VMware vSphere Update Manager 6.5 Update 1 for Windows OS | 2017 年 7 月 27 日 | ビルド 5939545

vCenter Server Appliance 6.5 Update 1 の VMware vSphere Update Manager 6.5 Update 1 サービス| 2017 年 7 月 27 日| ビルド 5973321

最終更新日:2017 年 7 月 27 日

リリース ノートに追加または更新された内容をご確認ください。

リリース ノートの概要

本リリース ノートには、次のトピックが含まれています。

Update Manager リリース ノートには、VMware vCenter Server のオプションである VMware vSphere Update Manager に関する情報が記載されています。VMware vSphere Update Manager の詳細については、『VMware vSphere Update Manager のインストールと管理』を参照してください


新機能

  • vSAN クラスタに対する新しいベースラインのサポート: vSphere 環境で vSAN クラスタを使用する場合は、Update Manager 6.5 Update 1 とシステムで管理されるベースラインおよびグループを併用して、vSAN クラスタで最新のサポート対象ソフトウェアが実行されているかどうかを確認します。詳細については、『VMware vSphere Update Manager のインストールと管理』ドキュメントの、システムで管理されるベースラインに対する vSAN クラスタの修正に関するセクションを参照してください。
  • データベースのサポートの追加:Update Manager 6.5 Update 1 サーバおよび vSphere Update Manager Download Service (UMDS) 6.5 Update 1 は、Microsoft SQL Server 2016 および Microsoft SQL Server 2016 SP1 データベースと互換性があります。
  • Update Manager 6.5 Update 1 に組み込まれたオープン ソース コンポーネントのうち、今回のリリースでは次のアップデートが行われました。
    • Oracle (Sun) JRE パッケージはバージョン 1.8 Update 131 にアップデートされています。
    • OpenSSL はバージョン 1.0.2k にアップグレードされています。
    • vPostgres はバージョン 9.4.12 にアップグレードされています。

 

製品サポートに関する注意事項

  • Update Manager による仮想アプライアンスのアップグレード:仮想アプライアンスのアップグレードとパッチ処理は、今後のリリースで廃止される予定です。

 

インストールに関する注意事項

このセクションでは、Update Manager および vSphere Update Manager のオプション モジュールである Update Manager Download Service のインストールに関する情報を提供します。

 

Update Manager

Update Manager モジュールは、サーバ コンポーネントとクライアント コンポーネントで構成されます。

 

Windows オペレーティング システムへの Update Manager のインストール

Update Manager 6.5 Update 1 for Windows は、64 ビット アプリケーションとして提供され、64 ビットの Windows オペレーティング システムにのみインストールできます。Update Manager をインストールする前に、vCenter Server をインストールする必要があります。Update Manager サーバの要件は、vCenter Server などのホスト OS と同じです。データベースの互換性情報については、「Update Manager のインストールでサポート対象となるデータベース」のセクションを参照してください。

Update Manager サーバは、vCenter Server と同じシステムにインストールすることも、異なるシステムにインストールすることもできます。vSphere Update Manager の各インスタンスを 1 つの vCenter Server インスタンスに関連付けることができます。

インストール中は、Windows 上で動作する Update Manager サーバを vCenter Server Appliance に接続することはできません。

VMware vSphere Update Manager をインストールするには、既存の vCenter Server システムとのネットワーク接続が必要です。

ハードウェア要件

Update Manager を使用するためのハードウェアの最小要件は、Windows オペレーティング システムへの導入方法によって異なります。

Update Manager と同じマシンにデータベースをインストールする場合、メモリ サイズとプロセッサ速度に求められる条件が高くなります。許容できるパフォーマンスを確保するための最小要件は次のとおりです。

  • プロセッサ:2 個以上の論理コアを持つ Intel または AMD の x86 プロセッサ(それぞれ速度が 2 GHz)

  • ネットワーク: 10/100 Mbps
    最高のパフォーマンスを得るには、Update Manager と ESXi ホスト間でギガビット接続を使用します。
  • メモリ:
    • 2 GB RAM (Update Manager と vCenter Server のマシンが異なる場合)
    • 8 GB RAM(Update Manager と vCenter Server のマシンが同じ場合)

 

vCenter Server Appliance と Update Manager との統合

Update Manager 6.5 Update 1 は vCenter Server Appliance に統合されており、オプション サービスとして提供されます。vSphere 6.5 以降では、Windows Server マシンにインストールされている Update Manager インスタンスを vCenter Server Appliance に接続できなくなります。

vCenter Server Appliance で Update Manager サーバを使用するには、VMware vSphere Update Manager Extension サービスを開始します。

vCenter Server Appliance を使用した Update Manager の導入モデルでは、PostgreSQL データベースを使用します。Update Manager と vCenter Server Appliance では、同じ PostgreSQL データベース サーバを共有しますが、個別の PostgreSQL データベース インスタンスを使用します。

 

Update Manager Web Client

Update Manager のクライアント コンポーネントは、vSphere Web Client へのプラグインとして提供されます。Update Manager クライアント コンポーネントは、vSphere インベントリのパッチおよびバージョン管理に必要な機能をすべて提供します。

vSphere Web Client 向けの Update Manager プラグインをインストールする必要がありません。Windows オペレーティング システムに Update Manager サーバ コンポーネントをインストールした後、または vCenter Server Appliance で Update Manager サービスを開始した後に、Update Manager クライアント コンポーネントが vSphere Web Client で自動的に有効になります。 ホーム画面に [Update Manager] アイコンが表示され、vSphere Web Client の最上位レベルのタブの 1 つとして、[Update Manager] が表示されます。

vSphere Web Client の ホーム画面から、Update Manager の [管理] ビューにアクセスできます。
Update Manager の [コンプライアンス] ビューにアクセスするには、vSphere インベントリからオブジェクトを選択して、[Update Manager] タブに移動します。

 

Update Manager Download Service

vSphere Update Manager Download Service (UMDS) は Update Manager のオプション モジュールです。Update Manager サーバから分離されたシステム上に、パッチ定義をダウンロードするために使用できます。Update Manager を導入するシステムがセキュリティ保護されており、そのマシンにインターネット アクセスを設定していない場合は、UMDS を使用します。

UMDS をインストールするには、2 つのオプションがあります。64 ビットの Windows オペレーティング システムに UMDS をインストールできます。Update Manager サーバが配置されている Windows マシンには、UMDS をインストールしないでください。
Linux ベースのシステムにも UMDS をインストールできます。vSphere 6.5 Update 1 リリースでは、vCenter Server Appliance 6.5 Update 1 の ISO ファイルとともに UMDS 6.5 Update 1 インストーラが提供されます。Linux に UMDS をインストールするための前提条件として、PostgreSQL データベースおよび 64 ビットの DSN が事前に構成された Linux サーバが必要になります。vCenter Server Appliance 6.5 Update 1 の ISO ファイルを Linux マシンにマウントして、UMDS 6.5 Update 1 をインストールし、構成します。

UMDS を使用するには、UMDS のバージョンが Update Manager サーバと互換性のあるものでなければなりません。Update Manager および UMDS の互換性の詳細については、『VMware vSphere Update Manager のインストールと管理』を参照してください。

