Auto Deploy を使用して ESXi6.7 ホストをインストールする場合、または VMFS ボリューム上のスクラッチ ディレクトリ内のデフォルトの場所とは別にログ ディレクトリを設定する場合、システム ログ用の十分な空き容量を用意するため、現在のログ サイズとローテーション設定の変更が必要になることがあります。
vSphere のすべてのコンポーネントではこのインフラストラクチャを使用しています。このインフラストラクチャでのログ容量のデフォルト値は、使用可能なストレージの量、およびシステム ログの構成内容に応じて変わります。Auto Deploy を使用してデプロイしたホストでは、ログが RAM ディスクに保存されます。つまり、ログに使用できる容量はわずかです。
ホストが Auto Deploy を使用してデプロイされている場合は、次のいずれかの方法でログ ストレージを再構成してください。
- ネットワーク経由でリモート コレクタにログをリダイレクトする。
- NAS ストアまたは NFS ストアにログをリダイレクトする。
NAS ストアや NFS ストアなどの非デフォルト ストレージにログをリダイレクトする場合は、ディスクにインストールされたホストのログ サイズとローテーションも再構成できます。
デフォルト構成を使用する ESXi ホストのログ ストレージを再構成する必要はありません。このストレージは、VMFS ボリュームのスクラッチ ディレクトリにログを格納します。これらのホストについては、ESXi6.7 によって、インストールに最も適した方法でログが構成され、ログ メッセージの保存に十分な空き容量が用意されます。
ログ | ログ ファイルの最大サイズ | 維持するローテーション数 | 必要な最小ディスク容量 |
---|---|---|---|
管理エージェント (hostd) | 10 MB | 10 | 100 MB |
vCenter Server エージェント (vpxa) | 5 MB | 10 | 50 MB |
vSphere HA エージェント (フォールト ドメイン マネージャ (fdm)) | 5 MB | 10 | 50 MB |
リモート ログ サーバの設定方法の詳細については、ESXi ホストでの Syslog の構成を参照してください。