vSphere Auto Deploy でプロビジョニングされるホストには、コア ダンプを保存するためのローカル ディスクがありません。ESXCLI コマンドを使用して ESXi Dump Collector を構成し、デバッグ中に使用できるようにコア ダンプをネットワーク サーバに保持することができます。
コア ダンプは、ホストで障害が発生した時の、動作中のメモリの状態です。デフォルトでは、コア ダンプはローカル ディスクに保存されます。ESXi Dump Collector は、vSphere Auto Deploy に特に有用ですが、すべての ESXi ホストでサポートされます。ESXi Dump Collector は、コア ダンプのローカル ディスクへの送信などその他のカスタマイズをサポートし、vCenter Server 管理ノードに含まれています。
IPv6 を使用し、ESXi ホストと ESXi Dump Collector の両方を同じローカル リンクで使用する場合は、その両方で、ローカル リンク スコープの IPv6 アドレスまたはグローバル スコープの IPv6 アドレスのどちらかを使用できます。
IPv6 を使用し、ESXi と ESXi Dump Collector が異なるホストに存在する場合は、その両方でグローバル スコープの IPv6 アドレスが必要になります。トラフィックは、デフォルトの IPv6 ゲートウェイを介して経路選択されます。
前提条件
ESXi Dump Collector を使用するようにホストを構成するには、vCLI をインストールします。トラブルシューティングが必要な場合は、代わりに ESXi Shell 内の ESXCLI を使用できます。
手順
結果
ESXi Dump Collector を設定したホストは、指定された VMkernel の NIC とオプションのポートを使用することによって、指定されたサーバにコア ダンプを送信するように構成されます。
次のタスク
- リファレンス ホストで指定した設定でプロビジョニングするすべてのホストに、ホスト プロファイルを適用するルールを作成します。 PowerCLI セッションでルールを作成する方法については、ルールの記述とホストへのホスト プロファイルの割り当てを参照してください。
- vSphere Auto Deploy がすでにプロビジョニングされているホストの場合は、テストを実行し、 PowerCLI セッションでコンプライアンスを修正します。ルールのコンプライアンスのテストおよび修復を参照してください。
- プロビジョニングされていないホストをパワーオンし、新しいホスト プロファイルを使用して、それらのホストがプロビジョニングされるようにします。