Update Manager 6.5 インスタンスのみの環境への UMDS 6.5 Update 1 のインストール

UMDS 6.5 Update 1 のインストール ウィザードで、以前の UMDS 6.0 または UMDS 5.5 インストールで作成された既存のダウンロード ディレクトリをパッチ ストアとして選択し、ダウンロードした適切なアップデートを UMDS 6.5 Update 1 で再利用できます。パッチ ストアを再利用する前に、既存の UMDS 6.0 または UMDS 5.5 インスタンスをアンインストールする必要があります。UMDS 6.5 Update 1 に既存のダウンロード ディレクトリを関連付けた後は、以前のバージョンの UMDS では使用できなくなります。
UMDS をインストールして既存のダウンロード ディレクトリに関連付ける場合、アップデートをエクスポートする前に少なくとも 1 回、UMDS 6.5 Update 1 を使用してダウンロードを実行してください。

Update Manager 6.5 と Update Manager 6.0 の両方のインスタンスが共存する環境への UMDS 6.5 Update 1 のインストール

環境内に Update Manager 6.5 と Update Manager 6.0 の両方のインスタンスが含まれる場合は、既存の UMDS 6.0 ダウンロード ディレクトリに、UMDS 6.5 Update 1 をインストールしないでください。その場合は、UMDS 6.5 Update 1 および UMDS 6.0 を 2 台のマシンに別々にインストールする必要があります。これにより、Update Manager それぞれのバージョンでアップデートをエクスポートできるようになります。

 

Update Manager Utility

Update Manager Utility を使用すると、データベースのパスワードやプロキシ認証情報の変更、vCenter Server を使用した Update Manager の再登録、および Update Manager の SSL 認証情報の差し替えを行うことができます。ユーティリティを使用した Update Manager の再構成の詳細については、『Reconfiguration of VMware vSphere Update Manager』を参照してください

Update Manager または UMDS をインストールすると、vSphere Update Manager Utility が追加コンポーネントとしてシステム上にサイレント インストールされます。

 

アップグレードに関する注意事項

このリリースでは、64 ビットの Windows オペレーティング システムにインストールされている Update Manager バージョン 5.5 と 6.0、およびこれらのバージョンの各アップデート リリースからのアップグレードが可能です。Update Manager をアップグレードする前に、vCenter Server および vSphere Web Client を互換性のあるバージョンにアップグレードする必要があります。
Update Manager 5.5 より前のバージョン、または 32 ビット プラットフォームにインストールされている Update Manager システムからの直接アップグレードはサポートされていません。32 ビットのオペレーティング システムにインストールされた Update Manager システムを 64 ビットの Windows オペレーティング システム上の Update Manager 5.0 に移行するには、Update Manager 5.0 インストール メディアとともに提供されるデータ移行ツールを使用する必要があります。その後、バージョン 5.0 または 5.1 からバージョン 5.5 へのアップデートを実行してから、バージョン 6.5 Update 1 にアップグレードします。データ移行ツールの使用方法の詳細については、Update Manager 5.0 のドキュメント、『VMware vSphere Update Manager のインストールと管理』を参照してください。

UMDS 5.x または UMDS 6.0 から UMDS 6.5 Update 1 へのアップグレードはサポートされていません。

 

移行に関する注意事項

VMware は、Windows オペレーティング システム上の Update Manager を vCenter Server Appliance 6.5 Update 1 へ移行して、実行するための移行パスをサポートしています。

Update Manager は、次の導入モデルの vCenter Server の場合、vCenter Server Appliance に移行することができます。

  • vCenter Server と Update Manager が同じ Windows マシンで実行されている
  • vCenter Server と Update Manager が異なる Windows マシンで実行されている
  • Update Manager が Windows マシンで実行されており、vCenter Server Appliance に接続されている

移行方法の詳細については、『VMware vSphere Update Manager のインストールと管理』と『vSphere のアップグレード』を参照してください。

 

相互運用性とソフトウェア要件

VMware 製品互換性マトリクスでは、vSphere Update Manager の現在および以前のバージョンと、ESXi、VMware vCenter Server、および vSphere Web Client を含む他の VMware vSphere コンポーネントとの互換性について詳細に説明しています。また、ESXi または vCenter Server をインストールする前に、サポート対象の管理エージェントおよびバックアップ エージェントについてこのサイトで確認してください。

Update Manager および UMDS のインストールでサポート対象となるオペレーティング システム

Update Manager と UMDS をインストールできるオペレーティング システムのリストについては、「Supported host operating systems for VMware vCenter Server installation」を参照してください。記事にリストされている vCenter Server インストール用にサポートされているホスト オペレーティング システムは、Update Manager および UMDS の各バージョンのインストールにも適用されます。

Update Manager および UMDS のインストールでサポート対象となるデータベース

VMware 製品互換性マトリクスで、ソリューション/データベースの相互運用性オプションを選択すると、Update Manager および UMDS と互換性のあるデータベースに関する情報が表示されます。

Update Manager がサポートする vSphere インベントリ オブジェクトの操作

  • 次のホスト バージョンのホスト パッチ:
    • ESXi 5.5
    • ESXi 6.0
    • ESXi 6.5
  • ESXi 5.5、ESXi 6.0、およびこれらの各アップデート リリースから ESXi 6.5 Update 1 へのホストのアップグレード
  • 仮想マシンの VMware Tools および仮想ハードウェアのアップグレード
  • 仮想アプライアンスのアップグレード

 

VMware Tools および仮想ハードウェアのアップグレードでサポート対象となるオペレーティング システム

注:

