vSphereでは、複数のコンポーネントをアップグレードできます。アップグレードに必要な一連のタスクを理解することは、vSphereアップグレードの成功に不可欠です。
vSphereのアップグレードには次のタスクが含まれます。
- vSphereリリース ノートを参照します。
- 構成をバックアップしたことを確認します。
- vSphere システムに VMware のソリューションまたはプラグインが含まれる場合は、それらが vCenter ServerまたはvCenter Server Appliance のアップグレード後のバージョンと互換性があることを確認します。http://www.vmware.com/resources/compatibility/sim/interop_matrix.phpに掲載されている『VMware 製品の相互運用性マトリックス』を参照してください。
- vSphere システムに Platform Services Controllerが含まれている場合は、Platform Services Controller アプライアンス 6.0 をバージョン 6.7 にアップデートします。
- vCenter Serverをアップグレードします。
vCenter Server のアップグレード プロセスの概要を参照してください。
- vSphere Update Managerを使用している場合は、これをアップグレードします。VMware vSphere Update Managerのドキュメントを参照してください。
- ログ ファイル用に十分なディスク ストレージを確保するために、リモート ログ用に Syslog サーバを設定することを検討します。リモート ホスト上でログ作成を設定することは、ローカル ストレージ容量の少ないホストでは特に重要です。
詳細な手順については、『ESXi アップグレード』を参照してください。
- 仮想マシンと仮想アプライアンスを、手動でアップグレードするか、または vSphere Update Managerを使用して組織的にアップグレードします。
詳細な手順については、『ESXi アップグレード』を参照してください。
vSphere のアップグレード時に、データの損失を回避し、ダウンタイムを最小限にするため、すべての手順を順番通りに実行する必要があります。各コンポーネントのアップグレード プロセスは、1 方向にしか実行できません。たとえば、vCenter Server6.7 へのアップデートが完了した後、vCenter Server バージョン 6.0 またはバージョン 6.5 に戻すことはできません。 元のソフトウェアをリストアするには、バックアップおよび適切なプランを立てる必要があります。