vSphere Auto Deploy でプロビジョニングされるホストには、通常、システム ログを保存するための十分なローカル ストレージがありません。これらのホストには、リファレンス ホストを設定し、ホスト プロファイルを保存し、そのホスト プロファイルを必要に応じてほかのホストに適用することで、リモートの Syslog サーバを指定できます。

vSphere Client または esxcli system syslog コマンドを使用して、リファレンス ホスト上に Syslog サーバを設定し、ホスト プロファイルを保存することがベスト プラクティスです。vSphere Client のホスト プロファイル機能から Syslog を設定することもできます。

前提条件

  • リモートの Syslog ホストを使用する場合は、ホスト プロファイルをカスタマイズする前に対象のホストを設定します。
  • vSphere Client および vCenter Server システムにアクセスできることを確認します。

手順

  1. [ホーム] > [ポリシーおよびプロファイル] > [ホスト プロファイル] の順に移動します。
  2. (オプション) 環境内にリファレンス ホストがない場合、[ホスト プロファイルの抽出] をクリックしてホスト プロファイルを作成します。
  3. 設定するホスト プロファイルをクリックし、[管理] タブを選択します。
  4. [プロファイルの編集] をクリックします。
  5. [詳細設定] > [詳細オプション] > [詳細設定オプション] の順に選択します。
    特定のサブプロファイルを選択し、Syslog 設定を編集することができます。
  6. (オプション) 以前に構成された Syslog サーバがない ESXi 5.0 ホストを設定する場合は、詳細構成オプションを作成する必要があります。
    1. [サブプロファイルの追加] アイコンをクリックします。
    2. [詳細オプション] ドロップダウン リストから、[固定オプションを構成] を選択します。
    3. オプションの名前として Syslog.global.loghost を指定し、オプションの値としてホストを指定します。
    バージョン 5.1 以降の ESXi ホスト、または Syslog が設定された ESXi 5.0 ホストを設定する場合、 Syslog.global.loghost は詳細オプションのリストにすでに表示されています。
  7. [保存] をクリックしてホスト プロファイルの設定を完了します。

次のタスク

  • リファレンス ホストで指定した設定でプロビジョニングするすべてのホストに、ホスト プロファイルを適用するルールを作成します。 PowerCLI セッションでルールを作成する方法については、ルールの記述とホストへのホスト プロファイルの割り当てを参照してください。
  • vSphere Auto Deploy がすでにプロビジョニングされているホストの場合は、テストを実行し、 PowerCLI セッションでコンプライアンスを修正します。ルールのコンプライアンスのテストおよび修復を参照してください。
  • プロビジョニングされていないホストをパワーオンし、新しいホスト プロファイルを使用して、それらのホストがプロビジョニングされるようにします。