以下は、VMware Tools および仮想ハードウェアのアップグレードでサポートされているオペレーティング システムのリストです。

  • Windows Server 2016 Datacenter Edition 64 ビット
  • Windows Server 10 Enterprise Edition 32 ビット
  • Windows 8.1 Update 3 Enterprise Edition 32 ビット
  • Windows Server 2012 R2 Update 3 Datacenter Edition 64 ビット
  • Windows Server 2012 Datacenter Edition 64 ビット
  • Windows 7 SP1 Enterprise Edition 64 ビット
  • Windows Server 2008 R2 SP1 Datacenter Edition 64 ビット
  • Windows 10 RTM
  • Windows 8.1 Update 1 [Professional/Enterprise] 32 ビット
  • Windows 8.1 Update 1 [Professional/Enterprise] 64 ビット
  • Windows 8.1 [Professional/Enterprise] 32 ビット
  • Windows 8.1 [Professional/Enterprise] 64 ビット
  • Windows 8 [Professional/Enterprise] 32 ビット
  • Windows 8 [Professional/Enterprise] 64 ビット
  • Windows Server 2012 R2 [Standard/Enterprise/Datacenter] 64 ビット
  • Windows Server 2012 R2 Update 1 [Standard/Enterprise/Datacenter] 64 ビット
  • Windows Server 2012 [Standard/Datacenter] 64 ビット
  • Windows 7 [Professional/Enterprise] 32 ビット
  • Windows 7 [Professional/Enterprise] 64 ビット
  • Windows 7 [Professional/Enterprise] 32 ビット SP1
  • Windows 7 [Professional/Enterprise] 64 ビット SP1
  • Windows Server 2008 [Standard/Enterprise/Datacenter] 32 ビット
  • Windows Server 2008 [Standard/Enterprise/Datacenter] 64 ビット
  • Windows Server 2008 SP2 [Standard/Enterprise/Datacenter] 32 ビット
  • Windows Server 2008 SP2 [Standard/Enterprise/Datacenter] 64 ビット
  • Windows Server 2008 R2 [Standard/Enterprise/Datacenter] 64 ビット
  • Windows Server 2008 R2 SP1 [Standard/Enterprise/Datacenter] 64 ビット
  • Windows XP Professional 32 ビット (SP3 が必要)
  • Windows XP Professional 64 ビット (SP2 が必要)
  • Windows Server 2003 R2 [Standard/Enterprise/Datacenter] 32 ビット (SP2 が必要)
  • Windows Server 2003 R2 [Standard/Enterprise/Datacenter] 64 ビット(SP2 が必要)
  • Windows Vista [Business/Enterprise] 32 ビット (SP2 が必要)
  • Windows Vista [Business/Enterprise] 64 ビット(SP2 が必要)
  • Windows Server 2003 [Standard/Enterprise/Datacenter] 32 ビット (SP2 が必要)
  • Windows Server 2003 [Standard/Enterprise/Datacenter] 64 ビット(SP2 が必要)
  • Windows 2000 [Professional/Server/Advanced Server/Datacenter Server] 32 ビット
  • Windows 2000 [Professional/Server/Advanced Server/Datacenter Server] 64 ビット
  • Red Hat Enterprise Linux 7.2
  • Red Hat Enterprise Linux 7.0
  • Red Hat Enterprise Linux 6.8
  • Red Hat Enterprise Linux 6.5
  • Red Hat Enterprise Linux 5.10
  • Red Hat Enterprise Linux 5
  • Red Hat Enterprise Linux 4
  • Red Hat Enterprise Linux 3
  • Red Hat Enterprise Linux 2
  • CentOS 6.9
  • CentOS 6.5
  • CentOS 6
  • CentOS 5.10
  • CentOS 5
  • CentOS 4
  • Debian 8.1
  • Debian 8
  • Debian 6
  • Debian 5
  • Debian 4
  • Ubuntu 非 LTS 15.04
  • Ubuntu 17.x
  • Ubuntu 14.04
  • Ubuntu 13.10
  • Ubuntu 11.x
  • Ubuntu 10.x
  • Ubuntu 9.x
  • Ubuntu 8.x
  • Ubuntu 7.x
  • SUSE Linux Enterprise Server 12 SP1
  • SUSE Linux Enterprise Server 12
  • SUSE Linux Enterprise Server 11 SP4
  • SUSE Linux Enterprise Server 11 SP3
  • SUSE Linux Enterprise Server 9
  • SUSE Linux Enterprise Server 8
  • Oracle Enterprise Linux 7.0
  • Oracle Enterprise Linux 6.7
  • Oracle Enterprise Linux 6.5
  • Oracle Enterprise Linux 6
  • Oracle Enterprise Linux 5.1
  • Oracle Enterprise Linux 5
  • Oracle Enterprise Linux 4
  • Oracle Enterprise Linux UEK3 Update 5
  • Asianux 4
  • Asianux 3

オープンの仮想マシン ツールまたはオペレーティング システム特有のパッケージを使用している Linux ゲスト オペレーティング システムは、Yum や Apt などのディストリビューション固有のパッケージ管理ツールを使用して管理されます。Update Manager では、このような Linux 仮想マシン向けの仮想マシン ツールまたは仮想ハードウェア バージョンのアップグレードはサポートしていません。

解決した問題

  • コマンド プロンプト ウィンドウで一部の UMDS コマンド出力が切り詰められることがある

    コマンド プロンプト ウィンドウを使用して、バージョン 6.5 Update 1 の UMDS で UMDS コマンドを実行すると、コンソール出力の各行の先頭から数文字が切り詰められることがあります。コマンド出力の末尾は正しく表示されます。

    本リリースで、この問題は修正されました。

既知の問題

既知の問題には、次のトピックが含まれます。

インストール、アップグレード、および移行
  • Update Manager ユーザー インターフェイスにエラー メッセージが表示される

    Update Manager をバージョン 6.5 Update 1 にアップグレードした後で、Update Manager サーバを Windows 上の vCenter Server システムと異なるマシンで実行すると、Update Manager タブのユーザー インターフェイスにエラー メッセージが表示され、アクセスできなくなります。表示されるエラー メッセージは、次のとおりです。
    interface com.vmware.vim.binding.integrity.vcIntegrityis not visible from class loader

    回避策:Windows ホスト マシン上で vCenter Server サービスを再起動します。

  • 新たに更新された vCenter Server Appliance 6.5 Update 1 上の SSL 証明書を置き換えると、失敗する

    vCenter Server Appliance をバージョン 6.5 から 6.5 Update 1 にアップデートした場合、Update Manager サービスから /etc/vmware/ 上の .buildinfo ファイルにアクセスできないため、ホスト マシン上の SSL 証明書を置き換えても失敗します。この問題の原因は、vCenter Server Appliance のアップデート中に、.buildinfo ファイルにアクセスするための権限が 444 から 640 に変更されたためです。

    回避策:次のタスクを実行して、.buildinfo ファイルの権限を 444 に変更します。

    1.  vCenter Server Appliance に root としてログインします。
    2. 次のコマンドを実行して、.buildinfo ファイルに関する権限を 640 から 444 に変更します。
      chmod 444 /etc/vmware/.buildinfo
    3. SSL 証明書を置き換えます。
  • Linux にインストールした UMDS に Update Manager Utility が含まれていない
    Linux システムに UMDS をインストールしても、Update Manager Utility はインストールされません。
    回避策:この問題を回避するには、次のいずれかのタスクを実行します。

    • Linux システムで次のコマンドを入力して、データベースをリセットします。
      cd <UMDS_INSTALLATION_DIRECTORY>/bin/ ./vmware-vciInstallUtils -D <DSN> -U <DB_USERNAME> -P <DB_PASSWORD> -I <UMDS_INSTALLATION_DIRECTORY>/bin -L <LOG_DIRECTORY> -C <UMDS_INSTALLATION_DIRECTORY>/bin -T PostgreSQL -O dbcreate
    • Linux システムでプロキシ ホストおよびポートを更新します。
      1. 次のコマンドを入力して、プロキシ ホストとポートを更新します。
        <UMDS_INSTALLATION_DIRECTORY>/bin/vmware-umds -S -p <HOST>:<PORT>
      2. 次のコマンドを入力して、プロキシのユーザー名とパスワードを更新します。
        cd <UMDS_INSTALLATION_DIRECTORY>/bin
        vi downloadConfig.xml
      3. downloadConfig.xml ファイルで proxySettings/username および proxySettings/password パラメータを更新します。
  • Update Manager データベースの DSN に拡張 ASCII 文字が含まれていると Update Manager の移行が失敗することがある
    Update Manager を Windows から vCenter Server Appliance 6.5 に移行する際に、Update Manager データベースの DSN に拡張 ASCII 文字が含まれている場合、移行が失敗します。
    回避策:ASCII 文字を含まないように DSN の名前を変更します。

