d] [bool VpxPublicKey::Verify(const EVP_MD*, const unsigned char*, size_t, const unsigned char*, size_t)] ERR error:04091077:rsa routines:INT_RSA_VERIFY:wrong signature length

    warning vpxd[7FB5BFF7E700] [Originator@6876 sub=Heartbeat opID=HeartbeatModuleStart-4b63962d] Failed to verify signature; host: host-42, cert: (**THUMBPRINT_REMOVED**), signature : (**RSA_SIGNATURE_REMOVED**)

    warning vpxd[7FB5BFF7E700] [Originator@6876 sub=Heartbeat opID=HeartbeatModuleStart-4b63962d] Received incorrect size for heartbeat Expected size (334) Received size (590) Host host-87

    今回のリリースで、この問題は修正されました。

  • libPNG ライブラリのアップデート

    libPNG ライブラリは libpng-1.6.29 にアップデートされました。

  • OpenSSL のアップデート

    OpenSSL パッケージがバージョン openssl-1.0.2k にアップデートされました。

  • Xorg ドライバのアップグレード

    Xorg ドライバのアップグレードには、次のアップデートが含まれています。

    • libXfont パッケージは libxfont - 1.5.1 にアップデートされています。
    • pixman ライブラリは pixman - 0.35.1 にアップデートされています。
  • libarchive ライブラリのアップデート

    libarchive ライブラリは libarchive - 3.3.1 にアップデートされています。

  • SQLlite3 ライブラリのアップデート

    SQLlite3 ライブラリは SQLlite3 - 3.17.0 にアップデートされています。

サーバ構成
  • MPN の幅が 32 ビットよりも広く、16 TB より上の領域に MMIO が割り当てられているデバイスは、PCI パススルーでサポートされない 

    MPN の幅が 32 ビットよりも広く、16 TB より上の領域に MMIO が割り当てられているデバイスは、PCI パススルーでサポートされません。 

    本リリースで、この問題は修正されました。

  • SSH を使用して ESXi ホストにログインするには、パスワードの再入力が必要

    ESXi ホストがドメインに含まれる場合、vSphere のバージョンを 5.5 から 6.5 にアップグレードすると、SSH 経由で ESXi ホストに接続するときにパスワードを 2 回入力するよう求められます。

    本リリースで、この問題は修正されました。

  • ホスト プロファイル セクションに Security.PasswordQualityControl に関するコンプライアンス エラーが表示される

    PAM パスワード プロファイル内の PAM パスワード設定が詳細設定オプションの Security.PasswordQualityControl と異なる場合、ホスト プロファイル セクションに Security.PasswordQualityControl に関するコンプライアンス エラーが表示されます。このリリースのホスト プロファイルには詳細設定オプションの Security.PasswordQualityControl を使用できないため、パスワード ポリシーを変更する場合は、[パスワード PAM の設定]Requisite を使用します。 

    本リリースで、この問題は修正されました。

  • vpxd サービスがクラッシュして、vSphere Web Client ユーザー インターフェイスから vCenter Server への接続と更新を実行できなくなることがある

    プロファイル パスの VMODL オブジェクト内の必須フィールドが未設定のままの場合、ネットワーク構成の応答ファイル検証中にシリアル化問題が発生して、vpxd サービス障害になることがあります。

    本リリースで、この問題は修正されました。

  • /Power/PerfBias の構成を編集できない

    /Power/PerfBias 詳細設定オプションの設定は使用できません。このオプションに値を設定すると、エラーが返されます。 

    本リリースで、この問題は修正されました。

  • vSphere 6.5 ドメイン内の Active Directory に任意のホスト(ESXi または vCenter Server)を参加させると、サービス障害になる可能性がある

    vSphere 6.5 は、結合していない Active Directory ドメインをサポートしません。結合していないネームスペースとは、コンピュータのプライマリ ドメイン名システム (DNS) のサフィックスが、コンピュータが置かれている DNS ドメインの名前と一致しないシナリオのことです。 

    本リリースで、この問題は修正されました。

  • ESXi VMKernel のログに XHCI 関連のプラットフォーム エラーが報告される

    ESXi VMkernel のログに、XHCI 関連のプラットフォーム エラー メッセージが報告されます(「xHCI Host Controller USB 2.0 Control Transfer may cause IN Data to be dropped and xHCI controller Parity Error response bit set to avoid parity error on poison packet」など)。 

    本リリースで、この問題は修正されました。 

  • ハートビート NMI なしの状態の場合、ESXi ホストが応答を停止することがある

    OHCI USB ホスト コントローラが搭載された AMD マシンで no heartbeat NMI 状態になった場合、ESXi ホストが応答しなくなることがあります。 

    本リリースで、この問題は修正されました。 

ストレージの問題
  • Changed Block Tracking (CBT) が有効な仮想ディスクの IOPS 制限を変更すると、ログ ファイルにエラーが報告されて失敗する

    仮想マシンのストレージ I/O スケジュール ポリシーを定義するには、IOPS 制限を変更して、各仮想マシンの I/O スループットを構成します。仮想マシンに対して CBT が有効な場合に、IOPS 制限を編集すると、「パラメータ変更のスケジュール設定に失敗しました。」エラーが発生して操作が失敗します。この問題が原因で、仮想マシンのスケジュール ポリシーを変更できなくなります。エラー メッセージが vSphere の [最近のタスク] ペインに表示されます。

    /var/log/vmkernel.log ファイルに次のエラーが表示されます。

    2016-11-30T21:01:56.788Z cpu0:136101)VSCSI: 273: handle 8194(vscsi0:0):Input values: res=0 limit=-2 bw=-1 Shares=1000
    2016-11-30T21:01:56.788Z cpu0:136101)ScsiSched: 2760: Invalid Bandwidth Cap Configuration
    2016-11-30T21:01:56.788Z cpu0:136101)WARNING: VSCSI: 337: handle 8194(vscsi0:0):Failed to invert policy

    本リリースで、この問題は修正されました。

  • 複数の VMware Paravirtual SCSI (PVSCSI) ハード ディスクを 1 回の操作でホットアドした場合、ゲスト OS で認識されるのは 1 つのハード ディスクのみである

    複数のハード ディスクを 1 回の操作で VMware PVSCSI コントローラにホットアドした場合、ゲスト OS でハード ディスクが 1 つのみ認識されることがあります。

    本リリースで、この問題は修正されました。

  • ESXi ホストに障害が発生し、パープル スクリーンが表示されることがある

    複数のマルチパス プラグイン (MPP) がパスを要求して競合状態になった場合、ESXi ホストに障害が発生して、パープル スクリーンが表示されることがあります。

    本リリースで、この問題は修正されました。

  • ストレージ プロファイルの変更中にエラーが発生し、元に戻そうとしたときにプロファイル ID が破損する

    ストレージ プロファイルの変更中に VVol VASA プロバイダがエラーを返した場合、vSphere は操作を元に戻そうとしますが、その処理中にプロファイル ID が破損します。 

    本リリースで、この問題は修正されました。

  • vSphere Web Client に表示される、VVol データストアの読み取りまたは書き込み遅延が正しくない

    vSphere Web Client に表示される VVol データストアのホスト単位の読み取りまたは書き込み遅延は、正しくありません。 

    本リリースで、この問題は修正されました。

  • NFSCacheGetFreeEntry の実行中に ESXi に障害発生して、パープル スクリーンが表示されることがある

    NFS サーバが [ファイル] 属性の一部として無効なファイルタイプを返した場合、NFS v3 クライアントで適切に処理されないため、ESXi ホストに障害が発生してパープル スクリーンが表示されます。 

    本リリースで、この問題は修正されました。

  • 新しい Pure Storage FlashArray の SATP ルールを手動で構成する必要がある

    Pure Storage FlashArray デバイスで SATP、PSP、および IOP を設定するには、SATP ルールを手動で追加する必要があります。すべての Pure Storage FlashArray モデルに対して、SATP を VMW_SATP_ALUA に、PSP を VMW_PSP_RR に、および IOP を 1 に設定する新しい SATP ルールが ESXi に追加されます。 

    注:ステートレス ESXi インストールの場合、古いホスト プロファイルが適用されると、アップグレード後に新しいルールが上書きされます。

    本リリースで、この問題は修正されました。

  • ESXi 6.5 でのメモリ割り当てに失敗したために lsi_mr3 ドライバおよび hostd プロセスが応答を停止することがある

    lsi_mr3 ドライバは、4 GB 未満のアドレス スペースからメモリを割り当てます。vSAN ディスク サービサビリティ プラグインの lsu-lsi-lsi-mr3-plugin および lsi_mr3 ドライバは相互に通信します。このドライバは、storelib からの IOCTL イベントを処理しているときに、メモリ割り当て中の応答を停止することがあります。その結果、lsu-lsi-lsi-mr3-plugin は応答を停止することがあり、hostd を再起動した後も、hostd プロセスが同様に停止することがあります。 

    この問題は、lsi_mr3 ドライバの lsu-lsi-lsi-mr3-plugin プラグインのコードを変更し、デバイス情報を取得するためのタイムアウト値を 3 秒に設定してプラグインと hostd の障害を回避することにより、このリリースで解決されました。

  • VVOL データストアにある CBT (変更ブロックのトラッキング) 対応の仮想マシン (VM) に既存の仮想ディスクまたは新しい仮想ディスクをホット アドしたとき、ゲスト OS が応答を停止することがある

    VVOL データストアにある CBT 対応の仮想マシンに既存の仮想ディスクまたは新しい仮想ディスクをホット アドしたときに、ホット アド処理が完了するまでゲスト OS が応答しなくなる場合があります。仮想マシンが応答しなくなる時間は、追加される仮想ディスクのサイズによって変わります。ホット アドが完了すると仮想マシンが自動的に復旧します。 

    本リリースで、この問題は修正されました。

  • vSphere Storage vMotion を使用しているときに、仮想ディスクの UUID が変更されることがある

    vSphere Virtual Volumes のストレージで vSphere Storage vMotion を使用しているときに、仮想ディスクの UUID が変更されることがあります。仮想ディスクは UUID によって識別されるため、UUID が変更されると、仮想ディスクは新しい別のディスクとして表示されます。また、UUID はゲスト OS からも認識されるため、ドライブが誤認される可能性があります。 

    本リリースで、この問題は修正されました。

  • ストレージ アレイ側で LUN マッピングが解除された場合、ESXi ホストが応答を停止することがある

    LUN が Broadcom/Emulex ファイバ チャネル アダプタ(ドライバは lpfc)を介して ESXi ホストに接続されていて、これらの LUN で I/O が実行されているときに、ストレージ アレイ側でこれらの LUN との LUN マッピングが解除された場合、ESXi ホストが応答を停止することがあります。

    本リリースで、この問題は修正されました。

  • VMFS-6 ボリュームにジャーナル用の容量がない場合に、ESXi ホストが応答しなくなることがある

    VMFS-6 ボリュームを開くと、ジャーナル ブロックが割り当てられます。割り当てに成功すると、バックグラウンド スレッドが開始されます。ボリュームにジャーナル用の容量がない場合、ジャーナルは読み取り専用モードで開き、バックグラウンド スレッドは開始されません。ボリュームを閉じようとすると、存在しないスレッドの起動が試みられます。その結果、ESXi ホスト障害が発生します。

    本リリースで、この問題は修正されました。

  • ESXi ホストで実行されている仮想マシンに大容量の vRDM が搭載されていて、SPC4 機能が使用されている場合、このホストに障害が発生して、パープル スクリーンが表示されることがある

    仮想マシンが Get LBA Status コマンドを実行して SCP4 機能を使用し、接続された大容量 vRDM のシンプロビジョニング機能をクエリした場合、このコマンドの処理が ESXi カーネル内で長い間実行され、CPU が解放されなくなることがあります。CPU 使用率が高いと、CPU ハートビート ウォッチドッグ プロセスはこの処理を巨大であるとみなし、ESXi ホストの応答が停止することがあります。 

    本リリースで、この問題は修正されました。

  • 複数の ESXi ホストに VMFS6 データストアがマウントされている場合に、同じデータストア上の追加部分から disk.vmdk にファイル ブロックが割り当てられると、ESXi ホストに障害が発生して、パープル スクリーンが表示されることがある

    VMDK ファイルは、複数の ESXi ホスト(ESXi host1 と ESXi host2 の 2 つのホストなど)にマウントされた VMFS6 データストア上に配置されることがあります。VMFS6 データストアが ESXi host2 にマウントされているときに、このデータストアの容量が ESXi host1 から VMFS6 データストアに容量が追加されて、ESXi host1 から VMFS6 データストアに追加された部分から disk.vmdk にファイル ブロックが割り当てられたとします。このときに、ESXi host2 から disk.vmdk ファイルへのアクセスが発生して、ESXi host2 からこのファイルにファイル ブロックが割り当てられると、ESXi host2 に障害が発生して、パープル スクリーンが表示されることがあります。

    本リリースで、この問題は修正されました。

  • インストールまたはアップグレード後に特定のマルチパス LUN が表示されない

    マルチパス時に LUN の複数のパスの LUN ID がそれぞれ異なる場合、その LUN は PSA によって登録されず、エンド ユーザーに表示されません。 

    本リリースで、この問題は修正されました。

  • NFS データストア上にある仮想マシンで Horizon View の再構成操作が失敗することがある

    NFS データストアへの仮想ディスク記述子の書き込み方法が原因で、NFS データストア上にあるデスクトップ仮想マシンで Horizon View の再構成操作が失敗し、「失効した NFS ファイル ハンドル」というエラー メッセージが表示されることがあります。 

    本リリースで、この問題は修正されました。

  • CPU ハートビート障害が原因で、ESXi ホストが動作せず、パープル スクリーンが表示されることがある

     SeSparse を仮想マシンのスナップショットおよびクローンの作成に使用した場合に限り、CPU ハートビート障害が原因で、ESXi ホストが動作せず、パープル スクリーンが表示されることがあります。SeSparse を使用すると、CPU ロックアップが発生し、VMkernel ログに次の警告メッセージが出力された後、パープル スクリーンが表示されることがあります。 

    PCPU <cpu-num>  didn't have a heartbeat for <seconds>  seconds; *may* be locked up.

    本リリースで、この問題は修正されました。

  • 仮想ボリューム データストアの内部 vSAN メタデータ ディレクトリ (.upit) に対する頻繁な検索が無効で、このメタデータ フォルダは仮想ボリュームに適用されない

    vSAN メタデータ ディレクトリ (.upit) に対して頻繁に検索を実行すると、仮想ボリューム データストアのパフォーマンスに影響が及ぶことがあります。.upit ディレクトリは、仮想ボリューム データストアには適用されません。この変更により、.upit ディレクトリに対する検索は無効になっています。 

    本リリースで、この問題は修正されました。

  • VMware ESXi 6.5.0 P01 または 6.5 EP2 にアップグレードした後、Windows 仮想マシン (VM) でパフォーマンスの問題が発生することがある 

    特定の状況下でゲスト OS から非整列マッピング解除要求を受け取ったときにパフォーマンスの問題が発生することがあります。非整列マッピング解除のサイズと数に応じて、多数の小さな(1 MB 未満の)ファイルがゲスト OS から削除されたときに、この問題が発生することがあります。 

    本リリースで、この問題は修正されました。

  • ESXi 5.5 および 6.x ホストが、85 日間の稼動後に応答を停止する

    ESXi 5.5 および 6.x ホストが、85 日間の稼動後に応答を停止します。/var/log/vmkernel ログ ファイルに、次のようなエントリが記録されます。 

    YYYY-MM-DDTHH:MM:SS.833Z cpu58:34255)qlnativefc: vmhba2(5:0.0): Recieved a PUREX IOCB woh oo
    YYYY-MM-DDTHH:MM:SS.833Z cpu58:34255)qlnativefc: vmhba2(5:0.0): Recieved the PUREX IOCB.
    YYYY-MM-DDTHH:MM:SS.833Z cpu58:33674)qlnativefc: vmhba2(5:0.0): sizeof(struct rdp_rsp_payload) = 0x88
    YYYY-MM-DDTHH:MM:SS.833Z cpu58:33674qlnativefc: vmhba2(5:0.0): transceiver_codes[0] = 0x3
    YYYY-MM-DDTHH:MM:SS.833Z cpu58:33674)qlnativefc: vmhba2(5:0.0): transceiver_codes[0,1] = 0x3, 0x40
    YYYY-MM-DDTHH:MM:SS.833Z cpu58:33674)qlnativefc: vmhba2(5:0.0): Stats Mailbox successful.
    YYYY-MM-DDTHH:MM:SS.833Z cpu58:33674)qlnativefc: vmhba2(5:0.0): Sending the Response to the RDP packet
    YYYY-MM-DDTHH:MM:SS.833Z cpu58:33674 0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 Ah Bh Ch Dh Eh Fh
    YYYY-MM-DDTHH:MM:SS.833Z cpu58:33674)--------------------------------------------------------------
    YYYY-MM-DDTHH:MM:SS.833Z cpu58:33674) 53 01 00 00 00 00 00 00 00 00 04 00 01 00 00 10
    YYYY-MM-DDTHH:MM:SS.833Z cpu58:33674) c0 1d 13 00 00 00 18 00 01 fc ff 00 00 00 00 20
    YYYY-MM-DDTHH:MM:SS.833Z cpu58:33674) 00 00 00 00 88 00 00 00 b0 d6 97 3c 01 00 00 00
    YYYY-MM-DDTHH:MM:SS.833Z cpu58:33674) 0 1 2 3 4 5 6 7 8 9 Ah Bh Ch Dh Eh Fh
    YYYY-MM-DDTHH:MM:SS.833Z cpu58:33674)--------------------------------------------------------------
    YYYY-MM-DDTHH:MM:SS.833Z cpu58:33674) 02 00 00 00 00 00 00 80 00 00 00 01 00 00 00 04
    YYYY-MM-DDTHH:MM:SS.833Z cpu58:33674) 18 00 00 00 00 01 00 00 00 00 00 0c 1e 94 86 08
    YYYY-MM-DDTHH:MM:SS.833Z cpu58:33674) 0e 81 13 ec 0e 81 00 51 00 01 00 01 00 00 00 04
    YYYY-MM-DDTHH:MM:SS.833Z cpu58:33674) 2c 00 04 00 00 01 00 02 00 00 00 1c 00 00 00 01
    YYYY-MM-DDTHH:MM:SS.833Z cpu58:33674) 00 00 00 00 00 00 00 00 00 00 00 00 00 00 00 00
    YYYY-MM-DDTHH:MM:SS.833Z cpu58:33674) 00 00 00 00 40 00 00 00 00 01 00 03 00 00 00 10
    YYYY-MM-DDTHH:MM:SS.833Z cpu58:33674) 50 01 43 80 23 18 a8 89 50 01 43 80 23 18 a8 88
    YYYY-MM-DDTHH:MM:SS.833Z cpu58:33674) 00 01 00 03 00 00 00 10 10 00 50 eb 1a da a1 8f

    これはファームウェアの問題であり、ファイバ チャネル (FC) スイッチとホット バス アダプタ (HDA) の間で読み取り診断パラメータ (RDP) が 2,048 回失敗したときに発生します。HBA アダプタが応答を停止し、その結果、仮想マシンまたは ESXi ホストが動作を停止することがあります。デフォルトでは、RDP ルーチンは FC スイッチによって開始され、1 時間に 1 回の割合で発生するため、約 85 日で 2,048 回の制限に達します。 

    本リリースで、この問題は修正されました。

  • ストライプ サイズに制限がある Intel 製デバイスでのパフォーマンスの低下を解決 

    一部の Intel 製デバイス(P3700、P3600 など)には、ファームウェアまたはハードウェアにベンダー固有の制限があります。この制限により、ストライプ サイズ(または境界)を超えて NVMe デバイスに転送されるすべての IO は、大幅なパフォーマンス低下の影響を受ける可能性があります。この問題は、ドライバからすべての IO をチェックし、デバイス上のストライプを横断する場合に備えてコマンドを分割することで解決できます。

    本リリースで、この問題は修正されました。

  • コントローラの起動時に冗長なコントローラのリセットを回避する

    コントローラの起動時にドライバがコントローラを 2 回リセットする(つまり、コントローラを無効にした後で有効にする処理を 2 回繰り返す)ことがあります。これは初期バージョンの QEMU エミュレータ用の対応策ですが、一部のコントローラの表示に遅延が発生することがあります。NVMe 仕様では、必要なリセット(コントローラを無効にした後で有効にする操作)は 1 回と規定されています。このアップグレードでは、コントローラの起動時の冗長なコントローラのリセットが回避されます。 

