Windows ホスト マシンに Platform Services Controller をインストールした後、または Platform Services Controller アプライアンスをデプロイした後は、vCenter Server および vCenter Server のコンポーネントをインストールし、デプロイされた Platform Services Controller にその vCenter Server インスタンスを接続することができます。

前提条件

手順

  1. ソフトウェアのインストール ディレクトリで autorun.exe ファイルをダブルクリックし、インストーラを起動します。
  2. [vCenter Server for Windows] を選択して、[インストール] をクリックします。
  3. インストール ウィザードのプロンプトに従い、[ようこそ] ページを確認して使用許諾契約書に同意します。
  4. [vCenter Server] を選択し、[次へ] をクリックします。
  5. システム ネットワーク名をできれば固定 IP アドレスで入力し、[次へ] をクリックします。
    重要: 入力する名前は、システムの SSL 証明書でエンコードされます。各コンポーネントは、この名前を使用して相互に通信します。システム名は、固定 IP アドレスか完全修飾ドメイン名 (FQDN) にする必要があります。システム名は変更されないようにしてください。インストールの完了後はシステム名を変更できません。
  6. すでにインストールまたはデプロイ済みの Platform Services Controller のシステム名、vCenter Single Sign-On サーバとの通信で使用する HTTPS ポート、および vCenter Single Sign-On のパスワードを入力し、[次へ] をクリックします。
    重要: 必ず、 Platform Services Controller のインストール時に指定した IP アドレスか FQDN のどちらかを使用してください。 Platform Services Controller のシステム名として FQDN を指定した場合は IP アドレスを使用することができなくなり、その逆もできなくなります。 vCenter Server からのサービスが Platform Services Controller で実行されているサービスに接続すると、証明書が検証されます。IP アドレスまたは FQDN が変更されている場合には検証に失敗し、 vCenter ServerPlatform Services Controller に接続できなくなります。
  7. リモート マシンによって送信された証明書を承認します。
  8. vCenter Server サービス アカウントを選択して、[次へ] をクリックします。
    注: vSphere 6.5 以降、 vCenter Server サービスは、Windows SCM のスタンドアローン サービスではなく、VMware Service Lifecycle Manager サービスの子プロセスとして実行されます。
    オプション 説明
    Windows ローカル システム アカウントを使用 vCenter Server サービスが、Windows ローカル システム アカウントで実行されます。

    このオプションを選択すると、統合 Windows 認証を使用して外部のデータベースに接続できなくなります。

    ユーザー サービス アカウントを指定 vCenter Server サービスが、指定されたユーザー名とパスワードを持つ管理者ユーザー アカウントで実行されます。
    重要: 指定するユーザー認証は、ローカル管理者グループに所属し、 サービスとしてログイン権限を持つユーザーである必要があります。
  9. 使用するデータベースのタイプを選択して、[次へ] をクリックします。
    オプション 説明
    組み込みのデータベース (PostgreSQL) を使用 vCenter Server は、組み込みの PostgreSQL データベースを使用します。このデータベースは、小規模のデプロイに適しています。
    外部データベースの使用 vCenter Server では、既存の外部データベースが使用されます。
    1. 利用可能な DSN のリストからデータベースを選択します。
    2. DSN のユーザー名とパスワードを入力します。

    データベースが Windows NT 認証を使用している場合は、ユーザー名とパスワードのテキスト ボックスが無効になります。

  10. コンポーネントごとに、デフォルトのポート番号をそのまま使用するか、別のサービスでデフォルトのポート番号が使用されている場合は別のポート番号を入力して、[次へ] をクリックします。
  11. (オプション) デフォルトのインストール先フォルダを変更して、[次へ] をクリックします。
    重要: 感嘆符 (!) で終わるフォルダは使用しないでください。
  12. インストール設定の概要を確認し、[インストール] をクリックしてインストールを開始します。
  13. (オプション) インストールが終了したら、[vSphere Client の起動] をクリックして、vSphere Client を開始し、vCenter Server にログインします。
  14. [終了] をクリックしてインストーラを閉じます。

結果

vCenter Server は評価モードでインストールされます。vCenter Server は、vSphere Web Client を使用することによって有効にできます。vCenter Server の有効化の詳細については、『vCenter Server およびホストの管理』を参照してください。