  • vCenter Server Appliance がインターネットに接続されていないにもかかわらず、Update Manager のパッチのダウンロードに失敗したというエラー メッセージが vSphere Web Client に表示される
    vCenter Server Appliance をデプロイした後、Update Manager サービスは自動的に開始され、事前定義されたパッチ デポからパッチのダウンロードを試みます。サービスの開始時にパッチをダウンロードする処理は、vCenter Server Appliance における Update Manager サービスのオプションであり、vCenter Server Appliance のデプロイ後にデフォルトで有効になります。デプロイ後に vCenter Server Appliance がインターネットに接続されない場合には、vSphere Web Client にログインすると、Update Manager のパッチのダウンロードに失敗したというエラー メッセージが表示されます。このタスクは日次で実行されるため、このエラー メッセージは繰り返し表示されます。
    回避策:vCenter Server Appliance をインターネットに接続しない場合は、vCenter Server Appliance の初回起動で Update Manager のパッチのダウンロードに失敗した後、Update Manager サービスの開始時にパッチのダウンロードを行うオプションを無効にします。これで、Update Manager サービスの開始時に Update Manager のパッチのダウンロードが試行されなくなります。

    次の手順を実行して、Update Manager サービスの開始時に行われるパッチのダウンロードを無効にします。

    1. vSphere Web Client で [ホーム][管理] を選択します。
    2. [デプロイ][システム設定] の順に選択し、[サービス] を選択します。
    3. サービスのリストから [VMware vSphere Update Manager] を選択して、[管理] タブをクリックします。
    4. [編集] をクリックして、[サービスの開始時にパッチをダウンロードする] テキスト ボックスに「False」の値を入力して、[OK] をクリックします。
    5. VMware vSphere Update Manager サービスを再起動します。
  • Update Manager のインストールが Windows Server 2008 R2 で失敗することがある
    データベースがバンドルされた Update Manager を Windows Server 2008 R2 にインストールしようとすると失敗することがあります。
    回避策:Update Manager を以下のオペレーティング システムにインストールします。

    • Windows Server 2008 R2 SP1 Datacenter 64 ビット
    • Windows Server 2008 R2 SP1 Enterprise 64 ビット
    • Windows Server 2008 R2 SP1 Standard 64 ビット
    • Windows Server 2008 R2 SP1 Foundation 64 ビット
    • Windows Server 2008 R2 SP1 Web 64 ビット
    • Windows Server 2008 SP2 Datacenter 64 ビット
    • Windows Server 2008 SP2 Enterprise 64 ビット
    • Windows Server 2008 SP2 Standard 64 ビット
    • Windows Server 2008 SP2 Foundation 64 ビット
    • Windows Server 2008 SP2 Web 64 ビット
  • Microsoft .NET Framework 4 がインストールされたシステムに、Update Manager を組み込みの Microsoft SQL 2012 データベースと共にインストールすると失敗する
    ホスト マシンが Microsoft .NET Framework 4 を使用する場合、Update Manager を組み込みの Microsoft SQL 2012 データベースと共にインストールしようとすると失敗します。次のエラー メッセージが表示されます。

    「SQL のインストールに失敗しました」

    回避策:この問題を回避するには、次の手順を実行します。

    1. Update Manager をインストールしようとするマシンで、Microsoft .NET Framework 4 の使用を要求するすべてのサービスをシャットダウンして無効にします。
    2. Microsoft .NET Framework 4 コンポーネントをアンインストールします。
    3. コマンド プロンプト ウィンドウを開き、C:\Windows\Microsoft.NET\Framework\v2.0.50727 に変更します。
    4. 次のコマンドを実行して構成フォルダに security.config と security.config.cch ファイルを作成します。
      Caspol.exe -all -reset
    5. パスを C:\Windows\Microsoft.NET\Framework64\v2.0.50727 に変更します。
    6. 次のコマンドを実行して構成フォルダに security.config と security.config.cch ファイルを作成します。
      Caspol.exe -all -reset
    7. Microsoft .NET Framework 4 コンポーネントを再度ダウンロードしてインストールします。
    8. インストールが完了したら、Microsoft .NET Framework 4 の使用を要求するすべてのサービスを有効にします。
    9. オペレーティング システムを再起動し、Update Manager と 組み込みの Microsoft SQL 2012 データベースを再度インストールします。
  • Update Manager サーバのインストール中に ASCII 文字以外の文字で DSN を構成すると、英語以外のロケールの Windows システムで Update Manager Client の起動に失敗する
    英語以外のロケールの Windows システムに Update Manager サーバをインストールする場合、サポートされる既存のデータベースを使用し、DSN 名に ASCII 文字以外の文字を使用するオプションを選択すると、インストールは正常に完了します。その後、Update Manager Client をインストールします。Update Manager Client を起動しようとすると、クライアントが起動に失敗し、次のエラーが表示される。

    VMware vSphere Update Manager への接続中にエラーが発生しました。データベースを一時的に使用できないか、ネットワークに問題があります。

    ASCII 文字以外の文字で DSN を構成すると、Update Manager Client の起動に失敗します。
    回避策:Update Manager サーバのインストール中は、ASCII 文字以外の文字を使用しないでください。

  • システムにすでに Microsoft SQL 2008 R2 SP2 データベースがある場合、Update Manager インストーラが応答を停止する
    Update Manager サーバまたは UMDS をインストールしているシステムに Microsoft SQL 2008 R2 SP2 データベースのインスタンスがあっても VIM_SQLEXP インスタンスがない場合、インストーラ データベースにバンドルされたデータベースをインストールするオプションを選択して Update Manager サーバまたは UMDS をインストールしようとすると、インストーラが応答を停止します。
    回避策:この問題を回避するには、次の手順を実行します。

    1. Update Manager サーバまたは UMDS をインストールしているマシンで、コマンド ライン インターフェイスを開いて次のコマンドを入力します。
      .\redist\SQLEXPR\SQLEXPR_x64_ENU.exe /ACTION=install /IACCEPTSQLSERVERLICENSETERMS /SQLSVCACCOUNT="NT AUTHORITY\SYSTEM" /HIDECONSOLE /FEATURES=SQL /SQLSYSADMINACCOUNTS="BUILTIN\ADMINISTRATORS" /NPENABLED="1" /TCPENABLED="1" /INSTANCENAME=VIM_SQLEXP
    2. Update Manager サーバまたは UMDS を再びインストールしてみます。
  • Update Manager をアンインストールしても、vSphere Web Client 内に Update Manager Web Client が残る
    Update Manager をアンインストールしても、[Update Manager] タブが vSphere Web Client の [監視] タブの下に残り、[スキャン] および [添付] ボタンが表示されたままになります。Update Manager サーバのアンインストール後、vSphere Web Client の [Update Manager] タブを選択すると、次のエラー メッセージが表示されます。VMware vSphere Update Manager への接続中にエラーが発生しました。
    回避策:ログアウトし、再度 vSphere Web Client にログインします。

  • トルコ語言語パックを適用した Windows オペレーティング システム上で、バンドルされているデータベースを使用して Update Manager サーバおよび UMDS をインストールしようとすると失敗する
    トルコ語言語パックを適用した Windows オペレーティング システム上で、バンドルされているデータベースを使用して Update Manager サーバおよび UMDS をインストールしようとすると次のエラーが表示されて失敗します。
    エラー 25003。セットアップ中に、データベース テーブルの作成に失敗しました。
    回避策:この問題を回避するには、次のいずれかのタスクを実行します。

