ESXi ホストで発生した問題の原因が特定できない場合は、システム構成をリセットできます。

システム構成に変更を加えると、ネットワークおよびデバイスへの接続の問題を含むさまざまな問題につながる場合があります。システム構成をリセットすると、そのような問題を解決できる可能性があります。システム構成をリセットしても問題が解決されない場合は、初期設定以降に加えられた変更を問題の原因から除外することができます。

構成をリセットすると、ソフトウェアは構成に加えたすべての変更をオーバーライドし、管理者アカウント (root) のパスワードを削除したあと、ホストを再起動します。IP アドレスの設定やライセンス構成など、ハードウェア ベンダーによる構成の変更も削除される場合があります。

構成をリセットしても、その ESXi ホストの仮想マシンは削除されません。構成をデフォルトにリセットしたあと仮想マシンを認識できなくなりますが、ストレージを再構成し、仮想マシンを再登録することで再び表示されるようになります。

注意: 構成をデフォルトにリセットすると、ホストにアクセスしているユーザーの接続は失われます。

前提条件

構成をリセットする前に、 ESXi 構成をリストアする必要が生じた場合に備えて構成をバックアップします。

手順

  1. vSphere CLI の vicfg-cfgbackup コマンドを使用して構成をバックアップします。
  2. ダイレクト コンソールから、[システム構成をリセット] を選択して [Enter] を押します。
  3. [F11 ] を押して確認します。

結果

システムは、すべての設定をデフォルト値にリセットしたあと再起動します。