    本リリースで、この問題は修正されました。

  • 大規模な仮想ディスクを持つ仮想マシンで SPC-4 機能を使用した場合に、ESXi ホストが動作せず、パープル スクリーンが表示されることがある

    CPU ロックアップが発生した結果、ESXi ホストが応答を停止し、次のようなエントリを含むパープル スクリーンが表示されることがあります。 

    0xnnnnnnnnnnnn:[0xnnnnnnnnnnnn]@BlueScreen: PCPU x: no heartbeat (x/x IPIs received)
    0xnnnnnnnnnnnn:[0xnnnnnnnnnnnn]Code start: 0xxxxx VMK uptime: x:xx:xx:xx.xxx
    0xnnnnnnnnnnnn:[0xnnnnnnnnnnnn]Saved backtrace from: pcpu x Heartbeat NMI
    0xnnnnnnnnnnnn:[0xnnnnnnnnnnnn]MCSLockWithFlagsWork@vmkernel#nover+0xx stack: 0xx
    0xnnnnnnnnnnnn:[0xnnnnnnnnnnnn]PB3_Read@esx#nover+0xx stack: 0xx
    0xnnnnnnnnnnnn:[0xnnnnnnnnnnnn]PB3_AccessPBVMFS5@esx#nover+00xx stack: 0xx
    0xnnnnnnnnnnnn:[0xnnnnnnnnnnnn]Fil3FileOffsetToBlockAddrCommonVMFS5@esx#nover+0xx stack:0xx
    0xnnnnnnnnnnnn:[0xnnnnnnnnnnnn]Fil3_ResolveFileOffsetAndGetBlockTypeVMFS5@esx#nover+0xx stack:0xx
    0xnnnnnnnnnnnn:[0xnnnnnnnnnnnn]Fil3_GetExtentDescriptorVMFS5@esx#nover+0xx stack: 0xx
    0xnnnnnnnnnnnn:[0xnnnnnnnnnnnn]Fil3_ScanExtentsBounded@esx#nover+0xx stack:0xx
    0xnnnnnnnnnnnn:[0xnnnnnnnnnnnn]Fil3GetFileMappingAndLabelInt@esx#nover+0xx stack: 0xx
    0xnnnnnnnnnnnn:[0xnnnnnnnnnnnn]Fil3_FileIoctl@esx#nover+0xx stack: 0xx
    0xnnnnnnnnnnnn:[0xnnnnnnnnnnnn]FSSVec_Ioctl@vmkernel#nover+0xx stack: 0xx
    0xnnnnnnnnnnnn:[0xnnnnnnnnnnnn]FSS_IoctlByFH@vmkernel#nover+0xx stack: 0xx
    0xnnnnnnnnnnnn:[0xnnnnnnnnnnnn]VSCSIFsEmulateCommand@vmkernel#nover+0xx stack: 0x0
    0xnnnnnnnnnnnn:[0xnnnnnnnnnnnn]VSCSI_FSCommand@vmkernel#nover+0xx stack: 0x1
    0xnnnnnnnnnnnn:[0xnnnnnnnnnnnn]VSCSI_IssueCommandBE@vmkernel#nover+0xx stack: 0xx
    0xnnnnnnnnnnnn:[0xnnnnnnnnnnnn]VSCSIExecuteCommandInt@vmkernel#nover+0xx stack: 0xb298e000
    0xnnnnnnnnnnnn:[0xnnnnnnnnnnnn]PVSCSIVmkProcessCmd@vmkernel#nover+0xx stack: 0xx
    0xnnnnnnnnnnnn:[0xnnnnnnnnnnnn]PVSCSIVmkProcessRequestRing@vmkernel#nover+0xx stack: 0xx
    0xnnnnnnnnnnnn:[0xnnnnnnnnnnnn]PVSCSI_ProcessRing@vmkernel#nover+0xx stack: 0xx
    0xnnnnnnnnnnnn:[0xnnnnnnnnnnnn]VMMVMKCall_Call@vmkernel#nover+0xx stack: 0xx
    0xnnnnnnnnnnnn:[0xnnnnnnnnnnnn]VMKVMM_ArchEnterVMKernel@vmkernel#nover+0xe stack: 0x0

    この問題は、仮想マシンのハードウェア バージョンが 13 で、大規模な仮想ディスクに対して SPC-4 機能を使用している場合に発生します。 

    本リリースで、この問題は修正されました。

  • Marvell 9230 ACHI コントローラの Marvell コンソール デバイスを使用できない

    カーネル ログによると、ATAPI デバイスは Marvell 9230 コントローラの AHCI ポートの 1 つで公開されます。この Marvel コンソール デバイスは、一部の Marvell CLI ツールによって使用される Marvell 9230 AHCI コントローラの RAID を構成するためのインターフェイスです。 

    esxcfg-scsidevs -l コマンドの結果、Marvell 9230 コントローラを搭載するホストは、表示名が「Local Marvell Processor」の SCSI デバイスを検出できません。 

    カーネル ログの情報は次のとおりです。
    WARNING: vmw_ahci[XXXXXXXX]: scsiDiscover:the ATAPI device is not CD/DVD device 

    本リリースで、この問題は修正されました。 

  • SSD の輻輳により、複数の仮想マシンが応答しなくなることがある

    仮想マシンのワークロードや数によっては、ホスト上のディスクグループが PDL (Permanent Device Loss) 状態になることがあります。これにより、ディスクグループは追加の IO を許可せず、手動による操作が実行されるまでそれらが使用できなくなります。

    本リリースで、この問題は修正されました。

  • マッピング解除をサポートするデータストアで HBR + CBT を実行すると、ESXi ホストが動作せず、パープル スクリーンが表示されることがある

    非整列マッピング解除要求を許可する ESXi 機能は、マッピング解除要求が非ブロック コンテキストで発生する可能性があることを考慮していませんでした。マッピング解除要求が非整列で、要求元のコンテキストが非ブロックである場合、パープル スクリーンが表示される可能性があります。非ブロック コンテキストでの一般的な非整列マッピング解除要求は、通常、HBR 環境で発生します。 

    本リリースで、この問題は修正されました。

  • ESXi ホストが VMFS データストアへの接続を失うことがある

    LVM モジュールのメモリ リークが原因で、特定の条件下で LVM ドライバがメモリ不足になり、ESXi ホストが VMFS データストアにアクセスできなくなることがあります。

    本リリースで、この問題は修正されました。

サポート対象のハードウェアの問題
  • 大量のトラフィックが発生した場合に Intel I218 NIC が頻繁にリセットされる

    NE1000 ドライバで TSO 機能が有効になっていると、I218 のハードウェア上の問題により、大量のトラフィックが発生した場合に I218 NIC が頻繁にリセットされます。I218 NIC の NE1000 TSO 機能を無効にする必要があります。 

    本リリースで、この問題は修正されました。

アップグレードとインストールの問題
  • dd イメージから起動される ESXi ホストに対して vSphere Update Manager によるバージョン 6.5 へのメジャー アップグレードが失敗する 

    dd イメージから起動される ESXi ホストに対して、vSphere Update Manager を使用してバージョン 6.5 へのメジャー アップグレードを実行すると、「ホストでアップグレード スクリプトを実行できません」というエラー メッセージが表示され、アップグレードが失敗します。 

    本リリースで、この問題は修正されました。

  • ソフトウェア プロファイルの更新後に ESXi ホストの以前のソフトウェア プロファイル バージョンが表示され、ISO アップグレード後にソフトウェア プロファイル名が「Updated」とマークされない

    esxcli software profile update コマンドを実行した後の esxcli software profile get コマンド出力に、ESXi ホストの以前のソフトウェア プロファイル バージョンが表示されます。また、ISO のアップグレード後、esxcli software profile get コマンド出力のソフトウェア プロファイル名が「Updated」とマークされません。 

    本リリースで、この問題は修正されました。

  • ESXi 6.5 ホストから vm-support バンドルを収集できない

    vSphere Web Client を使用して ESXi 6.5 でログを生成するときに、[select specific logs to export] テキスト ボックスが空白のため、ESXi 6.5 ホストから vm-support バンドルを収集できません。ネットワーク、ストレージ、フォルト トレランス、ハードウェアなどのオプションも空白になっています。この問題は、/cgi-binrhttpproxy ポートに 8303 とは異なる値が設定されているために発生します。

    本リリースで、この問題は修正されました。

  • TPM 1.2 マシンへのインストールが起動中の早い段階でハングする

    TPM 1.2 チップを搭載したシステムで、ESXi 6.5 のインストール処理が応答を停止します。tbootdebug がコマンド ライン パラメータとして指定されている場合、最新のログ メッセージは次のようになります。 

    Relocating modules and starting up the kernel...
    TBOOT: **************TBOOT ******************
    TBOOT: TPM family: 1.2

    本リリースで、この問題は修正されました。

  • vSphere Update Manager で RuntimeError が発生する 

    ImageProfile モジュールに特定のハードウェアの組み合わせに対する VIB が含まれている場合、RuntimeError が発生し、ホスト スキャン操作が失敗します。失敗の原因は、Python 2 と Python 3 の間でのコードの移行に関する問題です。 

    本リリースで、この問題は修正されました。

  • システムが USB デバイスのリソースを認識または予約できないため、ESXi ホストが動作せず、パープル スクリーンが表示されることがある

    ESXi ホストを起動したときに、ESXi ホストが動作せず、パープル スクリーンが表示されることがあります。該当する Oracle サーバは、X6-2、X5-2、および X4-2 です。さらに、バックトレースには、pcidrv_alloc_resource エラーが原因であることが示されます。この問題は、システムが USB デバイスのリソースを認識または予約できないために発生します。 

    本リリースで、この問題は修正されました。

vCenter Server、vSphere Web Client、および vSphere Client の問題
  • Windows 用デスクトップ vSphere Client をインストールした後で ESXi ホストに接続すると、警告メッセージが表示される 

    デスクトップ vSphere Client は vSphere 6.5 で廃止され、サポートされていません。ESXi 6.5 ホストに接続すると、次のような警告メッセージが表示されます。必要なクライアント サポート ファイルをサーバ「0.0.0.0」から取得して、インストールする必要があります。「インストーラを実行」をクリックするか、「インストーラを保存」をクリックします。

    この場合は、VMware Host Client を使用してホスト管理操作を実行します。 

仮想マシンの管理の問題
  • パフォーマンス カウンタ cpu.system に、値 0(ゼロ)が誤って表示される

    仮想マシンに対するパフォーマンス カウンタ cpu.system の計算に誤りがあります。カウンタの値が常に 0(ゼロ)で変化しません。そのため、すべての種類のデータ解析を行うことができません。

    本リリースで、この問題は修正されました。

  • アクティブなメモリのドロップが原因で、仮想マシンが応答しなくなることがある

    ESXi ホストで実行されている仮想マシンのアクティブなメモリが 1% 未満になったりゼロになると、ホストに十分な空きメモリがあっても、ホストはメモリの再利用を開始することがあります。

    本リリースで、この問題は修正されました。

  • スナップショットの統合中に仮想マシンが応答を停止する

    スナップショットの統合中は、統合に必要なストレージ容量を判定するために細かな計算が実行されることがあります。その際、計算の完了に時間がかかるため、仮想マシンが応答を停止する可能性があります。 

    本リリースで、この問題は修正されました。

  • 事前に割り当てられた仮想マシンの NUMA 配置が正しくないため、パフォーマンスが最適化されない

    事前に割り当てられた仮想マシンでは、パワーオン時にすべてのメモリが割り当てられます。しかし、スケジューラがこの初期割り当てのために誤った NUMA ノードを選択することがあります。特に、numa.nodeAffinity の vmx オプションが考慮されない場合があります。そのため、ゲスト OS のパフォーマンスが低下する可能性があります。 

    待ち時間感度が高く設定された仮想マシンまたはパススルー デバイスが設定された仮想マシンは、通常、事前に割り当てられます。 

    本リリースで、この問題は修正されました。

  • 仮想マシンが応答しなくなることがある

    仮想マシンのスナップショットを作成すると、仮想マシンが応答しなくなることがあります。 

    本リリースで、この問題は修正されました。

  • 処理に 5 分以上かかる場合に vSphere Storage vMotion がエラー メッセージと共に停止する

    vSphere Storage vMotion のターゲット仮想マシンが、仮想マシンの定期的な構成検証によって誤って停止します。処理に 5 分以上かかる vSphere Storage vMotion は、「ソースはターゲットがレジュームに失敗したことを検出しました」というメッセージと共に停止します。
    ESXi ホストからの VMkernel ログに、次のメッセージが含まれます。D: Migration cleanup initiated, the VMX has exited unexpectedly.Check the VMX log for more details

    本リリースで、この問題は修正されました。 

  • 汎用 FileBackingInfo として指定されたバッキング ファイルが仮想マシン管理スタックによって正しく処理されず、その結果、仮想マシンが適切に再構成されない

    仮想マシンがパワーオン状態の場合に、仮想マシンのフォルダとは別のフォルダへのディスクの接続に失敗することがあります。このような状況が発生するのは、ConfigSpec と共に vSphere API を直接使用してこの操作を開始し、その際に vim.vm.Device.VirtualDisk.FlatVer2BackingInfovim.vm.Device.VirtualDisk.SeSparseBackingInfo などディスク タイプに固有のバッキング クラスの代わりに、汎用の vim.vm.Device.VirtualDevice.FileBackingInfo クラスを使用してディスク バッキング ファイルを指定した場合です。

    本リリースで、この問題は修正されました。

  • 仮想マシンの vMotion 移行がしばらくの間サスペンドされ、タイムアウトで失敗する

    仮想マシンにドライバ(特にグラフィック ドライバ)または大量のメモリを必要とするアプリケーションが含まれていると、仮想マシンにスティッキー ページが作成されます。この仮想マシンが別のホストに vMotion で移行されると、移行プロセスがサスペンドされ、I/O 処理が誤って保留になるため、移行に失敗します。 

    本リリースで、この問題は修正されました。

  • パワーオン状態の仮想マシンの再構成操作で extraConfig オプションに整数値が設定されると、SystemError が発生することがある

    次の条件が満たされている場合、再構成処理は応答を停止し、SystemError が発生します。 

    • 仮想マシンがパワーオン状態である 
    • ConfigSpec の extraConfig オプションに整数値が設定されている 


    TypeMismatchException によって SystemError が発生し、ESXi ホストの hostd ログに次のメッセージが表示されます。 

    Unexpected exception during reconfigure: (vim.vm.ConfigSpec) { } Type Mismatch: expected: N5Vmomi9PrimitiveISsEE, found: N5Vmomi9PrimitiveIiEE. 

    本リリースで、この問題は修正されました。 

  • 仮想マシンを削除すると、ダイジェスト VMDK ファイルが仮想マシン フォルダから削除されない

    ダイジェスト VMDK ファイルからリンク クローンを作成すると、vCenter Server はダイジェスト ディスク ファイルを削除不可能としてマークします。このため、それぞれの仮想マシンを削除すると、ディスク記述子ファイルの ddb.deletable = FALSE ddb エントリにより、ダイジェスト VMDK ファイルは仮想マシン フォルダから削除されません。

    本リリースで、この問題は修正されました。

Virtual Volumes の問題
  • 仮想マシン ストレージ プロファイル名に非ラテン文字が正しく表示されないことがある

    VVol Vasa プロバイダに渡される前に、UTF-8 文字が適切に処理されていません。その結果、国際文字を使用している仮想マシン ストレージ プロファイルが Vasa プロバイダに認識されないか、正しく処理または表示されません。 

    本リリースで、この問題は修正されました。

VMware HA および Fault Tolerance の問題
  • 仮想マシンで vSphere Fault Tolerance が有効である場合、vSphere Guest Application Monitoring SDK が失敗する

    vSphere Guest Application Monitor がインストールされた vSphere HA 保護対象の仮想マシンで vSphere FT が有効になっていると、vSphere Guest Application Monitoring SDK に障害が発生することがあります。

    本リリースで、この問題は修正されました。

  • Fault Tolerance のセカンダリ仮想マシンのパワーオンに失敗し、ホストのメモリが不足すると、ESXi ホストが動作せず、パープル スクリーンが表示されることがある

    Fault Tolerance を有効にした仮想マシンを設定し、メモリが不足している ESXi ホストからそのセカンダリ仮想マシンをパワーオンした場合、セカンダリ仮想マシンはパワーオンできず、ESXi ホストが動作せずにパープル スクリーンが表示されることがあります。 

    本リリースで、この問題は修正されました。

VMware Tools
  • VMware Tools のインストール時に、ゲスト OS の再起動で guestinfo.toolsInstallErrCode 変数がクリアされない

    VMware Tools のインストールを完了するために再起動が必要な場合、ゲスト変数 guestinfo.toolsInstallErrCode は 1603 に設定されます。ゲスト OS を再起動してもこの変数はクリアされません。

    本リリースで、この問題は修正されました。

  • VMware Tools バージョン 10.1.7 が付属

    このリリースには VMware Tools バージョン 10.1.7 が含まれます。詳細については、VMware Tools 10.1.7 のリリース ノートを参照してください。

vSAN の問題
  • vSAN ディスク グループをマウントすると、ESXi ホストに障害が発生してパープル スクリーンが表示される

    vSAN ディスク グループをマウントしようとすると、vSAN の内部で競合状態になり、ESXi ホストに障害が発生してパープル スクリーンが表示されることがあります。

    本リリースで、この問題は修正されました。

  • vSAN Witness(監視)ホストで objtool を使用すると、ESXi ホストに障害が発生してパープル スクリーンが表示される

    vSAN Witness ホストで objtool を使用すると、I/O control (ioctl) 呼び出しが実行され、ESXi ホストで NULL ポインタが発生してホストがクラッシュします。

    本リリースで、この問題は修正されました。

  • vSAN クラスタ内のホストに激しい輻輳が発生して、ホストが切断される

    ESXi ホストの起動中に無効なメタデータを含む vSAN コンポーネントが検出されると、SSD ブロックに対する参照カウントのリークが発生する可能性があります。ポリシーの変更、ディスクの廃止などの方法によってこれらのコンポーネントが削除されると、参照カウントのリークが原因で SSD に隣接する I/O が動作しなくなります。ログ ファイルが蓄積されて、激しい輻輳とホストの切断が引き起こされる可能性があります。 

    本リリースで、この問題は修正されました。

  • ディスクが破損している場合、vSAN の有効化や vSAN クラスタへの ESXi ホストの追加を実行できない

    ホスト上に破損したストレージ デバイスがある場合に、vSAN の有効化や vSAN クラスタへのホストの追加を実行すると、操作が失敗する可能性があります。この操作を実行した後にホスト上に Python zdump が存在するようになり、vdq -q コマンドが失敗して関連ホスト上にコア ダンプが作成されます。

    本リリースで、この問題は修正されました。

  • LAG が有効なアップリンクとして設定されている場合、vSAN Configuration Assist が物理 NIC に冗長性がないことを示す警告を表示する

    アップリンク ポートがリンク集約グループ (LAG) のメンバーである場合、LAG には冗長性があります。アップリンク ポート数が 1 の場合、vSAN Configuration Assist は物理 NIC に冗長性がないことを示す警告を表示します。 

    本リリースで、この問題は修正されました。

  • vSAN クラスタのメンバー ホストおよび vCenter Server を再起動すると、vSAN クラスタが分割される

    ユニキャスト vSAN クラスタ内のホストおよび vCenter Server を同時に再起動すると、クラスタが分割される可能性があります。ホストおよび vCenter Server を同時に再起動している間、vCenter Server は不安定な vpxd プロパティの更新を適切に処理しません。 

    本リリースで、この問題は修正されました。

  • 読み取りキャッシュの割り当てが正しく調整されていない場合、ESXi ホストに障害が発生してパープル スクリーンが表示される

    読み取りキャッシュの割り当てを制御する vSAN メカニズムでの調整が正しく行われず、その結果、ホストに障害が発生してパープル スクリーンが表示されることがあります。

    本リリースで、この問題は修正されました。

  • vSAN キャパシティの監視によって、大規模ファイル システムのオーバーヘッドが報告される

    vSAN クラスタで重複解除と圧縮が有効になっている場合、[使用中容量の内訳]([監視] > [vSAN] > [容量])に、ファイル システムのオーバーヘッドに使用されているストレージ容量の割合が正しく表示されません。この値には、ファイル システムのアクティビティに使用されている実際の容量が反映されていません。重複解除と圧縮が有効な vSAN クラスタの表示には、ファイル システムのオーバーヘッドが正しく反映されている必要があります。

    本リリースで、この問題は修正されました。

  • サイズが 0 バイトのスワップ オブジェクトが原因で、vSAN 健全性チェックで CLOMD の稼動状態に関する問題が報告される

    vSAN クラスタにサイズが 0 バイトのオブジェクトが含まれていて、これらのオブジェクト内のいずれかのコンポーネントを修復する必要がある場合、CLOMD はクラッシュする可能性があります。/var/run/log/clomd.log の CLOMD ログに、次のような記述が含まれている可能性があります。 

    2017-04-19T03:59:32.403Z 120360 (482850097440)(opID:1804289387)CLOMProcessWorkItem: Op REPAIR starts:1804289387
    2017-04-19T03:59:32.403Z 120360 (482850097440)(opID:1804289387)CLOMReconfigure: Reconfiguring ae9cf658-cd5e-dbd4-668d-020010a45c75 workItem type REPAIR

