外部のデプロイで Platform Services Controller の高可用性を確保するには、vCenter Single Sign-On ドメインに、2 つ以上の参加済み Platform Services Controller インスタンスをインストールするかデプロイする必要があります。サードパーティのロード バランサを使用する場合は、ダウンタイムのなしの自動フェイルオーバーを確実に実行することができます。
注: 外部の
Platform Services Controller を使用する
vCenter Server 展開環境は、今後の vSphere リリースではサポート対象外となる予定です。
vCenter Server 展開環境への展開またはアップグレードには、組み込みの
Platform Services Controller を使用してください。詳細については、ナレッジベースの記事
KB60229 を参照してください。
ロード バランサを使用する Platform Services Controller
サイトごとにサードパーティのロード バランサを使用して、そのサイトに対して自動フェイルオーバーに対応する Platform Services Controller 高可用性を構成することができます。ロード バランサの背後の Platform Services Controller インスタンスの最大数については、『構成の上限』ドキュメントを参照してください。
重要: ロード バランサの背後で
Platform Services Controller の高可用性を構成するには、
Platform Services Controller インスタンスが同じオペレーティング システム タイプである必要があります。ロード バランサの背後では、オペレーティング システム タイプが異なる
Platform Services Controller インスタンスはサポートされていません。
vCenter Server インスタンスはロード バランサに接続されます。Platform Services Controller インスタンスが応答を停止した場合、ロード バランサはその他の機能する Platform Services Controller インスタンス間で負荷を自動的に分散し、ダウンタイムを発生させません。
vCenter Single Sign-On サイト間でロード バランサを使用する Platform Services Controller
vCenter Single Sign-on ドメインが複数のサイトにまたがる場合があります。自動フェイルオーバーに対応する Platform Services Controller 高可用性をドメイン全体で確保するには、各サイトに個別のロード バランサを構成する必要があります。
ロード バランサを使用しない Platform Services Controller
ロード バランサがない同一のサイトに複数の Platform Services Controller インスタンスを参加させる場合、そのサイトに対して、手動フェイルオーバーに対応する Platform Services Controller 高可用性を構成します。
注: vCenter Single Sign-On ドメインに 3 つ以上の
Platform Services Controller インスタンスがある場合は、リング トポロジを手動で作成できます。リング トポロジがあると、いずれかのインスタンスに障害が発生したときに
Platform Services Controller の信頼性が確保されます。リング トポロジを作成するには、デプロイした最初と最後の
Platform Services Controller インスタンスに対して
/usr/lib/vmware-vmdir/bin/vdcrepadmin -f createagreement コマンドを実行します。
vCenter Single Sign-On サイト間でロード バランサを使用しない Platform Services Controller