vSphere Auto Deploy を使用してホストに対応するルールを変更し、コンプライアンスのテストおよび修復操作を実行することで、 PowerCLI セッションで新しいイメージ プロファイルを使用するホストを再プロビジョニングすることができます。
ホストの再プロビジョニングにはいくつかのオプションがあります。
- 使用する VIB でライブ アップデートがサポートされる場合は、esxcli software vib コマンドを使用できます。その場合は、新しい VIB を含むイメージ プロファイルを使用するように、ルール セットを更新する必要もあります。
- テスト時に、Apply-EsxImageProfile コマンドレットを使用して個々のホストにイメージ プロファイルを適用し、ホストを再起動して変更を有効にすることができます。Apply-EsxImageProfile コマンドレットは、ホストとイメージ プロファイルの関連付けを更新しますが、ホストに VIB をインストールすることはしません。
- その他すべての場合は、この手順を実行します。
手順
- PowerShell プロンプトで Connect-VIServer PowerCLI コマンドレットを実行し、vSphere Auto Deploy が登録される vCenter Server システムに接続します。
Connect-VIServer ipv4_or_ipv6_address
この コマンドレットはサーバ証明書の警告を返す場合があります。本番環境では、サーバ証明書の警告が表示されないことを確認します。開発環境では、この警告は無視できます。
- 使用するイメージ プロファイルが格納されているパブリックなソフトウェア デポを特定するか、vSphere ESXi Image Builder を使用してカスタム イメージ プロファイルを定義します。
- Add-EsxSoftwareDepot を実行して、イメージ プロファイルが含まれるソフトウェア デポを PowerCLI セッションに追加します。
デポのタイプ |
コマンドレット |
リモート デポ |
Add-EsxSoftwareDepot depot_url を実行します。 |
ZIP ファイル |
- ZIP ファイルをローカル ファイル パスにダウンロードするか、 PowerCLI マシンにローカルなマウント ポイントを作成します。
- Add-EsxSoftwareDepot C:\file_path\my_offline_depot.zip を実行します。
|
- Get-EsxImageProfile を実行してイメージ プロファイルのリストを表示し、使用するプロファイルを決定します。
- Copy-DeployRule を実行し、ReplaceItem パラメータを指定して、イメージ プロファイルをホストに割り当てるルールを変更します。
次のコマンドレットは、
my_new_imageprofile プロファイルを使用して、ルールがホストに割り当てる現在のイメージ プロファイルを置き換えます。コマンドレットが完了すると、
myrule で新しいイメージ プロファイルがホストに割り当てられます。古いバージョンの
myrule は、名前が変更され、非表示になります。
Copy-DeployRule myrule -ReplaceItem my_new_imageprofile
- イメージをデプロイする各ホストのルール コンプライアンスをテストします。
- ルール セットのコンプライアンスをテストするホストにアクセスできることを確認します。
Get-VMHost -Name ESXi_hostname
- そのホストのルール セットのコンプライアンスをテストし、後で使用するために、戻り値を変数にバインドするコマンドレットを実行します。
$tr = Test-DeployRuleSetCompliance ESXi_hostname
- ルール セットの内容と、ホストの構成の間の差異を確認します。
システムは、新しいルール セットのコンプライアンスをテストするホストがアクティブなルール セットを遵守している場合、現在の項目と想定される項目のテーブルを返します。
CurrentItem ExpectedItem
----------- ------------
my_old_imageprofilemy_new_imageprofile
- ホストの次の起動時に、変更されたルール セットを使用するように、ホストを修復します。
Repair-DeployRuleSetCompliance $tr
- 新しいイメージ プロファイルを使用して再プロビジョニングするホストを再起動します。