    2017-04-19T03:59:32.408Z 120360 (482850097440)(opID:1804289387)CLOMReplacementPreWorkRepair: Repair needed.1 absent/degraded data components for ae9cf658-cd5e-dbd4-668d-020010a45c75 found

    vSAN 健全性チェックで CLOMD の稼動状態に関する問題が報告されます。CLOMD は再起動するたびにクラッシュして、関連するオブジェクトを修復しようとします。サイズが 0 バイトになる可能性のある vSAN オブジェクトは、スワップ オブジェクトのみです。

    本リリースで、この問題は修正されました。

  • vSphere API FileManager.DeleteDatastoreFile_Task で vSAN 内の DOM オブジェクトの削除に失敗する

    vSAN データストアからファイルブラウザまたは SDK スクリプトを通し、FileManager.DeleteDatastoreFile_Task API を使用して VMDK ファイルを削除しても、基盤となる DOM オブジェクトは削除されません。

    これらのオブジェクトは時間の経過と共に蓄積されて、vSAN データストアの容量を占有することがあります。

    本リリースで、この問題は修正されました。

  • 内部競合状態が発生した場合、vSAN クラスタ内のホストに障害が発生してパープル スクリーンが表示されることがある

    vSAN クラスタ内のホストが再起動された場合、PLOG の再ログ コードと vSAN デバイス検出コードの間で競合状態になることがあります。この状態になると、メモリ テーブルが破損し、ESXi ホストに障害が発生してパープル スクリーンが表示されることがあります。  

    本リリースで、この問題は修正されました。

vSphere Command-Line Interface
  • ESXi の一部の詳細設定が vSphere Web Client または esxcli コマンドを使用して変更できない

    /Net/NetPktSlabFreePercentThreshold など、ESXi の一部の詳細設定は、デフォルト値が誤っているために変更できません。この問題は、デフォルト値を変更することで解決されます。 

    本リリースで、この問題は修正されました。

既知の問題

既知の問題には、次のトピックが含まれます。

インストールの問題
  • セキュア ブートが有効になっている ESXi ホスト上に --no-sig check オプションを指定して署名なしの VIB をインストールすると、インストールが失敗することがある

    セキュア ブートが有効になっている ESXi ホスト上に --no-sign check オプションを指定して署名なしの VIB をインストールすることは、署名なしの VIB によってシステムが起動できなくなるため、禁止されています。セキュア ブートが有効になっている ESXi ホストでは、VIB の署名チェックは必須です。

    回避策:セキュア ブートが有効になっている ESXi ホストでは、署名済みの VIB のみを使用します。

  • ESXCLI または vSphere PowerCLI コマンドで ESXi ホストをインストールまたはアップグレードすると、esx-base、vsan、および vsanhealth VIB を使用した場合にインストールが失敗する

    ESXi 6.5 Update 1 以降、esx-tboot VIB と esx-base VIB の間には依存関係があるため、ESXi ホストのインストールおよびアップグレードを正常に行うには、vib update コマンドの一部に esx-tboot VIB も含める必要があります。

    回避策:vib update コマンドの一部に esx-tboot VIB も含めます。例:

    esxcli software vib update -n esx-base -n vsan -n vsanhealth -n esx-tboot -d /vmfs/volumes/datastore1/update-from-esxi6.5-6.5_update01.zip
  • セキュア ブートが有効になっている ESXi ホストで ESX 6.5 Update 1 ベースラインを修正すると、失敗することがある

    vSphere Update Manager を使用して、ESXi 6.5 Update 1 イメージを含むアップグレード ベースラインで ESXi ホストをアップグレードすると、このホストでセキュア ブートが有効になっている場合、アップグレードが失敗することがあります。

    回避策:ホスト アップグレード ベースラインではなく、vSphere Update Manager パッチ ペースラインを使用します。

その他の問題
  • BIOS、BMC、PLSA ファームウェアのバージョンの変更がダイレクト コンソール ユーザー インターフェイス (DCUI) に表示されない

    DCUI はハードウェアのバージョンに関する情報を提供しますが、バージョンが変更されても空白のままになっています。 

    回避策:次のコマンドを使用して WBEM サービスを開始します。esxcli system wbem set --enabled​

  • VMware Tools の ISO イメージの読み取り負荷が大きい場合、フラッシュ メディアが破損することがある

    仮想デスクトップインフラストラクチャ (VDI) 環境で、VMware Tools の イメージの読み取り負荷が大きい場合、フラッシュ メディアが破損することがあります。 

    回避策: 

    すべての VMware Tools データを専用の RAM ディスクにコピーすることができます。その結果、フラッシュ メディアからデータを読み取ることができるのは、1 度のブートで 1 回のみとなります。その他のすべての読み取りは RAM ディスクに対して実行されます。vCenter Server エージェント (vpxa) は、productLocker をポイントする symlinks が含まれた /vmimages ディレクトリを経由して、このデータにアクセスします。

    この機能を有効にするには、次の手順を実行します。

    1. コマンドを使用して、ToolsRamdisk 詳細オプションを 1 に設定します。

      esxcli system settings advanced set -o /UserVars/ToolsRamdisk -i 1

    2. ホストを再起動します。 
ネットワークの問題
  • RX VLAN タグを削除する機能のため、Intel i40en ドライバでハードウェアを無効にできない

    Intel i40en ドライバでは、ハードウェアによって常に RX VLAN タグが削除され、次の vsish コマンドを使用してそれを無効にすることはできません。

    vsish -e set /net/pNics/vmnicX/hwCapabilities/CAP_VLAN_RX 0

    回避策:なし。

  • VMware Host Client の仮想スイッチへの物理アップリンクの追加が失敗することがある

    [ネットワーク] > [仮想スイッチ] > [アップリンクの追加] の順に選択した場合、VMware Host Client の仮想スイッチへの物理ネットワーク アダプタ(アップリンク)の追加が失敗することがあります。

    回避策:

    1. 編集する仮想スイッチを右クリックし、[設定の編集] をクリックします。
    2. [アップリンクの追加] をクリックして、新しい物理アップリンクを仮想スイッチに追加します。
    3. [保存] をクリックします。
ストレージの問題
  • ATS のみのアレイ デバイスに対して ESXi ホストを再起動した後、VMFS データストアが使用できない

    ESXi ホストに接続されているターゲットが暗黙的な ALUA のみをサポートし、スタンバイ パスのみを持つ場合、デバイスは登録されますが、メディアへのアクセスに関連するデバイスの属性が設定されません。登録後にアクティブなパスが追加された場合、VAAI 属性が更新されるまでに最大で 5 分かかることがあります。その結果、ATS のみが設定された VMFS ボリュームでは、VAAI が更新されるまでの間、マウントに失敗する可能性があります。

    回避策:ターゲットがスタンバイ パスのみをサポートし、暗黙的な ALUA のみを持つ場合は、次の ESXi CLI コマンドを使用して、ホスト上で FailDiskRegistration 設定オプションを有効にします。esxcli system settings advanced set -o /Disk/FailDiskRegistration -i 1

    有効にするには、設定オプションを指定した後、ホストを再起動する必要があります。そのため、アクティブなパスが表示されるまで、デバイスの登録は遅延されます。

    注:明示的な ALUA ターゲット デバイスと暗黙的な ALUA ターゲット デバイスの両方が ESXi ホストに接続されている環境でこの設定オプションを有効にした場合、明示的な ALUA スタンバイ パスでのデバイスの登録も遅延されることがあります。 
     

  • HBA モードで LED 管理コマンドをオンまたはオフにすると、コマンドが失敗することがある

    次の LED コマンドをオンまたはオフにすると、

    esxcli storage core device set -l locator -d <device id>
    esxcli storage core device set -l error -d <device id>
    esxcli storage core device set -l off -d <device id>,

    一部の HP Smart Array コントローラ(P440ar、HP H240 など)の HBA モードでコマンドが失敗することがあります。さらに、コントローラが応答を停止し、次の管理コマンドが失敗することがあります。 

    LED 管理:
    esxcli storage core device set -l locator -d <device id>
    esxcli storage core device set -l error -d <device id>
    esxcli storage core device set -l off -d <device id>

    ディスク位置の取得:esxcli storage core device physical get -d <device id>

    この問題はファームウェアに固有のものであり、HBA モードでの LED 管理コマンドによってのみ発生します。RAID モードでは、このような問題は発生しません。

    回避策:成功するまで管理コマンドを再試行します。 

  • lsi_mr3 ドライバ用の vSAN ディスク サービサビリティ プラグイン lsu-lsi-lsi-mr3-plugin が「Can not get device info ...」または「not well-formed ...」エラーと共に失敗することがある

    この vSAN ディスク サービサビリティ プラグインは、ディスクに対して拡張された管理および情報サポートを提供します。vSphere 6.5 Update 1 で、次のコマンドが失敗することがあります。

    ディスク位置の取得:
    esxcli storage core device physical get -d <device UID>(JBOD モードのディスクの場合)
    esxcli storage core device raid list -d <device UID>(RAID モードのディスクの場合)

    LED 管理:
    esxcli storage core device set --led-state=locator --led-duration=<seconds> --device=<device UID>
    esxcli storage core device set --led-state=error --led-duration=<seconds> --device=<device UID>
    esxcli storage core device set --led-state=off -device=<device UID>

    その際、次のいずれかのエラーが発生します。
    Plugin lsu-lsi-mr3-plugin cannot get information for device with name <NAA ID>.
    エラー:Can not get device info ...または not well-formed (invalid token): ...

    回避策:
    1.この問題が発生しているサーバ上で、esxcli コマンドの代わりに localcli を使用します。
    localcli コマンドは正しいメッセージを生成しますが、esxcli はランダムに失敗することがあります。

仮想マシンの管理の問題
  • VMware Host Client が、検索により選択した範囲ではなく、ESXi ホスト上のすべての仮想マシン上でアクションを実行してしまう

    仮想マシンの範囲を選択するために VMware Host Client で検索機能を使用したときに、すべてを選択するためのボックスにチェックを付け、パワーオフ、パワーオン、削除などのアクションを実行すると、そのアクションは選択した仮想マシンだけではなく、ホスト上のすべての仮想マシンに対して実行される場合があります。

    回避策:仮想マシンを個別に選択する必要があります。

以前のバージョンからの既知の問題

以前からの既知の問題のリストを表示するには、ここをクリックします。

既知の問題には、次のトピックが含まれます。

    Auto Deploy および Image Builder
    • ESXi 6.0 のホスト プロファイルで作成された root ユーザーの SSH キーを ESXi 6.5 に適用できない
      ESXi 6.5 では、root ユーザーの SSH キーを管理する認証済みキーのホスト プロファイル機能が廃止されています。しかし、旧バージョンのホスト プロファイルは 6.5 ではなく 6.0 に設定されています。その結果、バージョン 6.0 のホスト プロファイルを使用した root ユーザーの SSH キーは、バージョン 6.5 のホストに適用できません。

      回避策:ホスト プロファイルを使用して root ユーザーの SSH キーを設定できるようにするには、バージョン 6.5 の新しいホスト プロファイルを作成する必要があります。

    • ターゲットのステートレス ESXi ホストを再起動してホスト プロファイルを適用すると、無効なファイル パスを示すエラー メッセージが返される
      最初にステートレス ホストからホスト プロファイルを抽出します。これを編集して、パスワード ポリシー用にユーザー入力による新しいロールを作成し、ステートレス キャッシュを有効にします。その後、プロファイルをホストに添付し、ユーザーのパスワードとロールの設定を更新すると、ホストを再起動してホスト プロファイルを適用しても次のエラーで失敗します。

      ERROR: EngineModule::ApplyHostConfig.Exception: Invalid file path

      回避策:ホスト プロファイルを直接ホストに適用する必要があります。

      1. Auto Deploy サービスを停止してホストを再起動します。

      2. ホストの起動後、ローカル ユーザーとロールがホスト上にあることを確認します。

      3. 設定した認証情報を使用してログインします。

    • Auto Deploy を使用してステートレス ホストを起動すると、失敗する場合がある
      次の条件が揃うと、getnameinfo 要求の処理で約 11 ~ 16 秒の遅延が発生し、その結果、Auto Deploy を使用したステートレス ホストの起動に失敗します。

      • ホスト エントリ hosts: files resolve dnsresolve パラメータを追加することで、ステートレス ホストのローカル DNS キャッシュが有効になります。hosts: files resolve dns は、Photon /etc/nsswitch.conf 構成ファイルの一部です。
      • ホストの NIC が DHCP から IP アドレスを取得しているが、DNS サーバに同じ IP アドレスが見つからない。

      回避策:NIC の vCenter Server 向け構成ファイル(IP アドレスを DHCP から取得)で、UseDNS キーを false に設定します。

      [DHCP] UseDNS=false

    • vSphere Auto Deploy を使用してステートレス ESXi ホストをデプロイし、vSphere Distributed Switch のプロパティがホスト プロファイルに指定されている場合、ステートレス ESXi ホストは、メンテナンス モードのままになる場合がある
      vSphere Auto Deploy を使用してステートレス ESXi ホストをデプロイし、vSphere Distributed Switch のプロパティがホスト プロファイルに指定されている場合、ESXi ホストは、ホスト プロファイルが適用されている間、メンテナンス モードに入ります。プロセスが失敗した場合は、ホスト プロファイルが適用されず、ホストのメンテナンス モードが終了しない場合があります。

      回避策:ホスト プロファイルのページで、デプロイされたホストを手動でメンテナンス モードから解除して修正します。

    • iSCSI 対応クラスタにホスト プロファイル設定を適用するために修正を実行すると、vSphere Web Client にエラーが表示される
      多数の LUN を使用して構成されたホストからホスト プロファイルを抽出した後、そのプロファイルを iSCSI 対応ホストで構成されるクラスタに接続してクラスタを修正すると、次のメッセージが vSphere Web Client インターフェイスに表示されます。

      バッチでのホスト プロファイル適用操作に失敗しました。com.vmware.vim.vmomi.client.exception.TransportProtocolException:org.apache.http.client.ClientProtocolException
      vpxd.log ファイルにもエラーが記録されます。
      2016-07-25T12:06:01.214Z error vpxd[7FF1FE8FB700] [Originator@6876 sub=SoapAdapter] length of HTTP request body exceeds configured maximum 20000000
      1 つのクラスタを修正すると、vSphere Web Client により、そのクラスタ内のすべてのホストのデータを含む 1 つの API 要求が作成されます。この要求は、VPXD でサポートされる最大 HTTP 要求サイズを超えます。

      回避策:次の手順を実行してください。

      1. [修正] ウィザードで選択するホストを減らします。

      2. 修正が完了してはじめて、残りのホストに対して別のウィザードを開始します。

    • vCenter Server システムのバージョン 5.5 または 6.0 を 6.5 にアップグレードまたは移行すると、vSphere Web Client に [Auto Deploy] オプションが表示されない
      vCenter Server 5.5 または 6.0 をバージョン 6.5 にアップグレードまたは移行すると、vSphere Web Client の [構成][設定] 画面に [Auto Deploy] オプションが表示されません。vSphere Auto Deploy サービスは、Image Builder サービスと一緒にインストールされますが、自動的には開始されません。

      回避策:次の手順を実行してください。

      1. Image Builder サービスを手動で開始します。

      2. vSphere Web Client からいったんログアウトし、再度ログインします。

      3. vSphere Web Client のホーム ページで vCenter Server システムに移動し、[構成] > [設定] を選択して、Auto Deploy サービスを探します。

    • ホスト プロファイルに接続されたホストの数が 63 を超えると、ホストのカスタマイズ ページのロード時にエラーが表示される
      リファレンス ホストからホスト プロファイルを抽出し、ホスト プロファイルに 63 を超えるホストを接続すると、vCenter Server システムの負荷が非常に高くなり、ホスト固有の応答ファイルの生成にかかる時間が 120 秒の時間制限を超過します。カスタマイズ ページのロード時に次のエラーが表示されます。

      プロパティ プロバイダのバックエンドで 120 秒が経過したため、クエリの実行がタイムアウトしました

      回避策:カスタマイズ データを生成せずに、ホスト プロファイルをクラスタまたはホストに添付します。

      1. クラスタまたはホストを右クリックし、[ホスト プロファイル] > [ホスト プロファイルの添付]の順に選択します。

      2. 添付するプロファイルを選択します。

      3. [カスタマイズのスキップ] チェック ボックスを選択します。vSphere Web Client インターフェイスは、RetrieveHostCustomizationsForProfile を呼び出してカスタマイズ データを生成しません。

      4. カスタマイズ データを入力します。

      5. クラスタまたはホストに添付されたホスト プロファイルを右クリックし、[ホストのカスタマイズのエクスポート] を選択します。これにより、各ホストのカスタマイズ エントリを含む CSV ファイルが生成されます。

      6. CSV ファイルにカスタマイズ データを記入します。

      7. ホスト プロファイルを右クリックし、[ホストのカスタマイズの編集] を選択して CSV ファイルをインポートします。

      8. [終了] をクリックしてカスタマイズ データを保存します。

    • Intel XL710 (40GB) ネットワーク アダプタで ESXi インストーラの PXE ブートによる自動デプロイが失敗する
      プリブート実行環境 (PXE) を使用して Intel XL710 ネットワーク デバイスからホストに ESXi インストーラを起動すると、制御が ESXi カーネルに移行する前に ESXi イメージのコピー プロセスが失敗します。次のエラーが表示されます。

      Decompressed MD5: 000000000000000000000
      Fatal error: 34(Unexpected EOF)
      serial log:
      ******************************************************************
      * Booting through VMware AutoDeploy...
      *
      * Machine attributes:
      * . asset=
      * . domain=eng.vmware.com
      * . hostname=prme-hwe-drv-8-dhcp173
      * . ipv4=10.24.87.173
      * . ipv6=fe80::6a05:caff:fe2d:5608
      * . mac=68:05:ca:2d:56:08
      * . model=PowerEdge R730
      * . oemstring=Dell System
      * . oemstring=5[0000]
      * . oemstring=14[1]
      * . oemstring=17[04C4B7E08854C657]
      * . oemstring=17[5F90B9D0CECE3B5A]
      * . oemstring=18[0]
      * . oemstring=19[1]
      * . oemstring=19[1]
      * . serial=3XJRR52
      * . uuid=4c4c4544-0058-4a10-8052-b3c04f523532
      * . vendor=Dell Inc.
      *
      * Image Profile: ESXi-6.5.0-4067802-standard
      * VC Host: None
      *
      * Bootloader VIB version: 6.5.0-0.0.4067802
      ******************************************************************
      /vmw/cache/d6/b46cc616433e9d62ab4d636bc7f749/mboot.c32.f70fd55f332c557878f1cf77edd9fbff... ok

      Scanning the local disk for cached image.
      If no image is found, the system will reboot in 20 seconds......
      <3>The system on the disk is not stateless cached.
      <3>Rebooting...

      回避策:なし。

    バックアップとリストアの問題
    • vCenter Server インスタンスへの vCenter Server Appliance のファイルベース リストアを実行すると、高可用性クラスタの構成や、アプライアンスへの SSH アクセスの有効化など、vSphere Web Client での操作に失敗することがある
      vCenter Server インスタンスのリストア プロセスでは、新しい vCenter Server Appliance がデプロイされ、自己署名証明書を使用してアプライアンス HTTP サーバが起動されます。リストア プロセスは、バックアップされた証明書をリカバリすることで完了しますが、アプライアンス HTTP サーバの再起動は行われません。その結果、アプライアンス HTTP サーバへの内部 API 呼び出しを必要とする操作が失敗します。

      回避策:vCenter Server インスタンスへの vCenter Server Appliance のリストアを実行後、アプライアンスにログインし、service vami-lighttp restart コマンドを実行して HTTP サーバを再起動する必要があります。

    • vCPU の数やアプライアンスのディスク サイズを変更した場合に、ファイルベースのバックアップから Platform Services Controller アプライアンスをリストアしようとすると失敗する
      vSphere 6.5 では Platform Services Controller アプライアンスは、2 個の vCPU と 60 GB のディスク サイズでデプロイされます。vCPU の数やディスク サイズを増やすことはサポートされていません。3 個以上の CPU または 60 GB を超えるディスク サイズで Platform Services Controller アプライアンスのファイルベース リストアを実行すると、vCenter Server Appliance インストーラが失敗し、次のエラーが表示されます。No possible size matches your set of requirements.

