Windows ホスト マシンに Platform Services Controller をインストールした後、または Platform Services Controller アプライアンスをデプロイした後は、vCenter Server および vCenter Server のコンポーネントをインストールし、デプロイされた Platform Services Controller にその vCenter Server インスタンスを接続することができます。
手順
- ソフトウェアのインストール ディレクトリで autorun.exe ファイルをダブルクリックし、インストーラを起動します。
- [vCenter Server for Windows] を選択して、[インストール] をクリックします。
- インストール ウィザードのプロンプトに従い、[ようこそ] ページを確認して使用許諾契約書に同意します。
- [vCenter Server] を選択し、[次へ] をクリックします。
- システム ネットワーク名をできれば固定 IP アドレスで入力し、[次へ] をクリックします。
重要: 入力する名前は、システムの SSL 証明書でエンコードされます。各コンポーネントは、この名前を使用して相互に通信します。システム名は、固定 IP アドレスか完全修飾ドメイン名 (FQDN) にする必要があります。システム名は変更されないようにしてください。インストールの完了後はシステム名を変更できません。
- すでにインストールまたはデプロイ済みの Platform Services Controller のシステム名、vCenter Single Sign-On サーバとの通信で使用する HTTPS ポート、および vCenter Single Sign-On のパスワードを入力し、[次へ] をクリックします。
重要: 必ず、
Platform Services Controller のインストール時に指定した IP アドレスか FQDN のどちらかを使用してください。
Platform Services Controller のシステム名として FQDN を指定した場合は IP アドレスを使用することができなくなり、その逆もできなくなります。
vCenter Server からのサービスが
Platform Services Controller で実行されているサービスに接続すると、証明書が検証されます。IP アドレスまたは FQDN が変更されている場合には検証に失敗し、
vCenter Server は
Platform Services Controller に接続できなくなります。
- リモート マシンによって送信された証明書を承認します。
- vCenter Server サービス アカウントを選択して、[次へ] をクリックします。
注: vSphere 6.5 以降、
vCenter Server サービスは、Windows SCM のスタンドアローン サービスではなく、VMware Service Lifecycle Manager サービスの子プロセスとして実行されます。
オプション |
説明 |
Windows ローカル システム アカウントを使用 |
vCenter Server サービスが、Windows ローカル システム アカウントで実行されます。 このオプションを選択すると、統合 Windows 認証を使用して外部のデータベースに接続できなくなります。 |
ユーザー サービス アカウントを指定 |
vCenter Server サービスが、指定されたユーザー名とパスワードを持つ管理者ユーザー アカウントで実行されます。
重要: 指定するユーザー認証は、ローカル管理者グループに所属し、
サービスとしてログイン権限を持つユーザーである必要があります。
|
- 使用するデータベースのタイプを選択して、[次へ] をクリックします。
オプション |
説明 |
組み込みのデータベース (PostgreSQL) を使用 |
vCenter Server は、組み込みの PostgreSQL データベースを使用します。このデータベースは、小規模のデプロイに適しています。 |
外部データベースの使用 |
vCenter Server では、既存の外部データベースが使用されます。
- 利用可能な DSN のリストからデータベースを選択します。
- DSN のユーザー名とパスワードを入力します。
データベースが Windows NT 認証を使用している場合は、ユーザー名とパスワードのテキスト ボックスが無効になります。 |
- コンポーネントごとに、デフォルトのポート番号をそのまま使用するか、別のサービスでデフォルトのポート番号が使用されている場合は別のポート番号を入力して、[次へ] をクリックします。
- (オプション) デフォルトのインストール先フォルダを変更して、[次へ] をクリックします。
重要: 感嘆符 (!) で終わるフォルダは使用しないでください。
- インストール設定の概要を確認し、[インストール] をクリックしてインストールを開始します。
- (オプション) インストールが終了したら、[vSphere Client の起動] をクリックして、vSphere Client を開始し、vCenter Server にログインします。
- [終了] をクリックしてインストーラを閉じます。
結果
vCenter Server は評価モードでインストールされます。vCenter Server は、vSphere Web Client を使用することによって有効にできます。vCenter Server の有効化の詳細については、『vCenter Server およびホストの管理』を参照してください。