    • 英語の言語パックを適用した Windows オペレーティング システムに Update Manager サーバおよび UMDS をインストールします。
    • トルコ語言語パックを適用した Windows オペレーティング システムに Update Manager サーバおよび UMDS をインストールします。データベースは次のいずれかを使用します。
      • Microsoft SQL Server 2012 64 ビット
      • Microsoft SQL Server 2008 R2 64 ビット
      • Oracle 11g R2 64 ビット
  • アップグレード後、Update Manager プラグインがダウンロード タスク中に無効にされることがある
    ダウンロード タスクの実行中、Update Manager と vCenter Server の接続が切断されると、Update Manager プラグインを再度有効にできなくなります。この問題は、Update Manager のアップグレード後に起こることがあります。
    回避策:ダウンロード タスクが完了するまで待って、その次に Update Manager プラグインを有効にしてください。

  • Update Manager をインストールするには、起動ドライブに 600MB 以上の空き容量が Update Manager 用に必要になる
    Update Manager をブート ドライブにインストールする必要はありませんが、いくつかの必須コンポーネントをブート ドライブにインストールする必要があります。これらの必須のコンポーネントと、インストール時に使用される一時ファイルを格納するため、Update Manager 用に 600MB の空き容量がインストール時に必要となります。
    回避策:Update Manager をインストールする前に、600MB 以上の空き容量が起動ドライブ上にあることを確認してください。

スキャン、ステージング、および修正
  • Virtual SAN データ ストアの仮想マシンの合計 CPU 数が 384 個を超える場合、Virtual SAN クラスタの修正に失敗する

    ホストをメンテナンス モードにする必要があるパッチで、384 個以上のアクティブな CPU がある Virtual SAN データ ストアの仮想マシンで Virtual SAN クラスタを修正しようとすると失敗します。 

    回避策:次のいずれかの回避策を実行します。

    • Virtual SAN データ ストアに含まれる仮想マシンをパワーオフして、アクティブな仮想マシンの CPU 数を 384 個未満に維持します。
    • ホストをメンテナンス モード状態にできないために Virtual SAN クラスタの修正に失敗したら、修正に失敗した Virtual SAN クラスタからホストの修正を実行します。
  • パッチのステージングあるいは修正中に、間違った警告メッセージが表示される場合がある
    Update Manager 内でパッチのステージングまたは修正を実行中に、利用できないパッチがあるという間違った警告が表示される場合があります。次の警告メッセージが表示されます。
    修正のために選択したパッチのうちの一部は使用できません。処理を続行しますか?
    回避策:メッセージを無視し、[はい] をクリックしてステージングを継続します。最初に選択したパッチがすべてステージングされます。

  • HA クラスタに属する ESXi 5.x ホストをスキャンまたは修正しようとすると、Update Manager により、コンプライアンスの状態が「互換性なし」と報告される
    HA クラスタに属する ESXi 5.x ホストのアップグレード スキャンを実行しようとすると、Update Manager により、ホストのコンプライアンスの状態が「互換性なし」と報告され、ホストを修正できないことがあります。コンプライアンスの状態が「互換性なし」になるのは、FDM (HA) エージェントの ESXi 5.x ホストへのインストール方法が原因です。vSphere 5.0 以降、FDM エージェントは ESXi ホストに VIB としてインストールされます。VIB が ESXi ホストに対してインストールまたは更新されると、ホストの起動バンクが更新されたことを示すフラグが設定されます。Update Manager はアップグレード スキャンまたは修正を実行しながらこのフラグを確認し、ホストをアップグレードする前にこのフラグを消去するように要求します。ホストを再起動すると、フラグを消去できます。
    HA クラスタに属する ESXi 5.x ホストのアップグレード スキャンを実行しようとすると、Update Manager により、ホストのコンプライアンスの状態が「互換性なし」と報告され、ホストを修正できないことがあります。コンプライアンスの状態が「互換性なし」になるのは、FDM (HA) エージェントの ESXi 5.x ホストへのインストール方法が原因です。vSphere 5.0 以降、FDM エージェントは ESXi ホストに VIB としてインストールされます。VIB が ESXi ホストに対してインストールまたは更新されると、ホストの起動バンクが更新されたことを示すフラグが設定されます。Update Manager はアップグレード スキャンまたは修正を実行しながらこのフラグを確認し、ホストをアップグレードする前にこのフラグを消去するように要求します。ホストを再起動すると、フラグを消去できます。
    回避策:コンプライアンスの状態を「互換性なし」と報告しているホストを再起動します。ホストがオンラインに戻ったら、アップグレード スキャンまたは修正を再実行します。

  • ホストに、パワーオン状態のフォールト トレランス対応の仮想マシンが含まれる場合、ホストの修正が完了しないことがある
    ホスト上に FT が無効のプライマリ仮想マシンがあり、修正ウィザードの [ホストの修正オプション] ページで、タスク失敗 または 再試行 を選択すると、ホストの修正が完了しない場合があります。このような場合、FT が無効になっているパワーオン状態のプライマリ仮想マシンを、パワーオフ状態にしたり、DRS クラスタに移行したりすることはできません。ホストにパワーオン状態の仮想マシンがあると、ホストはメンテナンス モードに切り替えることができず、修正を完了できません。
    回避策:プライマリまたはセカンダリ仮想マシンを含むホストを修正する場合は、次の回避策のいずれかを使用してください。

    • 修正ウィザードの [ホストの修正オプション] ページで、仮想マシンをパワーオフして再試行 または 仮想マシンをサスペンドして再試行 を選択します。
    • 修正を開始する前に、Fault Tolerance 対応の仮想マシンを手動でほかのホストに移行します。
    • DRS クラスタで EVC が有効な場合、ホストがメンテナンス モードに切り替わるときに、FT が無効になっている仮想マシンを自動的に移行することができます。これは、特定のホストで DRS が無効でない場合のみ可能です。
  • [修正の選択] ページに、選択したベースラインのパッチの数が誤って表示されることがある

    [コンプライアンス ビュー] で事前に選択したパッチまたはエクステンション ベースラインに対して vSphere インベントリ オブジェクトを修正する場合、修正ウィザードの最初のページに、修正が必要なパッチの数が誤って表示されることがあります。この場合、インベントリ オブジェクトに添付されたパッチとエクステンション ベースラインが複数あるときに、パッチの数は選択されたベースラインからのみでなく、すべての添付されたベースラインからの準拠しているパッチの数になります。

    回避策:[修正の選択] ページのベースラインまたはグループの選択を変更するか、または最初に [次へ] をクリックして次のページに進んだあとで、[戻る] をクリックして選択ページに戻ります。

  • ホストに十分な空き容量がない場合、ホストのアップグレード スキャンおよび修正が失敗することがある
    ホストのアップグレード スキャンおよび修正が、[AgentInstallFailed] エラー メッセージで失敗することがあります。このエラーは、ESXi ホスト上に十分な空き容量がないために発生している場合があります。
    回避策:ESXi ホストをアップグレードするには、ホストの /tmp ディレクトリに少なくとも 20 MB の空き容量を確保してください。

  • ホスト上のパッチに解決できない競合があるため、一部のパッチでホストの修正に失敗することがある
    ベースライン情報にあるパッチ (たとえば、パッチ A) がホストと競合し、ベースライン情報にあるほかのパッチでその競合を解決できない場合は、ホストのパッチ修正に失敗することがあります。
    回避策:パッチ A の [パッチの詳細] ウィンドウには、競合を解決するためにほかのパッチを使用することを推奨するメッセージが表示されます。推奨事項には、多くのパッチが含まれることもあります。推奨されたパッチの 1 つまたはすべてをベースラインに組み込むことで、競合を解決できる場合があります。詳細については、パッチ A および推奨されたパッチに関するナレッジベースの記事を参照してください。