      回避策:プロセッサの数は vCPU 2 個を超えないように、ディスク サイズは 60 GB を超えないようにしてください。

    • イメージベースのバックアップから外部 Platform Services Controller を備えた vCenter Server Appliance をリストアすると、すべての vCenter Server サービスが起動しない
      vSphere Data Protection を使用して外部 Platform Services Controller を備えた vCenter Server Appliance をリストアした後は、リストア操作を完了し、vCenter Server サービスを起動するために vcenter-restore スクリプトを実行する必要があります。vcenter-restore の実行が、次のエラー メッセージが表示されて失敗することがあります。操作に失敗しました。SSO ユーザー名とパスワードが正しいことを確認し、スクリプトを再実行してください。問題が解決しない場合は、VMware サポートに連絡してください。

      回避策:vcenter-restore の実行に失敗したら、service-control --start --all コマンドを実行してすべてのサービスを起動します。

      service-control --start --all の実行に失敗する場合は、正しい vCenter Single Sign-On ユーザー名とパスワードを入力したことを確認します。また、VMware サポートに連絡することもできます。

    SAN ブートの問題

    • LUN ID が 255 を超えるファイバ チャネルまたは iSCSI LUN に ESXi 6.5 をインストールすることはできない
      vSphere 6.5 では、0 から 16383 までの LUN ID がサポートされています。しかし、アダプタ BIOS の制限により、255 を超える ID を持つ LUN を SAN ブート インストールに使用することはできません。

      回避策:ESXi のインストールには 255 以下の ID を持つ LUN を使用します。

    iSCSI の問題

    • vSphere 6.5 で iSCSI ソフトウェア アダプタに割り当てられる名前が以前のリリースと異なる
      vSphere 6.5 リリースにアップグレードした後、既存のソフトウェア iSCSI アダプタの名前は vmhbaXX から変更されます。この変更により、アダプタ名をハードコードしてあるスクリプトは影響を受けます。VMware はアダプタ名がリリース間で維持されることを保証していないため、スクリプト内で名前をハードコードしないでください。名前の変更は、iSCSI ソフトウェア アダプタの動作には影響しません。

      回避策:なし。

    移行の問題
    • 移行元の Windows 環境に固定 IPv4 と固定 IPv6 が設定されている場合、Windows 環境の vCenter Server または Platform Services Controller をアプライアンスに移行すると失敗し、DNS の設定に関するエラー メッセージが返されることがある
      IPv4 と IPv6 の両方に固定アドレスが設定されている場合、Windows 環境の移行に失敗し、次のようなエラー メッセージが返される場合があります。DNS 設定中にエラーが発生しました。詳細:操作に失敗しました。コード: com.vmware.applmgmt.err_operation_failed

      新たにデプロイされたアプライアンスのログ ファイル /var/log/vmware/applmgmt/vami.log には、次のエントリが記録されます。
      INFO:vmware.appliance.networking.utils:Running command: ['/usr/bin/netmgr', 'dns_servers', '--set', '--mode', 'static', '--servers', 'IPv6_address,IPv4_address']
      INFO:vmware.appliance.networking.utils:output:
      error:
      returncode: 17
      ERROR:vmware.appliance.networking.impl:['/usr/bin/netmgr', 'dns_servers', '--set', '--mode', 'static', '--servers', 'IPv6_address,IPv4_address'] error , rc=17

      回避策:

      1. 新たにデプロイしたアプライアンスを削除し、移行元の Windows 環境をリストアします。

      2. 移行元の Windows インストール環境で、IPv6 または IPv4 のいずれかの設定を無効にします。

      3. DNS サーバから、無効にした IPv6 アドレスまたは IPv4 アドレスのエントリを削除します。

      4. 移行を再試行します。

      5. (オプション)移行の完了後、削除した DNS エントリを再度追加し、移行したアプライアンス上で、無効にした IPv6 アドレスまたは IPv4 アドレスを再度設定します。

    • 外部 SQL を使用する vCenter Server 6.0 を統合 Windows 認証モードで移行する場合、VMware 移行アシスタントの初期化に失敗する
      「プロセス レベル トークンの置き換え」権限のないユーザーが、 Microsoft SQL Server の外部データベースを持ち、「統合 Windows 認証」を使用する vCenter Server を Windows から移行すると、VMware 移行アシスタントは失敗の原因を提示しないエラー メッセージを表示して失敗します。

      例:移行前のチェックの実行に失敗しました

      vCenter Server データベースは、要件を次のログに収集します。
      %temp/vcsMigration/CollectRequirements_com.vmware.vcdb_2016_02_04_17_50.log

      ログには次のエントリが含まれます。
      2016-02-04T12:20:47.868Z ERROR vcdb.const Error while validating source vCenter Server database: "[Error 1314] CreateProcessAsUser: 'A required privilege is not held by the client.'"

      回避策:移行を実行するユーザーに「プロセス レベル トークンの置き換え」権限が設定されていることを確認します。設定をカスタマイズするためのガイドが Microsoft のオンライン ドキュメントで提供されています。権限が正しいことを確認した後、移行を再実行します。

    その他の問題
    • lsu-hpsa プラグインがネイティブ hpsa ドライバ (nhpsa) で機能しない
      lsu-hpsa プラグインは、ネイティブ hpsa ドライバ (nhpsa) では機能しません。nhpsa ドライバは、lsu-hpsa プラグインで使用される現在の HPSA 管理ツール (hpssacli) と互換性がないためです。次のエラー メッセージが表示されることがあります。

      # esxcli storage core device set -d naa.600508b1001c7dce62f9307c0604e53b -l=locator
      Unable to set device's LED state to locator.Error was: HPSSACLI call in HPSAPlugin_SetLedState exited with code 127! (from lsu-hpsa-plugin)

      # esxcli storage core device physical get -d naa.50004cf211e636a7
      Plugin lsu-hpsa-plugin cannot get information for device with name naa.50004cf211e636a7.Error was: HPSSACLI call in Cache_Update exited with code 127!

      # esxcli storage core device raid list -d naa.600508b1001c7dce62f9307c0604e53b
      Plugin lsu-hpsa-plugin cannot get information for device with name naa.600508b1001c7dce62f9307c0604e53b.Error was: HPSSACLI call in Cache_Update exited with code 127!

      回避策:ネイティブ hpsa ドライバ (nhpsa) を vmklinux ドライバに置き換えます。

    ストレージに関するその他の問題

    • SESparse VMDK を使用している場合、Windows または Linux ファイル システムで仮想マシンのフォーマットに時間がかかる
      Windows または Linux ファイル システムで仮想マシンをフォーマットする際、処理に通常よりも時間がかかることがあります。これは、仮想マシンが SESparse である場合に発生します。

      回避策:フォーマットの前に、ゲスト OS に対する UNMAP 操作を無効にします。フォーマット処理が完了したら、この操作を再度有効にすることができます。

    • 共有リモート SAS デバイスに対して VMW_SATP_LOCAL プラグインを使用すると、問題が発生して失敗することがある
      ESX 6.5 よりも前のリリースでは、SAS デバイスは VMW_SATP_LOCAL プラグインによって要求された場合でもリモートとマークされていました。ESX 6.5 では、VMW_SATP_LOCAL によって要求されたすべてのデバイスは、外部であってもローカルとマークされます。そのため、以前のリリースから ESXi 6.5 にアップグレードすると、リモートとマークされていた既存のリモート SAS デバイスはステータスがローカルに変わります。この変更により、それらのデバイスにデプロイされていた共有データストアが影響を受け、問題が発生して予期しない動作が発生することがあります。
      さらに、実際には外部の共有であるにもかかわらず新たにローカルとマークされたデバイスを誤って使用すると、一部の機能で問題が発生します。たとえば、VFAT ファイル システムの作成を許可したり、Virtual SAN 用にデバイスを使用したりする場合です。

      回避策:リモートの外部 SAS デバイスに対しては、VMW_SATP_LOCAL プラグインを使用しないでください。サポート対象リストに含まれる該当する他の SATP、またはベンダー固有の SATP を使用します。

    • ファイルをデータストアにアップロードしている途中で vSphere Web Client からログアウトすると、アップロードがキャンセルされ、不完全なファイルが残る
      大きなファイルをデータストアにアップロードするには時間がかかります。ファイルのアップロード中にログアウトすると、アップロードは警告なしでキャンセルされます。部分的にアップロードされたファイルがデータストアに残ることがあります。

      回避策:ファイルのアップロード中はログアウトしないでください。データストアに不完全なファイルが存在する場合は、手動でそのファイルをデータストアから削除します。

    ネットワークの問題
    • Network I/O Control が無効な vSphere の標準スイッチか vSphere Distributed Switch に vNIC が接続されている場合、接続が失敗する
      vNIC が 0 より大きな予約で設定されている場合に、Network I/O Control が無効な vSphere 標準スイッチか vSphere Distributed Switch に接続すると、その接続は失敗し、次のエラー メッセージが表示されます。「指定されたパラメータが正しくありません: spec.deviceChange.device.backing.」

      回避策:なし。

    • ネットワークでフル パススルー デバイスが使用できない
      ネイティブ ntg3 ドライバがパススルー Broadcom Gigabit Ethernet Adapter で使用されていると、ネットワーク接続が使用できなくなります。

      回避策:

      • レガシー モードで ntg3 ドライバを実行します。

        1. esxcli system module parameters set -m ntg3 -p intrMode=0 コマンドを実行します。

        2. ホストを再起動します。

      • ネイティブの ntg3 ドライバではなく、tg3 vmklinux ドライバをデフォルト ドライバとして使用します。

    • 仮想マシンのユーザースペース RDMA アプリケーションでデータの送受信ができない
      ゲスト ユーザースペース RDMA アプリケーションで、他の仮想マシンとの通信に Unreliable Datagram のキュー ペアと IP アドレス ベースのグループ ID が使用されている場合、その RDMA アプリケーションはデータおよび作業完了エントリの送受信ができません。キュー ペアにエンキューされた作業リクエストはすべて削除され、完了しません。

      回避策:なし。

    • Universal Host Controller Interface に USB NIC デバイスが接続されている IBM システム サーバでパケットが失われる
      IBM BladeCenter HS22 などの一部の IBM システム サーバで Universal Host Controller Interface に USB NIC デバイスを接続し、USB ネイティブ ドライバである vmkusb を実行していると、ネットワークの問題が発生します。UHCI に接続された USB NIC デバイスに対して vmkusb ドライバを使用すると、USB NIC でパケットが失われます。

      回避策:USB ネイティブ ドライバ vmkusb を無効にし、レガシーの vmklinux USB ドライバに切り替えます。

      1. esxcli system module set -m=vmkusb -e=FALSE コマンドを実行して、USB ネイティブ ドライバ vmkusb を無効にします。

      2. ホストを再起動します。再起動の際にレガシー USB ドライバがロードされます。

    • シグナルなしの高速登録作業リクエストに対して、ゲスト カーネル アプリケーションが予期しない完了エントリを受け取る
      ホストで RDMA アップリンクがアクティブになっているとき、そのホストにある 2 台の仮想マシン間の RDMA 通信で、ゲスト カーネル アプリケーションにおける誤った完了エントリがトリガされることがあります。ゲストのカーネルレベル RDMA 上位レイヤー プロトコル (ULP) によって発行されたシグナルなしの高速登録作業リクエストによって、完了エントリが誤ってトリガされます。これにより、カーネル ULP の完了キューがオーバーフローすることがあります。

      回避策:無関係な完了がトリガされるのを回避するには、高速登録作業リクエストを使用する仮想マシンを個別のホストに配置します。

    • スナップショットの操作中または vMotion 移行中に、準仮想化 RDMA デバイスが接続されている仮想マシンにアクセスできなくなる
      準仮想化 RDMA (PVRDMA) デバイスが接続された仮想マシンでは、ピアのキュー ペアと通信するために RDMA アプリケーションが実行されます。RDMA アプリケーションが通信を試みる対象のピア キュー番号が存在しないと、PVRDMA デバイスはピアからの応答を無期限に待ち続けることがあります。その結果、スナップショットの操作または移行の際、RDMA アプリケーションが引き続き実行されていると、仮想マシンにアクセスできなくなります。

      回避策:PVRDMA デバイスを使用してスナップショットを作成する際、または vMotion 移行を実行する際は、存在しないピア キュー ペア番号を使用する RDMA アプリケーションをシャットダウンします。

    • ESXi コアの Netdump 転送が完了するまでに 2 ~ 3 時間かかる
      Intel X710 または Intel X710L NIC を使用しているホストでは、ESXi コアを Netdump サーバに転送する場合 2 ~ 3 時間かかります。アクションは正常に実行されますが、他の NIC の方がはるかに速く実行されます。

      回避策:なし。

    • 準仮想化 RDMA デバイスが接続されたゲスト仮想マシンで、カーネルレベルの RDMA 上位レイヤー プロトコルが正しく動作しない
      NFS や iSER などのカーネルレベル RDMA 上位レイヤー プロトコルでは、準仮想化 RDMA (PVRDMA) デバイスの上限よりも多くのリソースの作成が試みられます。その結果、カーネル モジュールをロードできなくなります。ただし、RDMA Connection Manager (RDMACM) は引き続き機能します。

      回避策:なし。

    • Down/Up コマンドを使用すると NIC の起動に 60 秒以上かかる
      Virtual Extensible LAN (VXLAN) を設定し、nmlx4_en ドライバを使用する NIC で VXLAN トラフィックの転送を開始すると、esxcli network nic up コマンドは NIC を 60 秒以内に起動できないことがあります。NIC は遅れて起動します。Down/Up および Unlink/Link コマンドを連続して数回実行した場合に、コマンドの実行が遅くなります。

      回避策:なし。

    • 40 ギガビット nmlx4_en NIC では Wake-On-LAN (WOL) がサポートされない
      WOL は、10 ギガビット HP Flexible LOM カード(HP ブランドの Mellanox 製カード)でのみサポートされています。HP は 40 ギガビット カードをサポートしていません。

      回避策:nmlx4_en カードで WOL を利用するには、10 ギガビット HP Flexible LOM カードを使用します。

    • Active Directory での認証に Kerberos 認証情報を使用していると、NFS 共有をマウントできない
      ESX システムを Active Directory に追加し、最新リリースにアップグレードすると、Active Directory インスタンスで RC4 暗号化のサポートが停止された場合、ESX で Kerberos キータブを使用して NFS 共有を正しくマウントできません。これは、キータブの書き込みは ESX が追加されるときにのみ行われ、また、ESX で使用される Likewise スタックでは以前のリリースの AES 暗号化がサポートされないためです。

      回避策:Active Directory に再度追加して、システムのキータブを更新します。

    • Intel 82579LM または I217 vmnic で復旧不可能なハングが発生することがある
      Intel 82579LM または I217 vmnic でトラフィックが非常に多い場合、問題が発生することがあります。たとえば、4 組のペアの仮想マシンで netperf が実行され、ハードウェア オフロード機能の VMkernel ソフトウェア エミュレーションを無効にし、再度有効にする動作が繰り返される場合です。無効にしたあとで再度有効にする動作を何回か繰り返していると、ハードウェアがハング状態になります。

      回避策:

      1. Intel 82579LM または I217 アダプタでは、ハードウェア オフロード機能の VMKernel ソフトウェア エミュレーションを実行しないでください。

      2. このハングが発生した場合は、ホストを再起動する必要があります。

    • Intel i219 NIC がハング状態になり、ネットワーク接続が切断されることがある
      「Intel Corporation Ethernet Connection I219-LM」と示されている(末尾に「V」が付くことがあります)Intel i219 ファミリの NIC は、ハードウェアがハング状態になって、システムのポートにおけるネットワーク接続が切断されることがあります。この問題は、トラフィックが NIC を通過しているときに中断操作が行われるとトリガされます。たとえば、i219 のポートを通してファイルをコピーしているときに esxcli network nic down vmnixX コマンドを使用してリンクを切断すると、このエラーが発生することがあります。この問題は、トラフィックの増加によって発生することもあります。たとえば、4 組のペアの仮想マシンで netperf が実行され、ハードウェア オフロード機能の VMkernel ソフトウェア エミュレーションを無効にして、再度有効にする動作が繰り返される場合です。ホストを再起動するまで NIC は使用できません。

      回避策:

      1. 重要度の高いジョブには i219 NIC ポートを使用しないでください。

      2. i219 ポートに対して中断操作を実行しないでください。

      3. Intel I219 アダプタでは、ハードウェア オフロード機能の VMkernel ソフトウェア エミュレーションを実行しないでください。

      4. i219 を使用する必要がある場合は、i219LM 以外のポートと組み合わせたフェイルオーバー NIC チーミングを設定します。

    • NIC のフェイルオーバーまたはフェイルバック中、bnx2x ドライバにより、パープル スクリーン エラー メッセージが表示される
      VMkernel ポートを無効または有効にして、NIC のフェイルオーバー順序を変更すると、bnx2x ドライバにより、パープル スクリーンのエラー メッセージが表示されます。

      回避策:async ドライバを使用します。

    NFS の問題

    • セッションを新規作成すると NFS 4.1 クライアントが NFS サーバとの同期を失う
      この問題は、NFS サーバとの接続が一定時間中断された後、または NFS IO が応答しないときに発生します。この問題が発生すると、vmwarning.log ファイルに次のような警告メッセージが出力されます。
      NFS41 CREATE_SESSION request failed with NFS4ERR_SEQ_MISORDERED

      回避策:次の手順を実行してください。

      1. 関係する NFS 4.1 データストアをアンマウントします。アンマウントするときに開いているファイルがなければ、この操作は成功し、NFS 4.1 クライアント モジュールは内部状態をクリーンアップします。アンマウントされたデータストアは、再度マウントして通常の操作を再開できます。

      2. データストアのアンマウントで問題が解決しない場合は、NFS 共有の IP アドレスに接続している NIC を無効にします。サーバのリース時間が期限切れになるまで NIC を無効のままにして、その後再起動します。通常の操作が再開されます。

      3. ここまでの手順で失敗する場合には、ESXi ホストを再起動します。

    • ESXi の再起動後、EMC VNX ストレージによってエクスポートされた NFS 4.1 データストアをマウントできない
      EMC VNX に関する潜在的な問題のために、ESXi ホストを再起動した後の NFS 4.1 の再マウント要求が失敗することがあります。その場合、このストレージによってエクスポートされた既存の NFS 4.1 データストアは、アンマウント状態となります。

      回避策:リース時間の 90 秒が時間切れになるまで待ってから、ボリュームを手動で再マウントします。

    • 同じ NFS データストアを別のラベルでマウントすると、後で別のデータストアをマウントするときに障害が発生することがある
      この問題は、esxcli コマンドを使用して 1 つの NFS データストアを複数の ESXi ホストにマウントすると発生します。たとえば A と B という異なるラベルを使用すると、そのデータストアが複数のホスト間で一貫性のあるラベルを保つために、vCenter Server によって B が A に変更されます。その後、新しいデータストアをマウントしてラベル B を使用すると、ESXi ホストで障害が発生します。この問題が発生するのは、NFS データストアを esxcli コマンドでマウントした場合に限られます。vSphere Web Client からマウントした場合には発生しません。

      回避策:同じ NFS データストアを esxcli コマンドでマウントするときは、ホスト間で一貫性のあるラベルを使用してください。

    • VNX サーバからエクスポートされた NFS 4.1 データストアにアクセスできなくなることがある
      VNX 4.1 サーバと ESXi ホストの接続が切断されると、NSF 4.1 データストアにアクセスできなくなることがあります。この問題は、VNX サーバによってそのメジャー番号が予期せず変更されると発生します。NFS 4.1 クライアントでは、サーバとの接続後にサーバのメジャー番号が変わることは想定されていません。

      回避策:サーバによってエクスポートされたすべてのデータストアを削除し、再マウントします。

    セキュリティ機能の問題
    • スマート カード認証が有効な場合、TLS Reconfigurator を実行した後に問題が発生する
      vSphere 6.5 には、TLS 設定の管理に使用できる TLS Reconfigurator ツールが含まれています。このツールをインストールするかどうかは、ユーザーが選択できます。このツールについては、VMware のナレッジベースの記事 KB2147469 で説明されています。
      Platform Services Controller でスマート カード認証が有効な vSphere 6.5 環境でこのツールを実行すると、サービスの起動に失敗して、例外が発生します。このエラーは、ツールを実行して、Platform Services Controller で Content Manager サービス (Windows PSC)、または vmware-stsd サービス(Platform Services Controller アプライアンス)用に TLS 設定を変更する際に発生します。

      回避策:

      1. server.xml ファイルを編集用に開きます。

      2. WindowsC:\ProgramData\VMware\vCenterServer\runtime\VMwareSTSService\con

        Linux:/usr/lib/vmware-sso/vmware-sts/conf

      3. サーバ タグの 2 つのエントリから、最初のエントリを削除します。

      4. すべてのサービスを再開します。

      次の例では、2 番目の Server エントリではなく、最初の Server エントリを削除します。

      <!--Remove the first Server entry-->
      <Server port="${base.shutdown.port}" shutdown="SHUTDOWN">
      <Listener className="org.apache.catalina.core.JreMemoryLeakPreventionListener"/>
      <Listener className="org.apache.catalina.mbeans.GlobalResourcesLifecycleListener"/>
      ...
      </Server>
      <!--Keep the second Server entry-->
      <Server port="${base.shutdown.port}" shutdown="SHUTDOWN">
      <Listener className="org.apache.catalina.core.JreMemoryLeakPreventionListener" />
      <Listener className="org.apache.catalina.mbeans.GlobalResourcesLifecycleListener" />
      ...
      </Server>

