vCenter Server用の SQL Server データベースとユーザーを作成して設定した後、vCenter Server のインストール先となるマシンに 64 ビットの DSN を作成する必要があります。vCenter Serverのインストール中、vCenter Server とデータベースの間の接続を確立するためにその DSN を使用します。
vCenter Serverで SQL Server を使用する場合、マスター データベースや他のシステム データベースを使用しないでください。
SQL Server の ODBC 接続の具体的な構成方法については、Microsoft SQL ODBC のドキュメントを参照してください。
前提条件
SQL Native Client バージョン 10 または 11 をデプロイします。
手順
- vCenter Serverのインストール先となるマシンで、 の順に選択します。
- [システム DSN] タブで、既存の SQL Server の ODBC 接続を変更するか、新規の ODBC 接続を作成します。
- [名前] テキスト ボックスに、ODBC データ ソース名 (DSN) を入力します。
たとえば、
VMware vCenter Server と入力します。
- (オプション) [説明] テキスト ボックスに、ODBC DSN の説明を入力します。
- [サーバ] テキスト ボックスに、SQL Server の IP アドレスまたは完全修飾ドメイン名 (FQDN) を入力します。デフォルト以外のポートを使用して SQL Server にアクセスする場合は、カスタム ポートをコンマで区切って入力します。
たとえば、SQL Server の IP アドレスが 10.160.10.160 で、カスタム ポート 8347 を使用してサーバにアクセスする場合は、
10.160.10.160,8347 と入力します。
注: データベース サーバ エイリアスは DSN の作成に使用できません。
- 認証方法を選択します。
- [統合 Windows 認証]。
サービス プリンシパル名 (SPN) を追加で入力することもできます。
重要:
vCenter Serverサービスが Microsoft Windows のビルトイン システム アカウントで実行されている場合、このオプションは使用できません。
- [SQL Server 認証]。
SQL Server のログイン名とパスワードを入力します。
- [既定のデータベースを以下のものに変更する] メニューから vCenter Server システム用に作成したデータベースを選択します。
- [終了] をクリックします。
- [ODBC Microsoft SQL Server セットアップ] メニューから [データ ソースのテスト] を選択し、[OK] をクリックしてデータ ソースをテストします。
- SQL Agent がデータベース サーバで実行されていることを確認します。