レガシー BIOS システムで ESXi インストーラを起動するには、PXELINUX 構成ファイルが必要となります。この構成ファイルでは、PXELINUX や gPXELINUX を含むすべての SYSLINUX 構成に関して、ターゲットの ESXi ホストが起動して TFTP サーバに接続するときにそのホストに表示するメニューを定義します。

このセクションでは、PXELINUX 構成ファイルに関する全般的な情報を取り上げます。その例については、DHCP の構成例を参照してください。

構文の詳細については、SYSLINUX の Web サイト (http://www.syslinux.org/) を参照してください。

必要なファイル

PXE の構成ファイルには、次のファイルへのパスを含める必要があります。

  • mboot.c32 はブート ローダです。
  • boot.cfg はブート ローダ構成ファイルです。

boot.cfg ファイルについてを参照してください。

PXE 構成ファイルのファイル名

PXE 構成ファイルのファイル名には、次のいずれかのオプションを選択します。

  • 01-mac_address_of_target_ESXi_host。例: 01-23-45-67-89-0a-bc
  • ターゲット ESXi ホストの IP アドレスの 16 進表記。
  • default
初期起動ファイル pxelinux.0 または gpxelinux.0 は、次の順序で PXE 構成ファイルのロードを試行します。
  1. ARP タイプ コード(イーサネットは 01)をプリフィックスとする、ターゲット ESXi ホストの MAC アドレスが試されます。
  2. これに失敗した場合は、ターゲット ESXi システムの IP アドレスの 16 進表記が試されます。
  3. 最後に、default というファイルのロードが試されます。

PXE の構成ファイルの場所

ファイルを TFTP サーバの /tftpboot/pxelinux.cfg/ に保存します。

たとえば、このファイルは TFTP サーバの /tftpboot/pxelinux.cfg/01-00-21-5a-ce-40-f6 に保存できます。ターゲット ESXi ホストのネットワーク アダプタの MAC アドレスは 00-21-5a-ce-40-f6 です。