    • ロード バランサの背後に複数の vCenter Server および Platform Services Controller を配置している環境で、ESXi ホストを追加するとエラーが発生する
      ロード バランサの背後に複数の vCenter Server インスタンスおよび複数の Platform Services Controller インスタンスを配置する環境をセットアップします。その環境で、VMware 認証局 (VMCA) を中間認証局 (CA) を使用します。ESXi ホストを追加しようとすると、次のエラーが発生する場合があります。
      Unable to get signed certificate for host name : Error: Failed to connect to the remote host, reason = rpc_s_too_many_rem_connects Platform Services Controller 上でルート CA を取得しようとすると、次のようにコマンドが失敗します。
      /usr/lib/vmware-vmca/bin/certool --getrootca --server=wx-sxxx-sxxx.x.x.x Status : Failed Error Code : 382312518 Error Message : Failed to connect to the remote host, reason = rpc_s_too_many_rem_connects (0x16c9a046)

      回避策:Platform Services Controller 上で VMware 認証局 (VMCA) サービスを再起動します。

    • Platform Services Controller ノードを使用できない場合、再起動またはフェイルオーバー後に vCenter Server サービスが起動しない
      Platform Services Controller ノードが一時的に使用できず、その間に vCenter Server が再起動されるか vCenter HA フェイルオーバーが発生した場合、vCenter サービスが起動に失敗します。

      回避策:Platform Services Controller ノードをリストアして改めて vCenter Server を再起動するか、コマンド ラインから次のコマンドを使用してすべてのサービスを起動します。
      service-control --start --all

    • STS デーモンが vCenter Server Appliance 上で起動しない
      vCenter Server Appliance をインストールした後、または vCenter Server Appliance 6.5 にアップグレードまたは移行した後で、Secure Token Service デーモンが起動しないことがあります。この問題は、ごくまれに発生します。

      回避策:なし。この問題は、DNS が localhost を IPv6 環境のループバック アドレスを解決しなかった時に発生することが確認されています。ネットワーク構成を調べると、この問題の解決に役立つ場合があります。

    • vSphere Web Client から vCenter Server にログインしようとするとエラー 400 が発生する
      vSphere Web Client から vCenter Server にログインし、ログアウトします。8 時間以上経過してから、同じブラウザ タブからログインしようとすると、次のエラーが表示されます。
      400 An Error occurred from SSO. urn:oasis:names:tc:SAML:2.0:status:Requester, sub status:null

      回避策:ブラウザまたはブラウザ タブを閉じ、再度ログインします。

    • vCenter Server を以前にバックアップした状態にリストアすると、暗号化された仮想マシンがロック(無効)状態になる
      通常、暗号化された仮想マシンは vSphere Web Client または vSphere API を使用して vCenter Server に追加されます。
      しかし、他の方法で仮想マシンを追加することも可能です。たとえば、ファイルベースのバックアップとリストアを使用するバックアップ操作によって、暗号化された仮想マシンを追加することができます。
      この場合、vCenter Server は暗号化キーを ESXi ホストにプッシュしません。そのため、仮想マシンはロックされます(無効になります)。
      これは、暗号化された不正な仮想マシンが vCenter Server へアクセスするのを防ぐセキュリティ機能です。

      回避策:次の方法があります。

      • vSphere API を使用して、仮想マシンを登録解除し、登録し直します。この操作は、vSphere Web Client または vSphere API から実行できます。

      • 該当する仮想マシンを含む ESXi ホストを vCenter Server から削除し、追加し直します。

    • 仮想マシンの暗号化タスクでリモート ホストとの通信中にエラーが発生する
      仮想マシンの暗号化や新しい暗号化された仮想マシンの作成など、仮想マシンの暗号化操作を実行することがあります。クラスタに、切断されている ESXi ホストが存在します。次の内容のエラーが発生します。
      「リモート ホストとの通信中にエラーが発生しました」

      回避策:切断されているホストをクラスタのインベントリから削除します。

    • Platform Services Controller サービスが使用不可の状態になっても自動フェイルオーバーが発生しない
      ロード バランサの背後で Platform Services Controller を実行すると、Platform Services Controller ノードが使用不可になったときに自動フェイルオーバーが発生します。リバース プロキシ ポート 443 の背後で実行されている Platform Services Controller サービスに障害が発生すると、自動フェイルオーバーは発生しません。これらのサービスには、Security Token Service、License Service などが含まれます。

      回避策:障害の発生したサービスが含まれる Platform Services Controller をオフラインにして、フェイルオーバーをトリガします。

    • vCenter Server システムは IPv6 アドレスを使用して KMS に接続できない
      vCenter Server が Key Management Server (KMS) に接続できるのは、KMS が IPv4 アドレスか、IPv4 アドレスに解決されるホスト名を持っている場合に限られます。KMS が IPv6 アドレスを持っている場合に KMS を vCenter Server に追加すると、次の内容のエラーが発生します。
      「信頼された接続を確立できません」

      回避策:KMS に IPv4 アドレスを設定します。

    • ESXi を古いバージョンからアップグレードした後にセキュア ブートができない
      以下の場合、セキュア ブートを有効にした ESXi 6.5 ホストをブートすることはできません。

      • ESXCLI コマンドを使用してホストのアップグレードを行った場合。このコマンドではブートローダーがアップグレードされず、また、署名が維持されません。アップグレード後にセキュア ブートを有効にすると、エラーが発生します。

      • ISO イメージを使用してホストのアップグレードを実行したが、以前の VIB がアップグレード後も保持されている場合。この場合、セキュア ブート プロセスは以前の VIB の署名を検証できず、失敗します。ISO イメージには、アップグレード前に ESXi ホストにインストールする新しいバージョンの VIB が含まれている必要があります。

      回避策:なし。この条件の下でセキュア ブートを有効にすることはできません。セキュア ブートを有効にするには、ESXi ホストを再インストールします。

    • アップグレード前にポート 7444 で SSLv3 が有効になっていると、アップグレード後も有効になる
      クリーン インストールでは、vCenter Server システムでも Platform Services Controller システムでも SSLv3 は有効になりません。しかし、アップグレード後、ポート 7444(Secure Token Server ポート)上のサービスはデフォルトで有効になります。SSLv3 を有効にすると、システムがある種の攻撃に対して脆弱になる可能性があります。

      回避策:組み込みのデプロイの場合は、Secure Token Server の server.xml ファイルで SSLv3 を無効にします。

      1. 外部の Platform Services Controller を使用したデプロイの場合は、レガシー vCenter Server システムが接続されているかどうかを確認し、その vCenter Server システムをアップグレードします。

      2. SSLv3 を無効にします。
        1. server.xml ファイル(Windows システムでは C:\ProgramData\VMware\vCenterServer\runtime\VMwareSTSService\conf、Linux システムでは /usr/lib/vmware-sso/vmware-sts/conf/)を開きます。

        2. SSLEnabled=True が含まれているコネクタを見つけ、属性 SSLEnabledProtocols から SSLv3 を削除して次のようにします。
          sslEnabledProtocols="TLSv1,TLSv1.1,TLSv1.2"

        3. ファイルを保存し、すべてのサービスを再起動します。

    • 1 台以上の暗号化されていないハード ディスクを含む、暗号化された仮想マシンのクローンを作成するときにエラーが発生する
      暗号化された仮想マシンのクローンを作成する際に、仮想マシンに暗号化されていないハード ディスクが 1 台以上あると、次の内容のエラーが発生します。
      「このオブジェクトでは、この操作はサポートされていません。」
      クローン作成プロセスは失敗します。

      回避策:[仮想マシンのクローン作成] ウィザードの [ストレージの選択] 画面で、[詳細] を選択します。詳細設定に変更を加えなくても、クローン作成プロセスは成功します。

    サーバ構成の問題
    • ホスト プロファイルのコンプライアンス チェック時に shared clusterwide オプションの不一致が発生する
      ホスト プロファイルのコンプライアンス チェック時に 共有クラスタ全体オプションで不一致が発生すると、ホストまたはホスト プロファイルの値にデバイス名が表示されます。

      回避策:このメッセージは、shared clusterwide オプションに関するコンプライアンスの不一致を表すものとして扱ってください。

    • Virtual SAN クラスタから抽出したホスト プロファイルを別の Virtual SAN クラスタに接続すると、ホスト プロファイルを修正できない
      Virtual SAN クラスタに属するリファレンス ホストからホスト プロファイルを抽出し、別の Virtual SAN クラスタに接続すると、修正(適用)操作が失敗します。

      回避策:ホスト プロファイルを適用する前に、プロファイルの Virtual SAN 設定を編集します。クラスタの UUID およびデータストア名は、プロファイルを接続するクラスタの値と一致する必要があります。

    • ホストのロックダウン モード設定がホスト プロファイルにキャプチャされない
      ロックダウン モードが有効になっているステートレスな ESXi ホストからホスト プロファイルを抽出すると、ロックダウン モードはキャプチャされません。ホスト プロファイルを適用し、ホストを再起動した後、ホストのロックダウン モードは無効になります。

      回避策:ホスト プロファイルを適用し、ホストを再起動した後、ホストのロックダウン モードを手動で有効にします。

    • vSphere 6.5 にアップグレードした後、SAS ドライブを含むホスト プロファイルでコンプライアンス エラーが発生する
      SATP_LOCAL によって要求されるすべてのドライブはローカルとマークされるため、[デバイスがクラスタ全体で共有されています] オプションがオンである SAS を含むホスト プロファイルは、コンプライアンス チェックでエラーになります。

      回避策:修正の前に、ホスト プロファイルで SAS ドライブに関して [デバイスがクラスタ全体で共有されています] 設定オプションをオフにします。

    • DRS ソフト アフィニティ ルールが設定されているホストで、ホスト プロファイルのバッチ修正に失敗する
      バッチ修正では、ホストまたはクラスタのグループに対して修正操作が実行されます。ホスト プロファイルでは、DRS 機能を使用することにより、修正操作の前にホストが自動的にメンテナンス モードになります。しかし、この操作を実行できるのは、完全に自動化された DRS クラスタのホストでソフト アフィニティ ルールが設定されていないホストのみです。DRS ソフト アフィニティ ルールが設定されているホストでは、そのルールによってホストがメンテナンス モードに入ることができないため、修正は失敗します。

      回避策:

      1. クラスタが完全に自動化されているかどうかを確認します。

        1. vSphere Web Client で、クラスタに移動します。

        2. [管理] タブを選択して、[設定] を選択します。

        3. サービスのリストを展開し、[vSphere DRS] を選択します。

        4. [DRS 自動化] フィールドが [完全自動化] であれば、そのクラスタは完全に自動化されています。

      2. ホストにソフト アフィニティ ルールが設定されているかどうかを確認します。

        1. [管理] > [設定] の順に選択します。

        2. [仮想マシン/ホスト ルール] を選択します。

        3. タイプが [仮想マシンをホスト上で実行] または [仮想マシンをホスト上で実行しない] に設定されているルールがないか確認します。

        4. ルールの [仮想マシン/ホスト ルールの詳細] で示される詳細に「should」という単語が含まれている場合、そのルールはソフト アフィニティまたはソフト非アフィニティ ルールです。

      3. DRS ソフト アフィニティ ルールが設定されているホストでは、手動でホストをメンテナンス モードにしてから、ホストを修正します。

    ストレージ ドライバの問題

    • QLogic NetXtreme II Network/iSCSI/FCoE アダプタに対応している bnx2x インボックス ドライバにより、ESXi 環境で問題が発生することがある
      VMkernel ポートを無効または有効にし、iSCSI ネットワーク設定における NIC のフェイルオーバー順序を変更すると、問題が発生してエラーになります。

      回避策:bnx2x ドライバを非同期ドライバに置き換えます。詳細については、VMware の Web サイトを参照してください。

    • ESXi ホストで Seagate SATA ストレージ ドライブを使用すると問題が発生することがある
      lsi_msgpt3 ドライバによって要求された HBA アダプタを使用すると、ホストが Seagate SATA デバイスに接続する際に問題が発生することがあります。vmkernel.log ファイルに次のようなエラーが記録されます。
      SCSI cmd RESERVE failed on path XXX
      および
      reservation state on device XXX is unknown

      回避策:Seagate SATA ドライブを別のドライブに置き換えます。

    • Dell lsi_mr3 ドライバ バージョン 6.903.85.00-1OEM.600.0.0.2768847 を使用すると、エラーが発生することがある
      Dell lsi_mr3 非同期ドライバ バージョン 6.903.85.00-1OEM.600.0.0.2768847 を使用すると、VMkernel ログに次のメッセージが記録されることがあります。ScsiCore: 1806: Invalid sense buffer

      回避策:ドライバを vSphere 6.5 インボックス ドライバまたは Broadcom の非同期ドライバに置き換えます。

    Storage DRS の問題

    • 仮想マシン上の VMDK にストレージ ポリシーが接続されていると、Storage DRS でポッド レベルの VMDK アフィニティが考慮されない
      Storage DRS を有効にしたデータストア クラスタで、仮想マシンの VMDK にストレージ ポリシーを設定すると、Storage DRS はその仮想マシンの [VMDK の包括] フラグを考慮しません。新しく追加する VMDK または既存の VMDK 用に異なるデータストアを用意することを検討してください。

      回避策:なし。この動作は、VMCrypt やタグベースのポリシーなど、何らかの種類のポリシーを設定すると発生します。

    • OVF テンプレートから仮想マシンをデプロイするときに Storage DRS を無効にできない
      OVF テンプレートをデプロイし、Storage DRS から個別のデータストアを選択して仮想マシンを配置する場合、仮想マシンの Storage DRS を無効にすることはできません。Storage DRS は有効なままであるため、この仮想マシンは後から他のデータストアに移動する可能性があります。

      回避策:選択したデータストアに仮想マシンを永続的に維持するには、仮想マシンの自動化レベルを手動で変更します。ストレージ クラスタ設定で、仮想マシンを仮想マシン オーバーライド リストに追加します。

    ストレージ ホスト プロファイルの問題

    • ホスト プロファイルから action_OnRetryErrors パラメータを設定できない
      この問題は、ホスト プロファイルを編集して、VMW_SATP_ALUA によって要求される NMP デバイスに、action_OnRetryErrors 設定を有効化する SATP 要求ルールを追加した場合に発生します。この設定は、ESXi ホストが問題のあるパスを非活動とマークしてパス フェイルオーバーをトリガできるかどうかを制御します。この設定をホスト プロファイルから追加すると、設定は無視されます。

      回避策:以下の 2 つの代替方法により、リファレンス ホストでパラメータを設定できます。

      • 次の esxcli コマンドを使用して、action_OnRetryErrors パラメータを有効または無効にします。
        esxcli storage nmp satp generic deviceconfig set -c disable_action_OnRetryErrors -d naa.XXX
        esxcli storage nmp satp generic deviceconfig set -c enable_action_OnRetryErrors -d naa.XXX

      • 以下の手順を実行します。

        1. SATP ルールに VMW_SATP_ALUA 要求ルールを追加します。
          esxcli storage nmp satp rule add --satp=VMW_SATP_ALUA --option=enable_action_OnRetryErrors --psp=VMW_PSP_XXX --type=device --device=naa.XXX

        2. 次のコマンドを実行してデバイスを再利用します。
          esxcli storage core claimrule load
          esxcli storage core claiming reclaim -d naa.XXX

    Storage I/O Control の問題

    • クローン作成時に仮想マシンの I/O フィルタ設定を変更できない
      Storage I/O Control では、クローン作成中に仮想マシンのポリシーに変更を加えることはできません。

      回避策:クローン作成操作の実行中は、ポリシーを変更しないでください。クローン作成操作が完了した後で、ポリシーを更新します。

    • Storage I/O Control 設定が VMDK 単位で考慮されない
      Storage I/O Control 設定は、VMDK 単位では考慮されません。VMDK 設定は、仮想マシンのレベルで考慮されます。

      回避策:なし。

    ストレージの問題
      アップグレードの問題
      • vCenter Server Appliance 6.5 にアップグレードするときにアップグレード前チェックを行うと、eth0 インターフェイスが見つからないというエラーが表示される
        アップグレード前チェックを行うと、eth0 インターフェイスが見つからず、このインターフェイスがないと vCenter Server Appliance のアップグレードを完了できない、というエラーが表示されます。さらに、複数のネットワーク アダプタが検出された場合、eth0 のみが維持される、という警告が表示されることがあります。

        回避策:回避策については、ナレッジベースの記事 http://kb.vmware.com/kb/2147933 を参照してください。

      • Windows 環境において、Distributed Switch および分散仮想ポートグループに同じ拡張 ASCII 名または非 ASCII 名が付いている場合、vCenter Server のアップグレードに失敗する
        Windows 環境で、Distributed Switch および分散仮想ポートグループに拡張 ASCII 文字または非 ASCII 文字を使用した同じ名前が付いている場合、vCenter Server のアップグレードに失敗し、次のエラーが表示されます。
        UpgradeRunner の起動に失敗しました。詳細については、temp ディレクトリにある vminst.log ファイルと vcsUpgrade\UpgradeRunner.log ファイルを確認してください。

        回避策:Distributed Switch または分散仮想ポートグループのいずれかの名前を、異なる名前に変更します。

      • ソース アプライアンスに固定 IPv4 と固定 IPv6 の両方が設定されている場合、vCenter Server Appliance または Platform Services Controller アプライアンスのアップグレードに失敗して、DNS 設定に関するエラー メッセージが返されることがある
        アプライアンスに IPv4 と IPv6 の両方の固定アドレスが設定されている場合、アプライアンスのアップグレードに失敗して次のようなエラー メッセージが返される場合があります。DNS 設定中にエラーが発生しました。詳細:操作に失敗しました。コード: com.vmware.applmgmt.err_operation_failed

        新たにデプロイされたアプライアンスのログ ファイル /var/log/vmware/applmgmt/vami.log には、次のエントリが記録されます。
        INFO:vmware.appliance.networking.utils:Running command: ['/usr/bin/netmgr', 'dns_servers', '--set', '--mode', 'static', '--servers', 'IPv6_address,IPv4_address']
        INFO:vmware.appliance.networking.utils:output:
        error:
        returncode: 17
        ERROR:vmware.appliance.networking.impl:['/usr/bin/netmgr', 'dns_servers', '--set', '--mode', 'static', '--servers', 'IPv6_address,IPv4_address'] error , rc=17

        回避策:

        1. 新たにデプロイしたアプライアンスを削除し、ソース アプライアンスをリストアします。

        2. ソース アプライアンスで、IPv6 または IPv4 のいずれかの設定を無効にします。

        3. DNS サーバから、無効にした IPv6 アドレスまたは IPv4 アドレスのエントリを削除します。

        4. アップグレードを再試行します。

        5. (オプション)アップグレードの完了後、削除した DNS エントリを再度追加し、アップグレードしたアプライアンス上で、無効にした IPv6 アドレスまたは IPv4 アドレスを再度設定します。

      • 有効期限が切れた root パスワードを使用して vCenter Server Appliance または Platform Services Controller アプライアンスのアップグレードを試みると、内部エラーを示す汎用エラー メッセージと共に失敗する
        アプライアンスのアップグレードの際には、インストーラがソース アプライアンスに接続してデプロイ タイプを判断します。ソース アプライアンスの root パスワードの有効期限が切れていると、インストーラはソース アプライアンスに接続できず、次のメッセージが表示されてアップグレードは失敗します。「アップグレード前チェック中に内部エラーが発生します。」

        回避策:

        1. アプライアンスのダイレクト コンソール ユーザー インターフェイスにログインします。

        2. 新しい root パスワードを設定します。

        3. アップグレードを再試行します。

      • 依存関係のある共有ライブラリのパスが見つからないために、vCenter Server Appliance のアップグレードが失敗することがある
        vCenter Server Appliance のアップグレードがエクスポート フェーズの前に失敗して、エラー ログに次のように記録されることがあります。/opt/vmware/share/vami/vami_get_network: error while loading shared libraries: libvami-common.so: cannot open shared object file: No such file or directory.」この問題は、依存関係のある共有ライブラリのパスが見つからないために発生します。

        回避策:

        1. アップグレードする vCenter Server Appliance の Bash シェルにログインします。

        2. 次のコマンドを実行します。
          echo "LD_LIBRARY_PATH=${LD_LIBRARY_PATH:+$LD_LIBRARY_PATH:}/opt/vmware/lib/vami/" >> /etc/profile
          echo 'export LD_LIBRARY_PATH' >> /etc/profile

        3. アプライアンスの シェルからログアウトします。

        4. アップグレードを再試行します。

      • vCenter Server 6.0 のインベントリにコンテンツ ライブラリがあると、外部データベースを使用している vCenter Server 6.0 からのアップグレードに失敗する
        インベントリにコンテンツ ライブラリが含まれ、Microsoft SQL Server データベースまたは Oracle データベースを使用する vCenter Server 6.0 インスタンスをアップグレードしようとすると、アップグレード前チェックに失敗します。「VMware Content Library Service のアップグレード前チェック中に内部エラーが発生します」などのエラー メッセージが表示されます。

