vCenter Server Appliance 管理インターフェイスを使用して、履歴データのバックグラウンド移行を監視および管理できます。

vCenter Server Appliance 管理インターフェイスを使用すると、次のデータ管理タスクを実行できます。
  • データ移行の進行状況を監視する。
  • データ移行を一時停止する。
  • データ移行をキャンセルする。

前提条件

  • vCenter Server Appliance が正常にデプロイされ、実行されていることを確認します。
  • 旧バージョンの vCenter Server で使用される外部データベースから、バージョン 6.7 の vCenter Server Appliance で使用される組み込みの PostgreSQL データベースに履歴データをインポートするように、選択している必要があります。既存の vCenter Server Appliance からのデータ転送を参照してください。

手順

  1. Web ブラウザで、vCenter Server Appliance 管理インターフェイス (https://appliance-IP-address-or-FQDN:5480) に移動します。
  2. root としてログインします。
    デフォルトの root パスワードは、 vCenter Server Appliance のデプロイ時に設定したパスワードです。
  3. vCenter Server Appliance 管理インターフェイスの上部にあるステータス バーには、移行元の vCenter Server から、移行先 vCenter Server Appliance で使用される組み込みの PostgreSQL データベースにコピーされたデータの割合 (%) が表示されます。
  4. データ移行を一時停止またはキャンセルするには、[管理] をクリックします。
    オプション 説明
    一時停止 データ移行時に vCenter Server のパフォーマンスが最適化されなくなる場合があります。移行を一時停止すると、vCenter Server のパフォーマンスが向上します。このプロセスは、業務上のニーズに支障のない時間帯に再開できます。
    再開 vCenter Server デプロイの業務上のニーズに支障のない時間帯に、データ移行を再開できます。
    キャンセル

    データのインポートをキャンセルすると、履歴データは組み込みの PostgreSQL データベースにインポートされません。この操作をキャンセルすると、データをリカバリすることはできません。

    インポート プロセスをキャンセルしてから、後になって履歴データをインポートする必要がある場合は、GUI インストーラのステージ 1 からアップグレードまたは移行プロセスを再開する必要があります。

結果

データが完全に移行されると、 vCenter Server Appliance 管理インターフェイスのステータス バーに成功を示すメッセージが表示されます。