国際化の問題
  • Partner という単語がローカライズされていない
    [ホーム] > [Update Manager] > [管理] > [ESXi イメージ] > [ESXi イメージをインポート] に移動すると、Update Manager の [ESXi イメージをインポート] ダイアログにある Partner という単語がローカライズされていません。

  • VMware vSphere Update Manager.msi をダブルクリックしたとき、ヒントのメッセージがローカライズされていない
    Update Manager のインストールに必要なすべてのコンポーネントを、.zip ファイルまたは .iso イメージのいずれかからローカルのフォルダに展開する場合、VMware vSphere Update Manager.msi アプリケーションをダブルクリックして実行できます。アプリケーションを実行するとき、ヒントのポップアップにメッセージ [The installer should be started using VMware-UpdateManager.exe] が表示されます。このメッセージは英語で、ローカライズされていません。

  • 名前に ASCII 以外の文字が使用されているディレクトリに Update Manager のインストールおよびパッチのダウンロードを実行できない
    Update Manager のインストール ウィザードでは、Update Manager のインストール先とパッチのダウンロード先の場所を変更できます。名前に ASCII 以外の文字が使用されているフォルダにインストール先の場所またはパッチのダウンロード先の場所を変更すると、エラーが発生する可能性があります。インストール パスおよびユーザー名として、ASCII 文字のみがサポートされます。ただし、ASCII 以外の文字はパスワードとしてはサポートされます。

Update Manager の使用
  • インポート タスクを実行した後に ESXi イメージがリストに表示されない
    ESXi イメージを削除し、しばらくしてから再インポートすると、Update Manager で使用できる ESXi イメージのリストに、インポートしたイメージが表示されません。イメージは実際にはアップロードされていますが、Update Manager 管理ビューの [管理] タブの [ESXi イメージ] に表示されません。vSphere Web Client の更新ボタンを使用しても、ESXi イメージは [インポートされた ESXi イメージ] リストに表示されません。
    回避策:この問題を回避するには、ブラウザの更新ボタンを使用します。

  • vSphere Web Client の Update Manager 管理ビューから、Update Manager のパッチ ストア設定を変更できない
    Update Manager サーバ マシンのホスト名に拡張 ASCII 文字または非 ASCII 文字が含まれている場合は、Update Manager のネットワーク設定で Update Manager パッチ ストアのホスト名と IP アドレスを切り替えようとすると、次の内容のエラー メッセージが表示されて失敗する場合があります。
    「エラー情報: com.vmware.vim.vmomi.core.exception.Unmarsh allException: 応答をアンマーシャルすることができません」
    回避策:Update Manager サーバ マシンのホスト名に ASCII 文字のみを使用します。

  • VMware vCenter Server サービスの再起動後に Update Manager サービスが自動的に起動しない
    vCenter Server が予期せず停止した場合に、VMware vCenter Server サービス(vmware-vpxd サービス)は、自動化されたプロセスによって強制的に再起動されます。しかし、VMware vCenter Server サービスが起動しても、Update Manager サービスは自動的に起動しません。
    回避策:Update Manager サービスを手動で起動します。

  • Linux で実行される Update Manager Utility のヘルプに、Update Manager 証明書を更新するオプションが誤って表示される
    Linux で実行されている Update Manager Utility でヘルプを呼び出すと、引数が説明されている場所に、Update Manager で使用する証明書の更新オプションが表示されます。これは本来表示されないオプションです。
    回避策:なし。このオプションは使用しないでください。

  • 1024 より小さい番号のカスタム ポートを使用するように Update Manager サービスを設定すると、サービスが開始されないことがある
    vSphere Web Client から、VMware vSphere Update Manager サービスで使用するポートをカスタマイズできます。1024 より小さい番号のポートを使用するようにカスタマイズすると、Update Manager サービスを開始できません。これは、1024 より大きい番号のポートがすでに vCenter Server Appliance で使用されており、Update Manager サービスを開始できないため発生します。

    回避策:なし。Update Manager サービスでカスタム ポートを使用するには、1024 より大きい番号のポートを設定します。

  • Update Manager が複数の vCenter Server インスタンスを持つ vSphere 環境で vCenter Server が 1 台しか表示されない
    複数の vCenter Server インスタンスを持つ vSphere 環境で、それらのインスタンスが 1 つの Platform Services Controller に登録されている場合でも、あるいは個々のインスタンスが個別の Platform Services Controller に登録されている場合でも、Update Manager は、Update Manager Client が使用する IP/DNS の vCenter Server インスタンスのみを表示します。
    回避策:なし。どの IP/DNS を Update Manager Client に入力したかに関係なく、インベントリには両方の vCenter Server インスタンスが表示されます。

  • 複数の vCenter Server インスタンスを持つ vSphere 環境で、それらのインスタンスが 1 つのプラットフォーム サービス コントローラに登録されていると、Update Manager の使用に失敗する場合がある
    1 つのプラットフォーム サービス コントローラに登録された 2 台の vCenter Server を持つ vSphere 環境を構成し、Update Manager サーバを各 vCenter Server インスタンスに登録した場合、Update Manager インスタンスの 1 つには正常にログインできますが、2 つ目のインスタンスにログインしようとすると Update Manager Client の接続に失敗します。Update Manager インスタンスにログインできないと、次のエラー メッセージが表示されます。
    「データを取得する権限がありません」
    回避策:vCenter Server インスタンスを管理する vSphere Web Client ですべての vSphere 権限を持つ新規ユーザーを作成し、そのアカウントを使用して、エラーが表示された Update Manager インスタンスにログインします。

  • Update Manager サーバがアップタイムの数日後に vCenter Server インスタンスとの接続を失う場合がある
    Update Manager サーバを数日使用すると、vCenter Server インスタンスとの接続が失われ、Update Manager Client の操作中に次のようなエラーが表示される場合があります。
    「vCenter Server に再ログインするための接続がありません」
    回避策:Update Manager Utility を使用して Update Manager サーバを vCenter Server インスタンスに再接続し、Update Manager サービスを再起動します。

  • 修正時に、Virtual SAN クラスタに含まれるホストをメンテナンス モードにできない場合、詳細情報を含まないシステム エラーが表示される
    修正時に、Virtual SAN クラスタに含まれるホストをメンテナンス モードにできない場合、Virtual SAN に関する一般的なシステム エラーが次のように表示されます。
    一般的なシステム エラーが発生しました:Virtual vSAN エラーのため、操作に失敗しました。
    エラーメッセージには、エラーの原因に関する説明や関連エラー メッセージは含まれません。
    回避策:エラーの原因に関する説明を表示するには、次の手順を実行します。

    1. [最近のタスク] ペインで 詳細表示 をクリックします。
    2. エラー レポートの送信 をクリックし、エラー スタックでエラー原因の詳細を参照してください。
  • Update Manager Utility ではログインに IPv6 アドレスがサポートされない
    vCenter Server マシンの IPv6 アドレスを入力して Update Manager Utility にログインしようとすると、エラーが発生して失敗します。
    回避策:Update Manager Utility に正常にログインするには、vCenter Server のマシン IPv4 アドレスまたはホスト名を入力してください。