        回避策:なし。

      • vCenter Server Appliance の ISO イメージの抽出にサードパーティの抽出ツールを使用すると、権限エラーになる
        Mac OS X で、インストーラを実行するためにインターネットから入手したサードパーティのツールを使用して ISO イメージを抽出すると、CLI インストーラの実行時に次の内容のエラーが発生することがあります。OSError: [Errno 13] 権限が拒否されました。」

        この問題は、一部の抽出ツールで vCenter Server Appliance の ISO ファイルに設定されているデフォルトの権限が抽出の際に変更されるために発生します。

        回避策:インストーラを実行する前に、次の手順を実行します。

        1. Mac OS X の automount コマンドを実行して、vCenter Server Appliance ISO ファイルを開きます。

        2. すべてのファイルを新しいディレクトリにコピーします。

        3. 新しいディレクトリからインストーラを実行します。

      • vCenter Server のアップグレードが、VMware Authentication Framework デーモン (VMAFD) の初回起動中に失敗することがある
        VMware Authentication Framework デーモン (VMAFD) の初回起動が失敗し、次の内容のエラー メッセージが表示されることがあります。Vdcpromo failed.Error 382312694: Access denied, reason = rpc_s_auth_method (0x16c9a0f6).

        vCenter Server をアップグレードする際、アップグレード対象のシステムにインストールされているサードパーティ製ソフトウェアによって独自の OpenSSL ライブラリ バージョンがインストールされ、システムの PATH 環境変数が変更された場合、VMAFD の初回起動が失敗することがあります。

        回避策:OpenSSL ライブラリが含まれているサードパーティのディレクトリを、%PATH% から削除するか %PATH% の最後に移動します。

      • VMware vSphere vApp (vApp) とリソース プールは、vCenter Server Appliance または Platform Services Controller アプライアンスのアップグレード対象として選択できない
        vCenter Server Appliance インストーラのグラフィカル ユーザー インターフェイス (GUI) またはコマンド ライン インターフェイス (CLI) を使用してアプライアンスをアップグレードするときに、vApp またはリソース プールをアップグレードの対象として選択できません。

        vCenter Server Appliance インストーラのインターフェイスでは、vApp またはリソース プールをアップグレードの対象として選択できません。

        回避策:選択された ESXi ホストまたは vCenter Server インスタンスでアップグレードを完了します。アップグレードが完了したら、新しくデプロイした仮想マシンを次のように手動で移動します。

        • vCenter Server のインベントリに含まれる ESXi ホスト上、または vCenter Server インスタンス上のアプライアンスをアップグレードした場合は、vCenter Server インスタンスの vSphere Web Client にログインし、新しくデプロイした仮想マシンを目的の vApp またはリソース プールに移動します。

        • スタンドアロンの ESXi ホスト上のアプライアンスをアップグレードした場合は、まずホストを vCenter Server のインベントリに追加してから、vCenter Server インスタンスの vSphere Web Client にログインし、新しくデプロイした仮想マシンを目的の vApp またはリソース プールに移動します。

      • SSL 証明書の SAN フィールドに無効な IPv6 アドレスが指定されているために、vCenter Server 6.5 へのアップグレードが vmon-api の初回起動フェーズで失敗することがある
        vCenter Server をインストールする際、IPv4 と IPv6 の両方を有効にすると、vCenter Server の SSL 証明書の SAN フィールドに IPv6 形式のアドレスを指定できます。インストール後に IPv6 を無効にしてから、vCenter Server をバージョン 6.5 にアップグレードしようとすると、vmon-api の初回起動フェーズでアップグレードが失敗します。

        回避策:ソース vCenter Server の SSL 証明書の SAN フィールドの値が、ソース vCenter Server インスタンスの有効な IP アドレスであることを確認します。

      • ネットワーク フォルダ内のエンティティに名前の重複があると、vCenter Server 6.5 へのアップグレードに失敗する
        vSphere 6.5 では、ネットワーク フォルダ内のすべての分散仮想スイッチおよび分散仮想ポートグループ名を一意にする必要があります。vSphere の以前のバージョンでは、分散仮想スイッチと分散仮想ポートグループに同じ名前を付けることができました。以前のバージョンで名前が重複している場合は、vSphere 6.5 へのアップグレードに失敗します。

        回避策:同じ名前の分散仮想スイッチまたは分散仮想ポートグループは、アップグレードを開始する前に名前を変更します。

      • ESXi のアップグレード後に Syslog Collector が機能しないことがある
        ESXi の Syslog デーモンとの通信に SSL を使用する Syslog Collector は、アップグレード後に ESXi ホストからのログ メッセージを受け取らなくなることがあります。

        回避策:アップグレードした ESXi ホストで次のコマンドを実行することにより、ESXi の Syslog デーモンを再構成します。
        esxcli system syslog config set --check-ssl-certs=true
        esxcli system syslog reload

      • vCenter Server Appliance に対するパッチのステージングまたはインストール中にエンド ユーザー使用許諾契約書 (EULA) の各ページで Ctrl + C キーを押しても終了しない
        vCenter Server Appliance のアップデート パッケージをステージングまたはインストールする際、そのためのコマンドにオプションの --acceptEulas パラメータを追加せずに実行すると、エンド ユーザー使用許諾契約書 (EULA) ページがコマンド プロンプトに表示されます。Ctrl + C キーを押すと契約条件を受け入れずに終了できるはずですが、これらのキーを押しても EULA ページから移動できません。

        回避策:最後のページで NO と入力すると、エンド ユーザー使用許諾契約書 (EULA) を終了できます。

      • vCenter Server Appliance のステージングされたパッチで検証に失敗して終了した場合、ステージングされたアップデート パッケージが削除される
        vCenter Server Appliance をアップデートするには、使用できるアップデート パッチをステージングしてからパッチをアプライアンスにインストールする必要があります。ステージングされたパッケージの検証に失敗した場合、パッケージはステージングが解除され、削除されます。最初の失敗の後にパッケージを検証すると、エラーが生成されます。

        回避策:ステージングの操作を繰り返します。

      vCenter Server Appliance、vCenter Server、vSphere Web Client、vSphere Client、vSphere Host Client の問題
      • pk_vpx_vm_virtual_device でのデータベース一意制約違反が原因で、vCenter Server が動作しなくなることある
        USB デバイスが接続された仮想マシンが原因で、vCenter Server が動作しなくなることがあります。これは、USB デバイスを含む複数のデバイスのプロパティが変更されて vCenter Server エラーが発生した場合に発生します。動作しなくなった vCenter Server は、再起動できません。

        回避策:問題のある仮想マシンをホスト インベントリから登録解除して、vCenter Server を再起動します。障害が再発した場合は、この回避策を再度実行してみてください。

      • ダウンロードした vSphere システム ログが無効である
        この問題は、システム ログのダウンロード中に、クライアント セッションが期限切れになると発生することがあります。ダウンロードされたログ バンドルは無効になります。/var/log/vmware/vsphere-client/logs/vsphere_client_virgo.logvsphere_client_virgo.log ファイルに、次のエラー メッセージが記録される場合があります。

        com.vmware.vsphere.client.logbundle.DownloadLogController
        Error downloading logs. org.apache.catalina.connector.ClientAbortException:
        java.net.SocketException: Broken pipe (Write failed)
        at org.apache.catalina.connector.OutputBuffer.realWriteBytes(OutputBuffer.java:407)

        回避策:なし。

      • Windows Server 2016 システムで vCenter Server サービスを開始するときに JRE パッチが機能しない
        VMware vSphere Client を起動できず、次のようなエラー メッセージが表示されることがあります。

        2016-11-04 15:47:26.991+05:30| vcsInstUtil-4600788| I: StartStopVCSServices: Waiting for VC services to start...
        2016-11-04 16:09:57.652+05:30| vcsInstUtil-4600788| E: StartStopVCSServices: Unable to start VC services
        2016-11-04 16:09:57.652+05:30| vcsInstUtil-4600788| I: Leaving function: VM_StartVcsServices

        回避策:なし。

      • HTML ベースの vSphere Client にアクセスできない
        カスタム パスおよびカスタム ポートを指定して外部 PSC をセットアップするときに、Windows Server 2016 OS に vCenter Server 6.5 がインストールされていると、HTML5 ベース vSphere Client へのログインに失敗し、「503 Service Unavailable」というエラー メッセージが表示されます。

        回避策:vSphere Web Client (Flash) を使用して、vCenter Server にログインします。

      • 大規模環境でタグを使用した詳細検索を実行すると、vSphere Web Client の動作が遅くなることがある
        大規模環境では、検索構成の一部にタグを含む詳細検索を実行するときに vSphere Web Client の動作が遅くなることがあります。この問題は検索の実行中に発生し、検索が終了すると解消されます。動作が遅いときは、vCenter サービスでメモリが不足している可能性があります。

        回避策:検索が完了するまで待ちます。または、ログに OutOfMemory エラーやガベージ コレクション エラーが記録されている場合は、次のコマンドを使用して vCenter サービスの停止と起動を実行し、vCenter Server を再起動します。

        ログの場所:

        • Windows:%ALLUSERSPROFILE%\VMWare\vCenterServer\logs\vsphere-client\logs\
        • vCenter Server Appliance (VCSA):/var/log/vmware/vsphere-client/logs/

        ログ ファイル:dataservice.log および vsphere_client_virgo.log

        サービスを再起動するためのコマンド:
        service-control --stop vmware-vpxd-svcs
        service-control --start vmware-vpxd-svcs

      • 複数の vCenter Server や PSC を備えた大規模環境では、vSphere Web Client の動作が遅くなることがある
        多数の vCenter Server や PSC を備えた大規模環境では、vSphere Update Manager Web Client プラグインでスレッド リークが発生し、vSphere Web Client の操作性が徐々に低下することがあります。このような操作性の低下は、10 台の vCenter Server と 4 つの PSC、および最大数の Web Client ユーザー アカウントを備えた環境で発生したことが報告されていますが、時間の経過と共に、すべての大規模環境で発生する可能性があります。

        回避策:次の手順を実行して、vSphere Update Manager Web Client プラグインを無効にします。

        1. vSphere Web Client で、[vSphere Web Client] > [管理] > [ソリューション] または [クライアント プラグイン] の順に移動します。

        2. [VMware vSphere Update Manager Web Client] プラグインを右クリックし、[無効化] を選択します。

        プラグインを使用しない場合は無効のままにしておいて、必要なときにのみ再度有効にできます。パフォーマンスが低下した場合は、プラグインを無効にしてから再度有効にして、一時的にリークをリセットすることもできます。

      • vSphere Client または vSphere Web Client で、クライアント マシンの IP アドレスを変更すると [最近のタスク] とオブジェクト ステータスのライブ更新が機能しなくなる
        vSphere Client または vSphere Web Client で、オブジェクトに対してアクションを実行した後、そのアクションが [最近のタスク] に表示されません。インベントリ ツリー、リスト、オブジェクトの詳細にも、新しい状態が反映されません。

        たとえば、仮想マシンをパワーオンしても、[パワーオン] タスクが [最近のタスク] に表示されず、インベントリ ツリー、リスト、オブジェクト詳細の仮想マシン アイコンにもパワーオン バッジが表示されません。Web ブラウザと vCenter Server は WebSocket を使用して接続され、ブラウザ側のマシンの IP アドレスが変更されると接続は切断されます。

        回避策:Web ブラウザで、ページを更新します。

      • Internet Explorer から vCenter Server Appliance 管理インターフェイスにアクセスできない
        Internet Explorer からは vCenter Server Appliance 管理インターフェイスにアクセスできません。

        回避策:次のように、Internet Explorer のセキュリティ設定で TLS 1.0、TLS 1.1、TLS 1.2 を有効にします。

        1. Internet Explorer で、[ツール] > [インターネット オプション] の順に選択します。

        2. [詳細設定] タブをクリックし、[セキュリティ] 設定のセクションまでスクロールします。

        3. [TLS 1.0 の使用][TLS 1.1 の使用][TLS 1.2 の使用] をオンにします。

      • 外部の PSC を使用する vCenter Server 環境で、コンテンツ ライブラリのアイテムのインポートとエクスポートを試みると失敗する
        外部 PSC 環境を使用する vCenter Server 環境で、IP アドレスを使用して vSphere Web Client にログインした場合、コンテンツ ライブラリのアイテムのインポートとエクスポートに失敗します。次のエラー メッセージが表示されます。

        Reason: Unable to update files in the library item.The source or destination may be slow or not responding.

        回避策:外部の PSC を使用する vCenter Server のデプロイでは、IP アドレスではなく完全修飾ドメイン名を使用して vSphere Web Client にログインします。

        IP アドレスを使用して vSphere Web Client にログインした場合は、完全修飾ドメイン名を使用してログインしたときに発行される証明書を受け入れる必要があります。証明書を受け入れるために、完全修飾ドメイン名のターゲットを開きます。証明書を永続的に受け入れます。

      • ユーザー インターフェイスの PCIe パススルー デバイス リストにホットプラグ デバイスが表示されない
        ホットプラグした PCIe デバイスは、PCI パススルーに使用できません。

        回避策:次のいずれかを実行します。

        • PCIe デバイスをホットプラグした後で、次のコマンドを使用して hostd を再起動します。/etc/init.d/hostd restart

        • ESXi ホストを再起動します。

      • タグに対する権限を別の管理ノードで表示できない
        複数の vCenter Server を持つ環境で 1 台の vCenter Server 管理ノードにログインし、タグに権限を作成すると、別の管理ノードでログインすると作成した権限が表示されません。

        回避策:タグはグローバル オブジェクトであり、別のノードでも表示できますが、タグに対する権限はローカルでのみ維持され、別のノードでは表示できません。タグに対する権限を表示するには、その権限を作成した vCenter Server にログインします。

      • incognito モードで vSphere Web Client にログインすると内部エラーが発生する
        incognito モードに関するブラウザの設定が有効な場合、vSphere Web Client にログインできますが、次の内部エラーが返されます。

        An internal error has occurred - [NetStatusEvent type="netStatus" bubbles=false cancelable=false eventPhase=2 info=[object Object]]"

        回避策:incognito モードを無効にします。このモードは、vSphere Web Client ではサポートされません。vSphere Web Client を再ロードしてエラーによる問題をクリアし、クライアントにログインし直します。

      • コンテンツ ライブラリのタスクが [最近のタスク] に表示されない
        コンテンツ ライブラリへのアイテムのアップロード、ライブラリの同期、コンテンツ ライブラリから仮想マシンへのデプロイなど、コンテンツ ライブラリのタスクを vSphere Web Client で実行すると、そのタスクは [最近のタスク] リストに表示されないことがあります。

        回避策:なし。[最近のタスク] リストに表示されなくても、[他のタスク] リストにはすべてのタスクが表示されます。

      • 複数の vCenter Server が存在する環境でタグの作成と割り当てを同時に行うと、タグの割り当て操作が失敗する
        通常、vSphere Web Client でオブジェクトの [管理] タブにある [タグ] タブからオブジェクトにタグを割り当てると、選択したオブジェクトにタグを自動的に割り当てることができます。複数の vCenter Server インスタンスが存在する環境では、タグは正常に作成されますが、割り当て操作は失敗してエラー メッセージが返されます。

        回避策:[タグ] 設定でタグを作成してから、オブジェクトに割り当てます。

      • [ESX Agent Manager] ビューの [ソリューション] タブがなくなった
        以前のバージョンの vSphere Web Client の [ESX Agent Manager] ビューに存在した [ソリューション] タブは、利用できなくなりました。

        回避策:次の手順を実行すると、同じ操作を実行できます。

        1. vSphere Web Client ナビゲータで、[管理] > [vCenter Server の拡張機能] の順に選択します。

        2. [vSphere ESX Agent Manager] をクリックします。

        3. 次のいずれかを実行します。

          • 設定 タブを選択します。

          • [監視] タブを選択し、[イベント] をクリックします。

      • Platform Services Controller ノードが停止していると、オブジェクトにタグを割り当てられない
        vSphere Platform Services Controller ノードが停止していると、オブジェクトの [管理] > [タグ] タブからタグを割り当てることはできません。

        次のエラーが表示されます。プロバイダ メソッド実装で予期しない例外が発生しました。割り当てるタグを選択できません。

        回避策:Platform Services Controller ノードをパワーオンします。また、Platform Services Controller ノードのすべてのサービスが実行されていることを確認します。

      • ホストまたはデータセンター管理者が仮想マシンを編集する際、vSphere Client に編集設定ダイアログ ボックスが表示されない
        ホストまたはデータセンター管理者がホストまたはデータセンター内の仮想マシンを編集する際、vSphere Client には編集設定ダイアログ ボックスが表示されません。これは、ホストまたはデータセンター管理者には Profile-Driven Storage 権限がないためです。

        回避策:ホストまたはデータセンター管理者権限と Profile-Driven Storage 権限を持つ新しいロールを作成します。このロールを現在のホストまたはデータセンター管理者に割り当てます。

      • vSphere Client を使用して仮想マシンを作成または編集する際、8 台目のハード ディスクを追加するとエラーが発生し、タスクが失敗する
        vSphere Client を使用して仮想マシンを作成または編集すると、次のエラーが発生してタスクが失敗します。指定されたパラメータが正しくありません: unitNumberこれは、SCSI コントローラ 0:7 が特殊な目的のために予約済みであるにもかかわらず、SCSI 0:7 が 8 台目のハード ディスクに割り当てられるためです。

        回避策:8 台目のハード ディスクを追加するときは、手動で SCSI 0:8 を割り当てる必要があります。ユーザーは代わりに vSphere Web Client を使用できます。

      • vSphere Client で仮想マシンが 10,000 台、ホスト 1,000 台までしかサポートされない
        vSphere Client でサポートされるのは、仮想マシンは 10,000 台まで、ホストは 1,000 台までであり、vCenter Server の上限を下回っています。

        回避策:vSphere Client の上限を超える場合は、vSphere Web Client を使用します。

      • ホスト名なしでシステムをインストールすると、vCenter Server Appliance 管理インターフェイスで [ホスト名] のテキスト ボックスがグレイアウトされる
        vCenter Server Appliance 管理インターフェイスで [ネットワーク] > [管理] の順にに移動し、[ホスト名、ネーム サーバ、ゲートウェイ]編集すると、[ホスト名] テキストボックスがグレイアウトされ、変更できなくなります。同じフィールドを有効にして変更できるのは、vSphere Client から操作した場合だけです。

        回避策:vSphere Client でホスト名を変更します。

      • vCenter Server Аppliance の仮想マシン設定で、ルート パーティション用にディスク容量を拡張した後、追加のストレージを要求するとエラーになる
        ルート パーティション用にディスク容量のサイズを変更して、storage.resize コマンドを実行しても、ルート パーティションのディスク ストレージは拡張されず、同じサイズのままとなります。これは、想定どおりの動作です。パーティションのサイズ変更はサポートされていません。

        回避策:なし。

      • vCenter Server Appliance 管理 Web インターフェイスでは、HTTP プロキシ サーバしか設定できない
        vCenter Server Appliance 管理インターフェイスの [ネットワーク] タブに移動し、[プロキシ設定] を編集しても、HTTPS や FTP を変更するオプションは表示されません。HTTP プロキシ設定のみ指定できます。

        回避策:アプライアンスのシェルのコマンド ラインを使用すると、HTTPS および FTP プロキシ サーバを設定できます。

      • vCenter Server Appliance を正常にアップデートした後に、アプライアンスのシェルで version.get コマンドを実行すると、エラー メッセージが返される
        vCenter Server Appliance を正常にアップデートした後に、アプライアンス シェルで version.get コマンドを実行すると、次のエラー メッセージが返ります。「不明なコマンド: 'version.get’

        回避策:ログアウトしてから、シェルに管理者としてログインし、新しいセッションで version.get コマンドを実行します。

      • Windows Internet Explorer 11 以降では、vSphere Web Client のログイン画面の Windows セッション認証を使用するためのチェックボックスが無効になる
        Windows Internet Explorer 11 以降のブラウザで vSphere Web Client ログイン画面にアクセスすると、Windows セッション認証を使用するためのチェックボックスが無効になります。また、VMware Enhanced Authentication プラグインをダウンロードし、インストールするように求められます。

        回避策:システム上の Windows 設定のセキュリティ オプションで、ローカル イントラネット サイトのリストに vCenter Server の完全修飾ドメイン名および IP アドレスを追加します。

      • Internet Explorer を使用して、データストア ブラウザで 4GB を超えるファイルをアップロードしようとすると失敗する
        Internet Explorer を使用してデータストア ブラウザで 4GB を超えるファイルをアップロードすると、次のエラーが表示されます。

        URL にデータを転送できませんでした。

        Internet Explorer は 4GB を超えるファイルをサポートしません。

        回避策:データストア ブラウザでファイルをアップロードする場合は Chrome または Firefox を使用してください。

      仮想マシンの管理の問題
      • vCenter Server 6.5 で OVF パラメータ chunkSize がサポートされない
        vCenter Server 6.5 で OVF テンプレートをデプロイすると失敗し、次のエラーが表示されます。

        OVF パラメータ chunkSize の値が chunkSize_value の場合、OVF パッケージのインポートはサポートされません。

        このエラーは、chunkSize が vCenter Server 6.5 でサポートされている OVF パラメータではないために発生します。

        回避策:OVF テンプレートを更新し、chunkSize パラメータを削除します。

        1. OVA テンプレートの場合にのみ、tar ユーティリティを使用して、個々 のファイルを抽出します(例:tar xvf)。これには、ovf ファイル (.ovf)、生成ファイル (.mf) および仮想ディスク (.vmdk) が含まれます。

        2. 次のコマンドを使用して、仮想ディスクのチャンクを単一のディスクに結合します。

          • Linux または Mac:
            cat vmName-disk1.vmdk.*> vmName-disk1.vmdk
          • Windows:
            copy /b vmName-disk1.vmdk.000000 + vmName-disk1.vmdk.000001 + 最後のフラグメントまで繰り返す vmName-disk1.vmdk

          注:仮想ディスクのチャンクのフラグメントが 1 つのみである場合は、この名前をターゲット ディスクに変更します。複数のディスクにチャンクのフラグメントがある場合は、それぞれを該当するターゲット ディスクに結合します(例:disk1.vmdkdisk2.vmdk など)。

        3. プレーン テキスト エディタを使用して、OVF 記述子 (.ovf) から chunkSize 属性を削除します。例:
          <File ovf:chunkSize="7516192768" ovf:href="vmName-disk1.vmdk" ovf:id="file1" ovf:size=.../>
          これを次のように変更します。
          <File ovf:href="vmName-disk1.vmdk" ovf:id="file1" ovf:size=.../>

        4. ローカル ファイル(更新された OVF 記述子や、マージされたディスクを含む)を選択して、vSphere Web Client を介して OVF テンプレートをデプロイします。

        5. OVA テンプレートの場合にのみ、次の手順に従い、vSphere Web Client を介して OVA を再アセンブルします。

          1. OVF テンプレートをエクスポートします。エクスポートにより、OVF ファイル (.ovf)、生成ファイル (.mf) および仮想ディスク (.vmdk) が生成されます。生成ファイルは、手順 1 のファイルとは異なります。

          2. tar ユーティリティ(例:tar cvf)を使用して、これらのファイルを単一の OVA テンプレートに結合します。Linux の場合(例):
            tar cvf vm.ova vm.ovf vm.mf vm.disk1.vmdk

      • OVF テンプレートをエクスポートするとき、またはコンテンツ ライラブラリからアイテムをエクスポートするときに、Internet Explorer の新規タブが表示される
        Internet Explorer で vSphere Web Client を 実行し、OVF テンプレートのエクスポートまたはコンテンツ ライブラリからのアイテムのエクスポートを行うと、コンテンツ ライブラリ アイテムまたは OVF テンプレート内のファイルごとに、新規画面がタブで表示されます。各タブで、セキュリティ証明書を受け入れるように要求される場合があります。

        回避策:各セキュリティ証明書を受け入れて、各ファイルを保存します。

      • vCenter Server のインベントリから OpaqueNetwork が削除されない
        不透明ネットワークに接続された仮想マシンをテンプレートに変換した場合、たとえ不透明ネットワークから ESXi ホストが削除され、不透明ネットワークに仮想マシンが 1 台も接続されていなくても、vCenter Server では OpaqueNetwork を vCenter Server のインベントリから削除しません。これは、不透明ネットワークにテンプレートがまだ接続されていることが原因です。

        回避策:なし。

      • OVF テンプレートをデプロイすると、一部のビューで error.mutationService.ProviderMethodNotFoundError エラーが発生することがある
        OVF テンプレートをデプロイする際、次のすべての条件が揃うと、error.mutationService.ProviderMethodNotFoundError エラーが発生します。

        • [OVF テンプレートのデプロイ] ウィザードで、ローカル ファイル システムから OVF ファイルを選択し、[次へ] をクリックした。

        • 選択した OVF ファイルが 1.5 MB 未満である。

        • オブジェクトを選択せずに OVF テンプレートをデプロイした(仮想マシンのリスト ビューから実行するなど)。

        回避策:オブジェクトを選択してから [OVF テンプレートのデプロイ] オプションを選択して OVF テンプレートをデプロイします。

      • vSphere Web Client で、差分ディスクを使用したローカル ファイルから OVF または OVA テンプレートをデプロイすると、失敗することがある
        差分ディスク(OVF ファイルでは ovf:parentRef)を含む OVF テンプレートまたは OVA テンプレートをデプロイすると、操作が失敗するか、デプロイが停止する可能性があります。

        OVF 記述子における OVF 要素の例は次のとおりです。

         <References>
          <File ovf:href="Sugar-basedisk-1-4.vmdk" ovf:id="basefile14" ovf:size="112144896"/>
          <File ovf:href="Sugar-disk1.vmdk" ovf:id="file1" ovf:size="44809216"/>
          <File ovf:href="Sugar-disk4.vmdk" ovf:id="file4" ovf:size="82812928"/>
         </References>

         <DiskSection>
          <Info>Meta-information about the virtual disks</Info>
          <Disk ovf:capacity="1073741824"
           ovf:diskId="basedisk14"
           ovf:fileRef="basefile14"
           ovf:format="http://www.vmware.com/interfaces/specifications/vmdk.html#streamOptimized" />
          <Disk ovf:capacity="1073741824"
           ovf:diskId="vmdisk1"
           ovf:fileRef="file1"
          ovf:parentRef="basedisk14"
           ovf:format="http://www.vmware.com/interfaces/specifications/vmdk.html#streamOptimized" />
          <Disk ovf:capacity="1073741824"
          ovf:diskId="vmdisk4"
          ovf:fileRef="file4"
          ovf:parentRef="basedisk14"
          ovf:format="http://www.vmware.com/interfaces/specifications/vmdk.html#streamOptimized"/>
         </DiskSection>

        回避策:このような OVF または OVA テンプレートをデプロイする場合は、HTTP サーバでこのテンプレートをホストします。その後、このテンプレートをポイントする HTTP URL からテンプレートをデプロイします。

      • OVF のデプロイ完了後にパワーオン オプションが表示されない
        OVF または OVA のデプロイ中、デプロイの完了時に仮想マシンを自動的にパワーオンするオプションがデプロイ ウィザードに表示されません。

        回避策:vSphere 6.5 の OVF デプロイ ウィザードでは、このオプションは利用できません。デプロイの完了後、仮想マシンを手動でパワーオンしてください。

      • OVF のデプロイ ウィザードをグローバル インベントリ リストから開始すると、ウィザードの「場所の選択」ページにエラー メッセージが表示されない
        この問題は、vSphere Web Client でグローバル インベントリ リストのいずれか(例:仮想マシン インベントリ リスト)から OVF テンプレートをデプロイする際、ウィザードの [名前と場所の選択] ページで発生します。ここで有効な場所を選択しなかった場合、適切なエラー メッセージが表示される代わりに、ナビゲーション ボタンが無効になり、ウィザードをそれ以上進めることができなくなります。

        回避策:ウィザードをキャンセルして、再度起動し、有効な場所を選択します。

      • OVF のデプロイ ウィザードで、外部メッセージ バンドルを含むローカルの OVF または OVA テンプレートをデプロイできない
        OVF または OVA テンプレートに外部メッセージ バンドルへの参照が含まれる場合は、ローカル ファイルからデプロイできません。

        回避策:このような OVF または OVA テンプレートをデプロイするには、次のいずれかの手順を実行します。

        • URL から OVF または OVA テンプレートをデプロイします。

        • OVF ファイルを編集して、外部メッセージ ファイルをポイントするタグ(<Strings ovf:fileRef /> タグ)を、外部メッセージ ファイルの実際のコンテンツに置き換えます。

      • Storage DRS を無効にしたクラスタでは、仮想マシンの作成、クローン作成ができない
        この問題は、[新規仮想マシン]、(仮想マシンまたはテンプレートへの)[仮想マシンのクローン作成]、または [テンプレートからのデプロイ] ウィザードで、Storage DRS が無効のデータストア クラスタの一部であるデータストアを選択すると発生します。[設定の確認] ページまで進み、[終了] をクリックしてもウィザードは閉じず、何も処理されていないように見えます。仮想マシンの [データストア] のステータスに「データを取得しています...」と表示され、何も変化しません。

        回避策:Storage DRS を無効にしたデータストア クラスタに仮想マシンを配置するときは、vSphere Web Client を使用します。

      • 特定の記述子によって OVF または OVA テンプレートのデプロイが失敗する
        vSphere Web Client でテンプレートをデプロイする場合、OVF または OVA テンプレートの記述子に次のいずれかの値が含まれているとデプロイに失敗し、次のエラー メッセージが表示されます。

        • fileref 要素にサイズ パラメータの値として負の数が含まれる場合。エラー メッセージの例:
          VALUE_ILLEGAL: Illegal value ";-2&" for attribute "size".Must be positive.

        • オプション予約属性の値が指定されているが、[仮想マシンのハードウェア] セクションのパラメータが指定されていない場合。例:<Reservation />。エラー メッセージの例:
          VALUE_ILLEGAL: Illegal value "" for element "Reservation".Not a number.

        • VirtualHardwareSection.System.InstanceID vssd 要素がない場合。エラー メッセージの例:
          ELEMENT_REQUIRED: Element "InstanceID" expected.

        • 国際化セクションの Strings で存在しないファイルを参照している場合。エラー メッセージの例:
          VALUE_ILLEGAL: Illegal value "eula" for attribute "fileRef".

        • 国際化セクションの Strings に不明なプリフィックスが追加されている場合。例:<ovfstr:Strings xml:lang="de-DE">。エラー メッセージの例:
          PARSE_ERROR: Parse error: Undeclared namespace prefix "ovfstr" at [row,col,system-id]: [41,39,"descriptor.ovf"].

        • OVF に OVF 仕様バージョン 0.9 の要素が含まれている場合。エラー メッセージの例:
          VALUE_ILLEGAL: OVF 0.9 is not supported.Invalid name space: "http://www.example.com/schema/ovf/1/envelope".

        回避策:この記述子を、OVF 仕様バージョン 1.1 に準拠した有効な記述子に変更します。

      • 仮想マシンに接続され、vMotion が有効な USB デバイスが vSphere Web Client に表示されない
        ESXi 6.5 を実行している仮想マシンに vMotion が有効な USB デバイスを接続した場合、この仮想マシンをサスペンドしてからレジュームすると、デバイスが vSphere Web Client に表示されません。これは、デバイスと仮想マシンの再接続が成功した場合にも発生します。その結果、デバイスを切断できなくなります。

        回避策:次のいずれかの回避策を実行します。

        • 別の USB デバイスを同じ仮想マシンに接続します。vSphere Web Client に両方のデバイスが表示され、先に接続していた USB デバイスを切断できるようになります。

        • 仮想マシンをパワーオフしてからパワーオンします。デバイスが vSphere Web Client に表示されます。

      • コンテンツ ライブラリ、データストア、OVF/OVA デプロイを使用したファイルのアップロードに失敗する
        vSphere Web Client でコンテンツ ライブラリ、データストア、OVF/OVA デプロイを使用してファイルをアップロードしようとすると、次のエラーが発生して操作が失敗することがあります。不明な理由で操作が失敗しました。

        これは、証明書が信頼されていないために発生します。ファイルのアップロード操作に使用する URL が信頼されていない場合、アップロードは失敗します。

        回避策:エラー メッセージが表示された URL をコピーし、ブラウザで新しいタブを開いて、その URL にアクセスします。この URL に関連付けられた証明書を受け入れるように要求されます。新しい証明書を信頼して受け入れ、操作を再試行します。詳細については、VMware のナレッジベースの記事 KB2147256 を参照してください。

      • 末尾に生成ファイルまたは証明書ファイルが含まれた OVA テンプレートを URL からデプロイすると、速度の遅いネットワーク環境でデプロイに失敗することがある
        末尾に 1 つ以上の生成ファイルまたは証明書ファイルが含まれる、サイズの大きな OVA テンプレートをデプロイすると、速度の遅いネットワーク環境ではデプロイに失敗し、次のエラーが表示される場合があります。
        生成ファイルまたは証明書ファイルを取得できません。

        OVA の末尾に生成ファイルおよび証明書ファイルが配置された OVA テンプレートの例を以下に示します。

        example.ova

        • example.ovf
        • example-disk1.vmdk
        • example-disk2.vmdk
        • example.mf
        • example.cert

        このような失敗は、デプロイ プロセスで生成ファイルおよび証明書ファイルが必要であるために発生します。したがって、OVA ファイルの先頭に近い方にこれらのファイルを配置すれば、プロセスが迅速に実行されます。

        回避策:次の回避策のいずれかを実行して、この OVA テンプレートをデプロイします。

        • OVA テンプレートをローカル システムにダウンロードして、ローカルの OVA ファイルからデプロイします。

        • OVA テンプレートを変換して、OVA テンプレート ファイルの先頭に生成ファイルまたは証明書ファイルを配置します。example.ova テンプレートに変換するには、次の操作を実行します。

          1. HTTP サーバ マシンにログインして、OVA テンプレートが含まれるフォルダに移動します。

          2. 次のコマンドを使用して、OVA テンプレートからファイルを抽出します。
            tar xvf example.ova

          3. OVA テンプレートを再度作成するには、次のコマンドを順番に実行します。

            tar cvf example.ova example.ovf
            tar uvf example.ova example.mf
            tar uvf example.ova example.cert
            tar uvf example.ova example-disk1.vmdk
            tar uvf example.ova example-disk2.vmdk

          4. HTTP URL から再度 OVA テンプレートをデプロイします。

      • vSphere 6.5 からエクスポートされた、 を含む OVF テンプレートを、vSphere 5.5 または vSphere 6.0 でデプロイできない
        OVF 記述子に が含まれる OVF テンプレートが vSphere Web Client 6.5 からエクスポートされた場合、このテンプレートは vSphere Web Client 5.5 または vSphere Web Client 6.0 からデプロイできません。OVF 記述子における OVF 要素の例は次のとおりです。

        <Annotation>--- This is a sample annotation for this OVF template ---</Annotation>

        回避策:次の手順に従って、OVF 記述子から を削除します。

        1. OVF 記述子から、使用されているすべての を削除します。

        2. OVA または OVA テンプレートに生成ファイルが含まれる場合は、更新された OVF 記述子に基づいてチェックサムを再計算し、生成ファイルを更新します。証明書ファイルが存在する場合は、証明書ファイルを更新し、更新された生成ファイルのチェックサムを置き換えます。

      • vSphere Web Client で仮想マシンまたは vApp を OVA テンプレートとしてエクスポートできない
        vSphere 6.5 より前のバージョンでは、vSphere Web Client で仮想マシンおよび vApp を OVA テンプレートとしてエクスポートできました。この機能は vSphere 6.5 では利用できません。

        回避策:OVF テンプレートとして仮想マシンをエクスポートした後、OVF テンプレート ファイルから OVA テンプレートを作成します。次の手順では、Linux および Mac コマンドを使用して、このプロセスを説明しています。Windows システムでは、TAR 対応ユーティリティをインストールする必要があります。

        1. vSphere Web Client を使用して、仮想マシンまたは vApp を OVF テンプレートとしてローカル マシンにエクスポートします。

        2. ダウンロードされた OVF テンプレート ファイルを見つけ、これらを新しい空のフォルダに移動します。

        3. 次のいずれかのタスクを実行して、OVF テンプレートから OVA テンプレートを作成します。

          • 前述の新しいフォルダに移動し、次の tar コマンドを使用してこれらのファイルを統合し、OVA テンプレートを作成します。
            cd folder
            tar cvf ova-template-name.ova ovf-template-name.ovf
            tar uvf ova-template-name.ova ovf-template-name.mf
            tar uvf ova-template-name.ova ovf-template-name-1.vmdk
            ...
            tar uvf ova-template-name.ova ovf-template-name-n.vmdk

            n は仮想マシンに含まれるディスク数を指します。ova-template-name.ova が最終的な OVA テンプレートです。OVA を正確に構築するには、この順番でコマンドを実行します。

            注:tar コマンドは、TAR 形式を使用し、POSIX IEEE 1003.1 標準グループで定義されている USTAR (Uniform Standard Tape Archive) 形式に従う必要があります。

          • OVF ツールがシステムにインストールされている場合は、次のコマンドを実行します。
            cd downloaded-ovf-template-folder
            path-to-ovf-tool\ovftool.exe ovf-template-name.ovf ova-template-name.ova

      • 圧縮ファイルへの参照を含む OVF テンプレートのデプロイが失敗することがある
        圧縮ファイル(通常、gzip を使用した圧縮)への参照を含む OVF テンプレートをデプロイすると、操作が失敗します。

        OVF 記述子における OVF 要素の例は次のとおりです。
        <References>
           <File ovf:size="458" ovf:href="valid_disk.vmdk.gz" ovf:compression="gzip" ovf:id="file1"></File>
        </References>

        回避策:OVF ツールがシステムにインストールされている場合は、次のコマンドを実行して、OVF または OVA テンプレートを変換します。新しいテンプレートには、圧縮ディスクを含めません。

        1. 次のコマンドを使用して、テンプレートが含まれるフォルダに移動します。
          cd template-folder

        2. テンプレートを変換します。

          • OVA テンプレートの変換:
            path-to-ovf-tool\ovftool.exe ova-template-name.ova newova-template-name.ova

          • OVF テンプレートの変換:
            path-to-ovf-tool\ovftool.exe ovf-template-name.ovf new-ovf-template-name.ovf

      • ファイル参照に HTTP URL が含まれる OVF または OVA テンプレートのデプロイが失敗する
        ファイル参照に HTTP URL が含まれる OVF または OVA テンプレートのデプロイを試みると、操作が失敗し、次のエラーが表示されます。
        Invalid response code: 500

        例:
        <References>
          <File ovf:size="0" ovf:href="http://www.example.com/dummy.vmdk" ovf:id="file1"></File>
        </References>

        回避策:HTTP サーバからファイルをダウンロードし、OVF または OVA テンプレートを更新するには、次の手順を実行します。

        1. OVF 記述子を開き、HTTP URL が含まれるファイル参照を見つけます。

          OVA テンプレートの場合は、OVA テンプレートからファイルを抽出して、OVF 記述子を開きます。たとえば、次のコマンドを実行します。
          tar xvf ova-template-name&.ova

          注:このコマンドは Linux または Mac システム用です。Windows システムでは、TAR ユーティリティをインストールする必要があります。

        2. HTTP URL からローカル マシンにファイルをダウンロードして、OVF または OVA テンプレートと同じフォルダにこれらのファイルをコピーします。

        3. OVF 記述子に含まれる HTTP URL を、フォルダにダウンロードされた実際のファイル名で置き換えます。例:
          <File ovf:size="actual-downloaded-file-size" ovf:href="dummy.vmdk" ovf:id="file1"></File>

        4. テンプレートに生成 (.mf) ファイルと証明書 (.cert) ファイルが含まれている場合は、関連するファイルのチェックサムを再計算することによってこれらのファイルを再生成するか、OVF のデプロイ操作の際にこれらのファイルを除外します。

          OVA テンプレートだけの場合は、以下のいずれかの方法で OVA テンプレートを再作成します。

          • 次のように、tar コマンドを使用してテンプレートを再作成します。
            cd folder/ tar cvf ova-template-name.ova ovf-name.ovf
            tar uvf ova-template-name.ova manifest-name.mf
            tar uvf ova-template-name.ova cert-name.cert
            tar uvf ova-template-name.ova disk-name.vmdk

            他のディスクや他のファイル参照についても繰り返します。

            注:tar コマンドは、POSIX IEEE 1003.1 標準グループで定義されている USTAR (Uniform Standard Tape Archive) 形式に従う必要があります。

          • 次のように、OVF ツールを使用してテンプレートを再作成します (Windows)。
            cd folder
            path-to-ovf-tool\ovftool.exe ovf-name.ovf ova-template-name.ova

      • 認証を必要とする HTTP または HTTPS URL からの OVF または OVA テンプレートのデプロイに失敗する
        vSphere Web Client を使用して、認証の必要な HTTP または HTTPS URL から OVF または OVA テンプレートをデプロイすると、操作が失敗します。次のエラー メッセージが表示されます。
        転送に失敗しました。無効な応答コードです。401。

        認証情報を入力できないため、OVF または OVA テンプレートのデプロイを試行すると失敗します。

        回避策:ファイルをダウンロードし、テンプレートをローカルにデプロイします。

        1. HTTP または HTTPS URL を使用して、ローカル マシン上のアクセス可能な任意のフォルダに、OVF または OVA テンプレートを手動でダウンロードします。

        2. ローカル マシンにダウンロードされた OVF または OVA テンプレートから仮想マシンをデプロイします。

      • vSphere Web Client で EFI/UEFI ブート オプションを指定して OVF または OVA テンプレートをデプロイすることはできない
        vSphere Web Client で EFI ブート オプションを指定して OVF または OVA テンプレートをデプロイし、NVRAM ファイルを含めると、操作は失敗します。