  • VMware Update Manager が構成されたプロキシ認証を使用しない
    パッチのダウンロード タスクの開始時に、Update Manager がプロキシ認証を使用するよう構成されているにもかかわらず、Update Manager はプロキシ サーバへの認証に匿名の認証情報を使用します。プロキシ サーバが匿名の認証情報を受け入れない場合は、パッチのダウンロード タスクが失敗することがあります。
    回避策:ローカル管理者権限を持つローカル管理者アカウントまたはドメイン アカウントを使用して Update Manager サービスを実行するように変更します。

  • Update Manager を実行中の仮想マシンが、ホストのアップグレード中にパワーオフされることがある
    DRS クラスタ外では、Update Manager は、vCenter Server または Update Manager 仮想マシンを実行中のホストをアップグレードしません。DRS クラスタ内で、vCenter Server または Update Manager 仮想マシンを実行中のホストで修正タスクを開始すると、DRS は修正が正常に行われるように仮想マシンを別のホストに移行しようとします。Update Manager 仮想マシンを実行しているホストを DRS クラスタから削除してから、vSphere Web Client インベントリ内のデータセンターに追加すると、ホストを修正することが可能になり、Update Manager 仮想マシンがパワーオフされます。
    回避策:修正前に、Update Manager 仮想マシンを実行するホストが DRS クラスタ内にあることを確認するか、Update Manager 仮想マシンを別のホストに移動してください。

  • クローン作成された仮想マシンのコンプライアンス情報を表示できないことがある
    仮想マシンのクローンを作成し、その仮想マシンで Fault Tolerance を有効にし、クローン作成された仮想マシンをパワーオンすると、コンプライアンス情報を表示できないことがあります。コンプライアンス ビューを開くと、エラー [データの取得に失敗しました] が表示されます。

  • パッチのインポート ウィザードにパッチ タイプ情報が表示されない
    新規 Update Manager インストールでオフライン パッチ バンドルを初めてインポートすると、パッチ タイプ情報がパッチのインポート ウィザードに表示されません。[インポートの確認] ページの [タイプ] 列は空です。
    回避策:パッチ タイプ情報が表示されなくても、ウィザードを完了することで、パッチを正常にインポートできます。この問題は、オフライン パッチ バンドルを初めてインポートするときのみに起こります。その後のインポート処理では、パッチ タイプ情報はウィザードに正常に表示されます。

  • Update Manager が、認証済みのプロキシを使用するように構成されている場合、パッチ定義のダウンロード タスクに失敗することがある
    Update Manager サーバが、認証の必要なプロキシ サーバを使用するように構成されている場合、パッチ定義のダウンロード タスクでパッチをダウンロードできないことがあります。
    回避策:プロキシ サーバで匿名ユーザー アクセスを有効にしてください。

  • Update Manager が、有効なダウンロード ソースからアップデートをダウンロードできない
    存在しない HTTPS URL が、[ダウンロード ソースの追加] ウィンドウにアクセス可能として誤表示されることがあります。たとえば、http://mydepot.com の代わりに https://mydepot.com と入力して、URL の検証 をクリックすると、実際のダウンロード ソースが HTTP アドレスでも、検証に成功することがあります。その結果、Update Manager は指定の HTTPS URL アドレスからアップデートをダウンロードできません。
    回避策:その URL を削除して、正しい URL を追加してください。

  • E メール通知設定内のメール アドレスが無効なため、Update Manager が E メール メッセージを送信できない
    パッチおよび通知のダウンロード スケジュールで、新しいパッチまたは通知がダウンロードされたときに E メールを送信するように Update Manager を構成できます。無効なメール アドレスを入力すると、Update Manager が E メールを送信しないことがあります。vCenter Server のメール送信者設定にある SMTP サーバの送信者アカウントと同じドメイン名を持つ無効な メール アドレスを入力すると、Update Manager は (有効なものも含めて) いずれのメール アドレスにも E メールを送信しません。無効なメール アドレスのドメイン名が、vCenter Server のメール送信者設定にある SMTP サーバの送信者アカウントと異なる場合、E メール通知は、Update Manager のE メール通知設定に入力した有効なメール アドレスに正常に送信されます。
    回避策:無効なメール アドレスを E メール通知設定から削除します。

  • Windows Vista では、Update Manager Client でヘルプ用ボタンをどの状況で押しても、Update Manager のデフォルトのヘルプ ページが表示される
    Windows Vista マシンにインストールされた Internet Explorer 7 ブラウザを使用している場合、vSphere Update Manager のコンテキストに応じたヘルプで、関連するヘルプ ページが表示されません。代わりに、ヘルプはデフォルトの vSphere Update Manager ヘルプ ページを表示します。
    回避策:Windows Vista に Service Pack 2 を適用します。詳細については、Microsoft のナレッジベースの記事 (http://support.microsoft.com/kb/942172) を参照してください。

  • 通知 E メールがアンチウイルス ソフトウェアによってブロックされることがある
    あるアンチウイルス ソフトウェアを vCenter Server システムにインストールしている場合、Update Manager から E メール通知を受信しない場合があります。新規にダウンロードしたパッチやその他のスケジュール設定されたタスクに関する通知などの、E メール通知を送信するように Update Manager を構成できます。E メール トラフィックを監視およびブロックするアンチウイルス ソフトウェア (McAfee など) をインストールしている場合、Update Manager からの通知を受信できないことがあります。
    回避策:E メール トラフィックをブロックするアンチウイルス ソフトウェアのルールを無効にします。

  • 仮想マシンで FT がオンになっている場合、Update Manager はそのスナップショットを修正前に作成しない

    FT が有効になっている仮想マシンのスナップショットを作成することはできません。FT がオンになっている仮想マシンを修正し、修正ウィザードで修正前にスナップショットを作成するよう設定した場合でも、Update Manager はこの設定を無視し、仮想マシンのスナップショットを作成しません。

    回避策:FT を無効にし、Update Manager が仮想マシンのスナップショットを作成するように設定してから、マシンの修正を行います。修正後に FT をオンにする場合は、スナップショットを削除してから FT を有効にします。

  • 複数のユーザーが同じ名前のベースラインを同時に作成しようとすると、Update Manager で不明瞭なエラー メッセージが表示されることがある
    複数のユーザーが同じ名前のベースラインを同時に作成しようとすると、Update Manager で [指定したキー、名前、または識別子はすでに存在します] というメッセージが表示されます。このメッセージからは、別のユーザーが同じ名前のベースラインを作成しようとしていることが明確にはわかりません。

  • 複数の通知を含むベースラインをステージングすると、一部の通知が [なし] と表示されることがある
    複数の通知を含むベースラインを正常にステージングしたあと、一部の通知が [ステージング済み]、それ以外の通知が [なし] と表示されることがあります。詳細については、「After you stage a baseline, a bulletin might be shown as Missing instead of Staged」 (KB 1018530) を参照してください。

  • ESX ホストが IPv6 ネットワーク スタック上で実行している場合、Update Manager は Cisco Nexus 1000V VEM のインストールおよびアップグレードに失敗する
    Cisco Nexus 1000V DVS に ESX ホストを追加すると、Update Manager はそのホストに Cisco Nexus 1000V VEM をインストールします。Cisco Nexus 1000V VSM を最新のバージョンにアップグレードすると、Update Manager は DVS に接続されたホスト上の VEM をアップグレードします。ホストが IPv6 ネットワーク スタック上で実行していると、このインストールおよびアップグレード操作は失敗する場合があります。
    回避策:オフライン バンドルを使用して、VEM をホストに手動でインストールするか、ホストの VEM を手動でアップグレードします。