        回避策:EFI ブート オプションを指定して OVF テンプレートをデプロイするときは、OvfTool バージョン 4.2.0 を使用します。

      • 既存のネットワーク プロトコル プロファイルが入力されていないと、[OVF テンプレートのデプロイ] ウィザードの [テンプレートのカスタマイズ] ページが更新されない
        [OVF テンプレートのデプロイ] ウィザードの [テンプレートのカスタマイズ] ページでは、次のカスタム プロパティが認識され、表示されます:
        gateway、netmask、dns、searchPath、domainName、hostPrefix、httpProxy、subnet

        選択したネットワークにネットワーク プロトコル プロファイルが存在しない場合、これらのカスタム プロパティのいずれかが設定されていると、新しいネットワーク プロトコル プロファイルが自動的に作成されます。各プロパティには、値が入力されています。

        選択したネットワークにネットワーク プロトコル プロファイルがすでに存在している場合、新しいウィザードでは、上記のカスタム プロパティは事前に設定されず、これらのフィールドに対する変更はすべて無視されます。

        回避策:既存のネットワーク プロトコル プロファイル設定以外のカスタム設定が必要な場合は、選択したネットワークにネットワーク プロトコル プロファイルが存在しないことを確認します。プロファイルを削除するか、プロファイル内のネットワーク マッピングを削除してください。

      • [OVF テンプレートのデプロイ] ウィザードを最小化し、vSphere Web Client を更新して、ウィザードを元のサイズに戻すと、選択したテンプレートが保持されない
        [OVF テンプレートのデプロイ] ウィザードを使用して OVF テンプレートをデプロイする際、次の手順を実行します。

        1. [OVF テンプレートのデプロイ] ウィザードで、最後の手順までのすべてのページを処理します。

        2. ウィザードを最小化して [処理中の作業] パネル内に表示します。

        3. 上部のユーザー名の隣にある [グローバル更新] をクリックします。

        4. [処理中の作業] パネル内のウィザードを元のサイズに戻します。

        このとき、次の 2 つの問題が発生します。

        • [ソースの仮想マシン名][名前] と同じ値が表示されます。

        • [テンプレートの選択] ページに移動すると、選択したテンプレートが空で、テンプレートが保持されなかったことがわかります。

        選択したテンプレートは表示されませんが、ウィザードを完了することは可能で、テンプレートは正しくデプロイされます。この問題は、vSphere Web Client インターフェイス内で上記の 2 つの値を表示する場合にのみ発生します。

        回避策:OVF テンプレートをデプロイするときに、[グローバル更新] を使用しないようにします。

      • データストア容量の割り当て権限がユーザーにない場合、OVF テンプレートのデプロイに失敗する
        データストア容量の割り当て権限なしで OVF テンプレートをデプロイすると、操作が失敗します。

        回避策:データストア容量の割り当て権限をユーザーに割り当てます。

      • vApp を含む OVF を DRS 以外のクラスタにデプロイしようとすると失敗する
        vApp を含む OVF を DRS 以外のクラスタにデプロイしようとすると、操作が失敗します。vSphere 6.5 で [OVF のデプロイ] ウィザードを使用すると、互換性チェックに合格する DRS 以外のクラスタを選択できます。しかし、デプロイを試みると失敗します。

        回避策:目的のクラスタの DRS を有効にするか、デプロイする別の場所を選択します。

      • オプション LimitVMsPerESXhost を使用すると、DRS のロード バランシングが無効になり、推奨が生成されない場合がある
        LimitVMsPerESXhost オプションは、DRS の制約チェックの一部として実装されています。ホスト上の仮想マシンの数が、LimitVMsPerESXhost オプションで指定された制限を超える場合は、DRS により、追加の仮想マシンをパワーオンすることも、ホストに移行することもできません。

        回避策:今回のリリースの新しい詳細オプションである TryBalanceVmsPerHostLimitVMsPerESXhost オプションの代わりに使用すれば、DRS が失敗する可能性を回避できます。LimitVMsPerESXhost オプションに小さな値(0 など)を手動で設定すると、クラスタの不均衡の問題が発生する場合があります。

      • コンテンツ ライブラリの操作で、タスクのプログレス バーが変化しない場合がある
        コンテンツ ライブラリの操作によっては、タスクが進行中であっても、タスクのプログレス バーは 0% と表示されます。この現象は、次のような操作を行った場合に発生します。

        • 仮想マシン テンプレートとコンテンツ ライブラリから仮想マシンをデプロイする。

        • ライブラリ間でライブラリ アイテムをクローン作成する。

        • 購読済みライブラリを同期する。

        回避策:なし。

      • 新規作成したコンテンツ ライブラリ アイテムの最初のバージョンが 2 になる
        新規作成したコンテンツ ライブラリ アイテムの最初のバージョンが 1 ではなく 2 になります。コンテンツ ライブラリ アイテムのバージョンは、コンテンツ ライブラリ アイテムのリストにある [バージョン] 列で確認できます。

        回避策:なし。

      • ユーザー名に非 ASCII 文字が含まれていると、ローカル システムからコンテンツ ライブラリにアイテムをインポートできない
        ユーザー名に非 ASCII 文字が含まれていると、ローカル システムからコンテンツ ライブラリにアイテムをインポートできない場合があります。

        回避策:コンテンツ ライブラリにアイテムをインポートするには、URL リンク(HTTP リンクなど)、NFS リンク、または SMB リンクを使用します。

      • ユーザー名に非 ASCII 文字が含まれていると、コンテンツ ライブラリからローカル システムにアイテムをエクスポートできない
        ユーザー名に非 ASCII 文字が含まれていると、コンテンツ ライブラリからローカル システムにアイテムをエクスポートできない場合があります。

        回避策:なし。

      • 購読済みコンテンツ ライブラリのコンテンツ ライブラリ アイテムを同期すると、アイテムのタグの一部が表示されない場合がある
        公開コンテンツ ライブラリのアイテムを同期すると、そのアイテムのタグの一部が、購読済みコンテンツ ライブラリに表示されない場合があります。

        回避策:なし。

      • OVF のデプロイ タスクのプログレス バーが 0% のままになる
        ローカル システムから OVF テンプレートをデプロイしているときに、[OVF テンプレートのデプロイ] ウィザードのプログレス バーが 0% のままになります。ただし、OVF テンプレートのデプロイ タスクと OVF パッケージのインポート タスクは作成されます。

        回避策:ローカル OVF テンプレートを選択するときに、すべての参照ファイル(OVF 記述子ファイル内で定義されている VMDK ファイルと OVF ファイルを含む)が選択されるようにします。

      • レプリケーションに関するストレージ ポリシーが仮想マシン テンプレート (OVF) に含まれていると、デプロイ操作に失敗する
        ストレージ レプリケーション グループに関するストレージ ポリシーを含む仮想マシンがライブラリのテンプレートとしてキャプチャされた場合、そのテンプレートによって、仮想マシンのデプロイが失敗します。これは、コンテンツ ライブラリ テンプレートからデプロイする際に、レプリケーション グループを選択できないために発生します。このタイプのテンプレートでは、レプリケーション グループを選択する必要があります。エラー メッセージが表示され、手動でウィザードを閉じる必要があります。操作が失敗しても、ウィザードは自動的に閉じられません。

        回避策:元の仮想マシンからポリシーを削除し、新しい仮想マシン テンプレートを作成します。新しいテンプレートを作成してデプロイした後、新しい仮想マシンにポリシーを追加します。

      • コンテンツ ライブラリ テンプレートのデプロイ時にストレージ ポリシーを選択すると、データストアまたはデータストア クラスタの選択が無視される
        ストレージ ポリシーを選択すると、データストアまたはデータストア クラスタの選択が無視されます。仮想マシンはユーザーが選択したストレージ プロファイルにデプロイされますが、選択したデータストアまたはデータストア クラスタにはデプロイされません。

        回避策:指定したデータストアまたはデータストア クラスタに仮想マシンをデプロイする必要がある場合は、コンテンツ ライブラリ テンプレートのデプロイ時、ストレージ ポリシーが [なし] に設定されていることを確認します。これにより、仮想マシンは選択済みのデータストアまたはデータストア クラスタに格納されます。仮想マシンが正常にデプロイされたら、その仮想マシンのページに移動し、ストレージ ポリシーを編集してストレージ ポリシーを適用できます。

      • バッキング データストアに関連付けられたホストがメンテナンス モードのときにアイテムをライブラリにアップロードすると応答しなくなる
        ライブラリをバッキングしているデータストアに関連付けられたすべてのホストがメンテナンス モードのときは、そのライブラリにアイテムをアップロードできません。これを行うと、プロセスは応答を停止します。

        回避策:アップロード時、ライブラリをバッキングしているデータストアに関連付けられたホストが 1 台以上使用可能であることを確認します。

      • コンテンツ ライブラリから関連のない仮想マシンに ISO ファイルをマウントすると、ダイアログ ボックスが空になる
        コンテンツ ライブラリから仮想マシンに ISO ファイルをマウントできるのは、ISO ファイルが存在しているデータストアまたはストレージ デバイスに仮想マシンのホストからアクセスできる場合に限られます。データストアまたはストレージ デバイスにアクセスできない場合は、ユーザー インターフェイスに空のダイアログ ボックスが表示されます。

        回避策:仮想マシンが常駐しているホストから、ISO ファイルが存在しているストレージ デバイスにアクセスできるようにします。この操作がポリシーで禁止されている場合は、仮想マシンからアクセス可能なデータストア上のライブラリにある ISO ファイルをコピーします。

      • [公開されたコンテンツ ライブラリ] プロパティが設定されたコンテンツ ライブラリの詳細検索を実行すると、失敗する
        プロパティ値が [公開されたコンテンツ ライブラリ] であるコンテンツ ライブラリの詳細検索を実行すると、検索に失敗します。

        回避策:公開されているライブラリを手動で参照します。

      Virtual Volumes の問題

      • vSphere 6.0 から vSphere 6.5 にアップグレードした後、Virtual Volumes ストレージ ポリシーが仮想マシン ストレージ ポリシー リストに表示されなくなることがある
        環境を vSphere 6.5 にアップグレードした後、vSphere 6.0 で作成した Virtual Volumes ストレージ ポリシーが仮想マシン ストレージ ポリシーのリストに表示されなくなることがあります。

        回避策:vSphere Web Client からログアウトし、再度ログインします。

      • vSphere Web Client で、Virtual Volumes データストアのデフォルト プロファイルに関する情報を表示できない
        通常、Virtual Volumes データストアに関連付けられているデフォルト プロファイルに関する情報は、次のようにして確認できます。vSphere Web Client で、データストアを参照してから、[構成] > [設定] > [デフォルト プロファイル] の順にクリックします。
        ただし、ストレージ側で設定される ID が、同じ Virtual Volumes プロバイダによってレポートされるすべてのデータストア間で一意でない場合、vSphere Web Client はデフォルト プロファイルをレポートできません。

        回避策:なし。

      VMFS の問題

      • VMFS データストアの拡張の試行に失敗した後、システムの VIM API 情報と LVM 情報の間に不整合が発生する
        この問題は、バッキング SCSI デバイスが APD または PDL 状態になっているときにデータストアを拡張しようとすると発生します。これにより、ホストの VIM API と LVM コマンドの間で情報の不整合が発生します。

        回避策:以下の手順を実行します。

        1. ボリュームに接続されているホストの 1 台で、vmkfstools --growfs コマンドを実行します。

        2. ボリュームに接続されているすべてのホストで、vmfs の再スキャン操作を実行します。

      • VMFS6 データストアでは、同じデータストア内の 512n デバイスと 512e デバイスの結合がサポートされない
        VMFS6 データストアの拡張は、デバイスのタイプが同じ場合に限られます。VMFS6 データストアが 512n デバイスによってバッキングされている場合、データストアの拡張には 512n デバイスを使用します。データストアが 512e デバイス上に作成されている場合、データストアの拡張には 512e デバイスを使用します。

        回避策:なし。

      • ESXi では、マッピング解除の精度が 1 MB よりも大きいアレイに対して容量の自動再利用はサポートされない
        バッキング ストレージのマッピング解除の精度が 1 MB よりも大きい場合、ESXi ホストからのマッピング解除リクエストは処理されません。vmkernel.log ファイルに次のメッセージが記録されます。Unmap not supported

        回避策:なし。

      • 大量の LUN を持つ環境でストレージの再スキャン行うと、予期しない問題が発生することがある
        ストレージの再スキャンは、大量の I/O が発生する操作です。データストアの作成や拡張など、他のデータストア管理操作の実行中に行うと、遅延などの問題が発生することがあります。vSphere 6.5 リリースでは最大 1,024 個の LUN がサポートされています。大量の LUN を持つ環境では、この問題が発生する可能性が高まります。

        回避策:通常、ホストによるストレージの再スキャンは、ある程度の間を開けて実行するだけで十分です。一般的なデータストア管理タスクを実行しているときにストレージの再スキャンを行う必要はありません。ストレージの再スキャンは、特に大量の LUN を含むデプロイでは、どうしても必要なときにのみ実行します。

      仮想マシン ストレージ ポリシーの問題

      • vMotion によって仮想マシンを vCenter Server 間でホット移行すると、仮想マシン ストレージ ポリシーのコンプライアンスの状態が変わることがある
        vMotion を使用して vCenter Server 間で仮想マシンのホット移行を実行した後、仮想マシン ストレージ ポリシーのコンプライアンスの状態は [不明] に変わります。

        回避策:移行した仮想マシンのコンプライアンスを確認して、コンプライアンスの状態を更新します。

        1. vSphere Web Client で、仮想マシンを参照します。

        2. 右クリック メニューから、[仮想マシン ポリシー] > [仮想マシン ストレージ ポリシーのコンプライアンスのチェック] の順に選択します。
          システムによりコンプライアンスが検証されます。

      vSphere HA および Fault Tolerance の問題
      • ユーザー パスワードの期限が切れている場合、vCenter High Availability のレプリケーションが失敗する
        vCenter High Availability のユーザー パスワードの期限が切れている場合、vCenter High Availability のレプリケーションに失敗し、複数のエラーが表示されます。エラーおよび原因の詳細については、http://kb.vmware.com/kb/2148675 を参照してください。

        回避策:3 台の各 vCenter High Availability ノード(アクティブ、パッシブ、監視)で、vCenter High Availability ユーザー パスワードをリセットします。ユーザー パスワードのリセット手順については、http://kb.vmware.com/kb/2148675 を参照してください。

      • ゲートウェイ IP アドレスを指定せずに、パッシブ ノードの代替フェイルオーバー IP アドレスを使用して vCenter High Availability をデプロイすると、vCenter Server が動作しなくなる
        vCenter High Availability 環境のパッシブ ノードに代替の IP アドレスおよびネットマスクが定義されている場合、ゲートウェイ IP アドレスを指定する必要があります。このゲートウェイ IP アドレスを指定しないまま、パッシブ ノードに代替 IP アドレスを使用すると、vCenter Server が動作しなくなります。

        回避策:VCHA 環境のパッシブ ノードに代替 IP アドレスを使用する場合は、ゲートウェイ IP アドレスを指定する必要があります。

      • vCenter Server Appliance の設定時に大文字と小文字が混在したホスト名を指定していた場合、vCenter High Availability をデプロイできないことがある
        大文字と小文字が混在している FQDN を使用して vCenter Server Appliance をインストールした後で、vCenter High Availability をデプロイすると、失敗することがあります。vCenter High Availability のデプロイでは、ホスト名の大文字と小文字が区別されます。

        回避策:vCenter Server Appliance を設定する際は、大文字だけ、または小文字だけのホスト名を使用する必要があります。

      • vCenter HA を構成するために、vCenter Server Appliance で SSH を有効にする必要がある
        外部 PSC を使用して管理ノードを配置するとき、また vSphere Web Client から vCenter HA を構成するときに SSH が無効の場合、vCenter HA のデプロイ タスクが次のメッセージを表示して失敗します。SSH が有効になっていません。 vCenter Server Appliance で SSH を有効にするには、vSphere Web Client またはアプライアンス管理ユーザー インターフェイス (VAMI) を使用します。その後 vSphere Web Client で vCenter HA を設定します。

        回避策:なし。vCenter HA を使用するには、vCenter Server Appliance で SSH を有効にする必要があります。

      • デプロイ時に FQDN ではなく IP アドレスが使用されている場合は、vSphere Web Client ユーザー インターフェイスから vCenter HA を構成できない
        次の手順を実行すると、エラーが発生します。

        1. vCenter Server をデプロイするときに、デプロイ ユーザー インターフェイスの [システム名] テキスト ボックスに FQDN ではなく IP アドレスを入力してインストールを完了します。

        2. デプロイが成功した後、vCenter HA を構成するために、前提となる手順をすべて実行します。

        3. vSphere Web Client ユーザー インターフェイスで vCenter HA の構成に失敗し、次のエラー メッセージが表示されます。
          Platform Service Controller information cannot be retrieved.Make sure that Application Management Service is running and you are member of Single Sign-On system Configuration Administrators group.Guest OS network information about the vCenter VM cannot retrieved.Make sure that Application Management Service is running.

        回避策:vCenter Server(および PSC またはそのいずれか)をデプロイするときに、[システム名] フィールドに FQDN を入力します。

      • vSphere HA が、依存関係がある仮想マシンとそれより下の階層にある他の仮想マシンを再起動できない場合がある
        現時点では、仮想マシンを正常に配置するために、仮想マシンのオーバーライド タイマーが起動されます。同じ階層の仮想マシン間に依存関係がある場合、ある仮想マシンが正常に再起動できないときは、依存関係があるすべての仮想マシンおよびその下の階層にあるすべての仮想マシンを再起動できません。ただし、仮想マシンがさまざまな階層に配置されており、同じ階層の仮想マシンに対して依存関係がない場合は、階層のタイムアウトが順守され、タイムアウト後に下の階層の仮想マシンでフェイルオーバーが実行されます。

        回避策:同じ階層で仮想マシンの依存関係を作成しないでください。

      • vSphere HA クラスタを作成すると、仮想マシン コンポーネント保護がデフォルトで有効になり、ESXi 5.5 ホストをクラスタに追加できない
        新しい vSphere HA クラスタへの ESXi 5.5 ホストの追加や、ESXi 5.5 ホストを含む新規作成したクラスタでの vSphere HA の有効化に失敗します。これは、仮想マシン コンポーネント保護がデフォルトで有効になるためです。この場合、次のようなエラー メッセージが返されます。指定されたクラスタには「ホストを 6.0 以降にアップグレードしてください」というホストが含まれているので、vSphere HA 仮想マシン コンポーネント保護を有効にできません。ESXi 6.0 以降のホストに影響はありません。

        回避策:新規作成したクラスタの vSphere HA 設定を表示します。[障害および対応] タブで、[PDL 状態のデータストア] と [APD 状態のデータストア] が [無効] に設定されていることを確認します。これらの設定を保存すると、ESXi 5.5 ホストをクラスタに追加できます。

      • vCenter HA クラスタ構成を削除する際にアクティブ ノードが再起動する場合、アクティブ ノードを手動で起動しなければならない場合がある
        vCenter HA クラスタ構成の削除はさまざまな手順を含むプロセスで、vCenter Server Appliance 設定の更新が含まれます。アプライアンスは、スタンドアロンの vCenter Server Appliance として起動するようにマークする必要があります。vCenter HA の構成を削除する操作で、アクティブなアプライアンスがクラッシュまたは再起動する場合、該当のアクティブ ノードの再起動時に、アプライアンス上のすべてのサービスの手動での起動が必要になる場合があります。

        回避策:アクティブなアプライアンス上ですべてのサービスを起動するには、次の手順を実行します。

        1. アクティブな vCenter Server Appliance のコンソールにログインします。

        2. アプライアンスのプロンプトで bash を有効にします。

        3. 次のコマンドを実行します。destroy-vcha -f

        4. アプライアンスを再起動します。

      • フェイルオーバーの目的でアクティブ ノードを再起動しても、再起動後にアクティブ ノードのままになる場合がある
        vCenter HA クラスタでアクティブ ノードの再起動サイクルを実行する場合、パッシブ ノードは vCenter HA クラスタのアクティブ ノードが瞬間的に停止していることを検出します。その結果、パッシブ ノードはアクティブ ノードのロールを引き継ごうとします。アプライアンスの状態がアクティブ ノード上で変更されている間にアクティブ ノードが再起動すると、パッシブ ノードへのフェイルオーバーが完了しない場合があります。その場合、アクティブ ノードは再起動サイクルが完了した後もアクティブ ノードのままになります。

        回避策:パッシブ ノードにフェイルオーバーするためにアクティブ ノードを再起動している場合、ユーザー インターフェイスから「フェイルオーバー開始」ワークフローを使用するか、Initiate Failover API コマンドを使用する必要があります。これによって、パッシブ ノードはアクティブ ノードのロールを引き継ぎます。

      以前からの既知の問題のリストを折りたたむには、ここをクリックします。

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