  • VMware Tools のアップグレード中に、不適切なエラー メッセージが [最近のタスク] ペインに表示されることがある
    仮想マシンの VMware Tools のアップグレードを実行する場合、修正が成功しているにもかかわらず、[この仮想マシンで VMware Tools が動作していないため、操作を完了できません] という不適切なエラー メッセージが表示されることがあります。

  • 修正タスクをスケジュール設定すると一連のタスクが生成される
    修正タスクをスケジュール設定すると、[最近のタスク] ペインにいくつかのアクティブなタスクが表示されます。これらのタスクの 1 つに Remediate Entity があります。このタスクは、修正タスクを新規作成した場合に表示されますが、オブジェクトの修正を行う実際の修正タスクではありません。Remediate Entity タスクでは、修正ウィザードの入力内容に基づいて、スケジュール設定された修正のサブタスクが作成されます。

  • 環境がリンク モードの場合、[管理ビュー] および [コンプライアンス ビュー] のクイック スイッチ リンクが適切に動作しないことがある
    vCenter Server システムがリンク モードの一部であり、各 vCenter Server システムに登録された個別の Update Manager インスタンスがある場合、管理ビュー および コンプライアンス ビュー のナビゲーション リンクが適切に動作しないことがあります。たとえば、Update Manager インスタンス 1 が vCenter Server システム 1 に登録されており、Update Manager インスタンス 2 が vCenter Server システム 2 に登録されているとします。vCenter Server システム 1 で管理されているオブジェクトを選択した場合、[Update Manager] タブをクリックし、右上隅にある [管理ビュー] をクリックすると、Update Manager インスタンス 1 の管理ビューが表示されます。[コンプライアンス ビュー] をクリックし、オブジェクトを vCenter Server 2 で管理されているインベントリから選択し、右上隅にある [管理ビュー] をクリックすると、Update Manager インスタンス 1 の管理ビューが再度表示されます。
    回避策[コンプライアンス ビュー] をクリックし、[管理ビュー] を再度クリックすると、Update Manager インスタンス 2 の管理ビューが表示されます。

  • 競合するパッチが修正ウィザードのカウントに算入される
    選択したオブジェクトをパッチ ベースラインを基準としてスキャンしたあとに、いくつかの競合するパッチが [パッチ ベースライン] ウィンドウに表示されることがあります。選択したオブジェクトを修正するとき、オブジェクトにインストールされるパッチとして、競合するパッチが修正ウィザードに表示されますが、修正処理では、競合するパッチの一部のみがインストールされるか、またはインストールされません。

  • Update Manager サービスで多数の一時システム ファイルが \Temp ディレクトリに作成されることがある

    ufa{*}.tmpufa{*}.tmp.LOG{*} といった名前のファイルが Windows の \Temp ディレクトリ(デフォルトの場所は C:\WINDOWS\Temp)に多数作成される場合があります。

    • ufa{*}.tmp ファイル: このファイルは、オフライン仮想マシンをスキャンしている最中に、Update Manager サービスが使用できなくなった場合に作成されます。ufa{*}.tmp ファイルを削除するには次の手順を実行します。次の例では、ufa729F.tmp という名前のファイルを削除することとします。
      1. [スタート] > [ファイル名を指定して実行] の順に選択します。
      2. [ファイル名を指定して実行] ウィンドウで regedit と入力し、Enter キーを押します。
      3. レジストリ エディタで My Computer\HKEY_LOCAL_MACHINE フォルダに移動し、ufa729F.tmp ファイルを選択します。
      4. [ファイル] > [ハイブのアンロード] の順に選択します。
      5. コマンド プロンプト ウィンドウを開きます。
      6. C:\ に移動して、次のコマンドを実行します。 
        del C:\Windows\Temp\ufa729F.tmp
    • ufa{*}.tmp.LOG{*} ファイル:これらのファイルは、レジストリ操作の Windows トランザクション ログ ファイルです。これらは Windows でのレジストリ トランザクションのログ記録用に生成され、使用後に削除されます。ufa{*}.tmp.LOG{*} ファイルは、ほかの Windows 一時ファイルと同様に、Windows のディスク クリーンアップ タスクの中で削除できます。
      ufa{*}.tmp.LOG{*} ファイルを削除するにはの手順を実行します。次の例では、ufaFF50.tmp.LOG2 という名前のファイルを削除することとします。
      1. コマンド プロンプト ウィンドウを開きます。
      2. C:\ に移動して、次のコマンドを実行します。
        del C:\Windows\Temp\ufaFF50.tmp.LOG2
  • Update Manager Web Client が vSphere Web Client に表示されない
    IPv6 アドレスを使用して vCenter Server システムに Update Manager サーバを登録した後、IPv4 アドレスを使用して vSphere Web Client にログインすると、[Update Manager] タブが vSphere Web Client に表示されません。
    回避策:vSphere Web Client に [Update Manager] タブを表示するには、次のいずれかのタスクを実行します。

    • IPv4 を使用して vCenter Server システムに Update Manager サーバを登録した場合は、IPv4 アドレスを使用して vSphere Web Client に接続します。
    • IPv6 を使用して vCenter Server システムに Update Manager サーバを登録した場合は、IPv6 アドレスを使用して vSphere Web Client に接続します。
  • Update Manager Web Client ページにコンプライアンス状態の情報の不整合が表示される場合がある
    Update Manager Web Client 内でベースラインを選択すると、オブジェクトのコンプライアンス状態の情報が添付されたベースライン テーブルおよび [添付されたベースライン グループ] ドロップダウン メニューに表示され、コンプライアンス状態の詳細が添付されたベースライン テーブルに表示されます。
    ユーザーがオブジェクトのコンプライアンス状態に影響を及ぼす操作を実行すると、Update Manager Web Client ページに表示されるコンプライアンス状態の情報に不整合が表示される場合があります。たとえば、Update Manager Client 内でオブジェクトを修正する、オブジェクトを直接更新する、Update Manager Client 内でベースラインのコンテンツを変更する、などの操作はオブジェクトのコンプライアンス状態に影響する場合があります。
    Update Manager Web Client 内でベースラインを選択すると、コンプライアンス状態の詳細には、常にオブジェクトの最新のコンプライアンス状態についての情報が表示されます。ただし、ベースラインは、Update Manager Web Client から開始された前回のスキャン操作から、あるいは vSphere Web Client の前回の更新からのコンプライアンス状態が表示されます。

  • Update Manager Web Client 内の添付されたベースラインが、Update Manager Client 内の添付されたベースラインと異なる
    Update Manager Client 内の vSphere インベントリ オブジェクトにベースラインを添付しても、Update Manager Web Client の添付されたベースライン テーブルには表示されません。
    Update Manager Client 内のベースラインを分離しても、Update Manager Web Client の添付されたベースライン テーブルからは削除されません。
    Update Manager Client 内ですでに分離され、Update Manager Web Client にはまだ表示されているベースラインに対して Update Manager Web Client からスキャンを開始すると、スキャン操作が完了した後に、ベースラインは Update Manager Web Client の添付されたベースライン テーブルから消去されます。
    この動作は、Update Manager Web Client が Update Manager Client から操作を実行した後で自動的にすべてのコンテンツを更新しないために発生します。
    この動作は、ベースラインの場合もベースライン グループの場合も同じです。
    回避策:手動で vSphere Web Client を更新します。

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